PROFILE
東京学芸大学教育学部を卒業後、朝日新聞社へ入社。ビジネス部門において、各地の新聞販売店の経営指導に従事。2015年4月より、メディアラボにて自ら企画した新規事業の立ち上げ及びイントレプレナー育成の制度づくりに携わる。一方で、社内若手有志団体「朝日版わるだ組」を主催。2017年4月からは、流通網を使った新規事業を展開する部門へ異動。販売店の業態変化及び新しい事業にチャレンジ中!
※肩書はインタビュー当時のものです
会社で「新しい何か」を実現したい。そのための武器がほしかった。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
会社の行く末、自分のキャリアについて、強い危機感を感じたからです。メディア業界は、現在、変革の時期にあります。販売現場にいた当時から、日々その厳しさや環境の変化を体感していました。「このままではいけない」「茹で蛙になってしまう」「何かしなければ」と感じていたときに、グロービス・マネジメント・スクール(GMS)でグロービスと出会いました。日々のルーチン業務に追われて、新しいことを学ぶ時間を取っていなかった自分にとって、体系立った経営理論の学びはとても新鮮で衝撃的なものでした。
そして、会社内で「新しい何かをする」ためには、経営層と同じ言葉、同じ考えで企画を提案する能力が必要だと感じ、本格的にMBAを学ぼうと思ったのです。
熱く優秀なクラスメートとエキサイティングな授業。
なぜグロービスのMBAを選択されたのでしょうか?
GMSで「アカウンティング基礎」という科目を受講したのですが、そのときの教員、クラスメートに恵まれたのが大きな決め手でとなりました。
教員からは、アカウンティングの理論はもちろん、幅広い経営者の視点についての気づきを毎回得ることができました。共に学んだ仲間たちは、みなとても優秀で熱い人が多く、授業はいつもエキサイティングでした。自分を成長させてくれる教員、熱い仲間がいる場所が、グロービスだったのです。
また、当時は大阪に単身赴任をしており、東京に戻ってからも通える学校だったことも、グロービスに決めた理由のひとつです。
経営理論を凌駕した、リアルなビジネスの本質を学べる。
グロービスで学ぶ魅力は何でしょうか?
教員からは、理論はもちろん、ご自身の生きたビジネス経験を語っていただき、多くの学びと刺激を得ることができました。経営の現場では、ケースや理論の先にある「人間の本質」についてどう理解するかが重要です。経営者の立場で実際に意思決定をしてきた人の理論を超えたギリギリの判断をくだしてきた経験から学べることは、自分がその立場になったときの大きな糧になるはずです。
また、いろいろな業種業界の仲間たちと話すことは、それだけでも刺激的です。本音で語り合える仲間がいる――これは、今後の人生における大きな財産になると考えています。
まずは行動。その先に、会社の変革がきっとある。
卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
在学中から「とにかく行動してみよう」と考えていましたが、歴史のある会社に身を置いている中で、無意識のうちに、会社の文化や考え方からの逸脱を制御していました。空気を読んでいたのだと思います。
しかし、グロービスで経営理論やロジックという武器を身につけ、勇猛果敢に新しいチャレンジをし続ける仲間を見て「まずは、やってみればいいんだ」という考えに変わりました。挑戦する勇気をもらった、とも言えます。そこから、会社内で有志グループの勉強会を始めました。「まずは、行動してみる。」「それが、きっと会社や仲間のためになる。」と思っています。できることからコツコツと――その先に会社の変革があるはずです。
さまざまな意思決定をしてきたリーダーと仲間から、人間の本質を学んだ。
グロービスのMBAで得たものを一言で表現すると何になりますか?
「人間の本質的な理解」です。ビジネスは、唯一絶対の答えがない世界。だからこそ考えて、考えて、考え抜いた選択に価値があり、その何らかの価値を生み出すのは常に人間だという結論に繫がりました。これは、さまざまな意思決定をしてきたリーダーたちのケースや本音で語り合った教員や仲間たちから学んだことです。
見える景色が確実に変わる。
グロービスへの出願を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
確実に言えるのは、「見える景色は変わる」ということです。グロービスでの学びは、実務の延長線上では決して身に付かない、非連続的な能力開発です。仕事では得られない新しい視点を得て、それぞれのキャリアを切り開いていただければと思います。