カリキュラム

科目詳細

マーケティング・経営戦略基礎 講座詳細

激変する環境下での戦略立案の考え方と売れる仕組みづくりを学ぶ

ビジネススクールで扱う経営戦略・マーケティング領域の全体像と、代表的なフレームワークやその使い方を実際の国内外の企業ケースの分析を通じて理解し、身につけることを狙いとしています。3ヶ月全6回(1回3時間)のクラスで使用するケース(企業事例)や教材、得られる学びは体験クラス&説明会にてご確認できます。

知識・資格・経験により、本科入学時に受講が免除となる場合があります(※免除には申請が必要です)。詳細はこちらをご覧ください。

  • 基本
  • マーケ

    戦略
  • 必修
    科目
  • 1.5
    単位
  • 単科生
    受講・
  • 全6回
  • 35人
    CLASS
  • インタラ
    クティブ・
    レクチャー
  • 事前
    動画
    学習

科目概要

本科目は、ビジネススクールで扱う経営戦略・マーケティング領域の全体像と、代表的なフレームワークやその使い方を実際の国内外の企業ケースの分析を通じて理解し、身につけることを狙いとしています。

グロービスでは、マーケティングとは「顧客に買ってもらえる仕組みを作ること」、経営戦略とは「企業や事業の目的を達成するために構造化されたアクションプラン」と定義づけており、「マーケティング」や「経営戦略」だけでなく、ケースメソッド形式の科目において必要となる、ビジネス分析の基本的な視点と枠組みを提供します。

経営のフレームワークは、「知識として知っている」だけでは役に立ちません。この科目では、書籍ではほとんど解説されないフレームワークの実践的な使いこなし方のコツを体感することに主眼を置きます。

毎回の学習はインタラクティブなレクチャーと、国内外の企業事例を短くまとめたショートケースを使った演習との組み合わせで進められます。受講者は予習と復習を徹底することが必要です。

※この科目では事前知識のインプットとして、予習段階で動画学習を行っていただきます。

マーケティング・経営戦略基礎 科目紹介(1分52秒)

受講対象者

経営戦略やマーケティングの実務経験がない、または本領域のフレームワークを知らないという方はもちろんですが、自分の経験とセオリーとのギャップを確認しておきたいという方にも本科目の受講を推奨します。

こんな方にお勧め

  • 自分なりの市場の見方や判断軸を持ちたい方
  • 3CやSWOT分析などの基本的なフレームワークを理解し、仕事でつかえるようになりたい方
  • 売上低迷の原因を突き止め、効果的な施策を打ちたいと考えている方
  • 自社の戦略や戦略策定のプロセスを深く理解したい方

この科目の受講をご検討の方へ

全国のキャンパス及びオンラインにて、「クリティカル・シンキング」の体験クラスを随時開催しています。グロービスの実践的な授業をご自身の目でぜひご確認ください。また、体験クラスの前後でスクールの説明会と個別相談を行っています。科目選択の方法や仕事との両立方法などをご案内しています。

※この科目の受講形式は、通学もしくはオンラインとなります。通学クラスとオンラインクラスの違いについては、こちらのページをご確認ください。
※この科目は、単科生制度の対象科目です。単科生制度についてはこちらのページをご確認ください。

各回のテーマとケース

Day1

セッション A
テーマ :
事業戦略における環境分析(前半)
ケース :
QBハウス
セッション B
テーマ :
事業戦略における環境分析(後半)
ケース :
QBハウス

Day2

セッション A
テーマ :
事業戦略における競争優位性の構築(前半)
ケース :
ニトリとIKEA
セッション B
テーマ :
事業戦略における競争優位性の構築(後半)
ケース :
ニトリとIKEA

Day3

セッション A
テーマ :
総合演習、全社戦略(資源配分、事業拡大と多角化、経営資源の補完、シナジー)(前半)
ケース :
日本の鉄鋼業界の再編(1999年~)
セッション B
テーマ :
総合演習、全社戦略(ドメイン、資源配分、事業拡大と多角化、経営資源の補完)(後半)
ケース :
日本の鉄鋼業界の再編(1999年~)
日本の鉄鋼業界の再編(2015年)

Day4

セッション A
テーマ :
マーケティングプロセスの全体像、分析と立案のプロセス(前半)
ケース :
富士フイルム「チェキ」の復活(A)
セッション B
テーマ :
マーケティングプロセスの全体像、分析と立案のプロセス(後半)
ケース :
富士フイルム「チェキ」の復活(A)
富士フイルム「チェキ」の復活(B)

Day5

セッション A
テーマ :
マーケティング戦略における施策立案(マーケティング・ミックス<4P>)(前半)
ケース :
夢を乗せる「バーミキュラ ライスポット」(A)
セッション B
テーマ :
マーケティング戦略における施策立案(マーケティング・ミックス<4P>)(後半)
ケース :
夢を乗せる「バーミキュラ ライスポット」(A)
夢を乗せる「バーミキュラ ライスポット」(B)

Day6

セッション A
テーマ :
総合演習(前半)
ケース :
エミレーツ航空:世界の隅々までつなぐ
セッション B
テーマ :
総合演習(後半)
ケース :
エミレーツ航空:世界の隅々までつなぐ
エミレーツ航空:コロナ禍を越えて(2020年以降)

※クラスで使用するケースや教材、得られる学びは体験クラス&説明会にてご確認できます。

科目開発者の声

「マーケティング・経営戦略基礎」で鍛える能力は、一言でいうと「戦略思考」のベースとなる力です。戦略思考とは、マクロ環境、市場(顧客)、競合といった外部環境を俯瞰的に捉え、自社の強みを理解しつつ、未来がどのようになりそうなのかを見通した上で、自社が取るべき戦略を考える能力です。

経営戦略パートでは、はじめて経営戦略に触れる方が、マクロ環境分析や3C分析といった外部環境の捉え方に始まり、バリューチェーン(VC)分析を中心とした自社の戦略を考えるプロセスを、繰り返し行いながら、戦略思考を定着させることを目指しています。

マーケティングパートでは、はじめてマーケティングに触れる方が、顧客を捉えるとはどういうことかを理解し、STP-4Pのマーケティング戦略の全体像を押さえながら、マーケティング思考を日常的に意識できるようになることを目指しています。

戦略的に物事を考える力を鍛えたい方、マーケティング思考を鍛えたい方は、この科目を学ぶことで、世界の見え方が大きく変わり、仕事が楽しくなるはずです。ぜひご受講ください。

池田 新Arata Ikeda

東京大学法学部卒業
エール大学スクール・オブ・マネジメント修了(経営戦略・マーケティング専攻)
学位:MBA

P&Gマーケティング部を経て、グロービスにコンサルタントとして入社。その後、クライアントだった(株)アシックスにスカウトされ、マーケティング担当執行役員、豪州販社社長、アパレル事業部執行役員を歴任した。後、米系スポーツ自転車メーカー、キャノンデール・ジャパン社長を務める。現在グロービスにて、講師・教材開発に従事。

教科書

書籍の指定はございません。 ※指定の動画を視聴していただきます。

参考書

[改訂3版]グロービスMBAマネジメント・ブック

グロービス経営大学院(編著)
ダイヤモンド社(出版)
電子出版対応

ストーリーで学ぶマーケティングの基本――顧客視点で考える「買ってもらえる仕組み」の作り方 (グロービスの実感するMBA)

グロービス(著)
ダイヤモンド社(出版)

ストーリーで学ぶ戦略思考入門――仕事にすぐ活かせる10のフレームワーク

グロービス経営大学院、荒木 博行(著)
ダイヤモンド社(出版)

受講した学生の声

  • 自社の戦略への理解が深まり、
    アウトプットが大きく変わった。

    株式会社SkyDrive
    CEO室・PRチーム

    大石 梨紗さん

    受講を決めたきっかけは、営業部門からマーケティング部門へ異動したことでした。営業部門は「売る」専門。頭よりも足をつかう仕事から、「売り方」を考える仕事に変わり、何をどう考えたらよいのか分からず、もどかしさや焦りを感じていました。


    授業では、マーケティングや経営戦略の要点や基本的なフレームワークを学びます。ケース(企業事例)をつかって、ほかの学生とディスカッションしながら、「この戦略は何を目的としているのか?」「どのようなマーケティング戦略を立てるべきか?」などをひもといていきます。実例に沿って議論を積み重ねる中で、3Cや4P、PESTなどのフレームワークは手当たり次第につかうのでなく、何のためにつかうのかを理解した上で、仕事で活用できるようになりました。


    この科目を受講したことで自社の戦略についての理解も深まり、ただ指示された通りに働いていたころに比べて成果を出せる機会が増え、仕事が楽しくなりました。マーケティングに関わる方や戦略を立案する立場の方はもちろんですが、ご自身の仕事の質を上げたいと考える全てのビジネスパーソンにとっても役に立つ科目です。


    ※肩書はインタビュー当時のものです

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  • マーケティングスキルの土台を
    築け、すぐに実務に活かせる。

    株式会社キーエンス
    マイクロスコープ事業部

    今井 良輔さん

    商品開発に従事する私は、新商品のプロジェクトをスムーズに遂行し、短期間で成果を最大化することが求められています。そこで、ビジネスの基本的な仕組みの理解を深め、効率的に商品戦略を考えられるようになるために「マーケティング・経営戦略基礎」の受講を決めました。


    受講前は、「本当に仕事の役に立つのだろうか」と半信半疑だったのですが、最初の授業でその懸念は一掃されました。経営戦略やマーケティングにおける思考法やフレームワークをつかった分析のスキルの土台を築ける内容で、すぐに実務に活かせる学びばかりでした。「自社の経営資源をどう活用するか?」「開発体制をどう構築すべきか?」「どう原価を減らすか?」など、実務のさまざまな場面で直面する問いが授業の中に散りばめられていました。


    受講を迷っている方の中には、「経営者やマーケターになるわけではないから、自分には関係ない」「実務経験がないから不安」と考えている方は多いのではないでしょうか。しかしこの科目は、ビジネスをうまく進めるための実践的なヒントが数多く得られるので受講をおすすめします。


    ※肩書はインタビュー当時のものです

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事後推奨科目

この講座の受講後に、以下の講座を履修すると、より発展的な内容まで理解することができます。