PROFILE
大学卒業後、大手OA機器メーカーへ入社し、お客様のシステム構築を通じて社内変革プロジェクトを担当。家族の海外転勤をきっかけに退職しシンガポールに転居。在学期間中に日本へ帰国し、オンラインで学びを継続していた。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
数年間、成長する機会を失ってしまうことへの不安。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
大学卒業後、大手OA機器メーカーでシステムエンジニアとして、お客様のシステム構築プロジェクトに関わってきました。夫がシンガポールへ転勤することになり、子供を含め家族全員で一緒に暮らすために、会社を退職しました。
MBA取得を考えたのは、キャリアを中断することへの不安を感じたことがきっかけでした。家族との時間を第一に考えて仕事を辞めましたが、仕事を再開することを考えると、これからの数年間は成長する機会を失ってしまいます。そこで、語学学校に通ったり、ビジネス関連のセミナーに参加するなどして、少しでも仕事との接点を持つように過ごしていました。一方、以前からMBAをいつか取得したいと思っていました。業務に必要なIT系のスキルだけではなく、ビジネスを俯瞰的に見る視点を持つことで、お客様の業務改善を効果的に進められると考えていたのです。
そんな中、シンガポールで開催されたグロービスのセミナーに夫が参加し、大いに刺激を受けて帰ってきました。グロービスをWebで検索してみると、オンラインでMBAを取得できること、そして育児をしながらでも無理なく受講できることがわかりました。自分で時間をコントロールしやすいこの時期にチャレンジするしかないと考え、グロービスへの進学を決めました。
「変革」「グローバル」という、これから携わっていきたい領域を学べる。
なぜグロービスのオンラインクラスを選択されたのでしょうか?
いくつかの大学院を比較しましたが、グロービスのカリキュラムマップには、私が復職してからも携わっていきたい「変革」や「グローバル」という領域があったことが選択の大きな理由でした。
そして、経営能力を磨くだけでなく、「人的ネットワークの構築」や「志の醸成」を理念として打ち出している点も魅力的でした。IT系の資格を取得する際、比較的長い期間一緒に学んだ仲間がいたのですが、講座が終了すると集まる機会もなく、今では疎遠になってしまっています。当然、学んだことを共に振り返る機会もありません。しかしグロービスには例えば、「あすか会議」というカンファレンスで学生が一堂に集まる場や、「互援ネット」という仕組みを通じて卒業後も互いに切磋琢磨し、励まし合える関係を築ける点などがあり、他にはない魅力を感じました。
また、日本に帰国することになっても、オンラインであればどこにいても受講できますので、学びを中断することがない点にも惹かれました。実際、2016年に帰国が決まり、シンガポールから日本へと居住地が変わっても、数日のブランクもなく学びを継続できており、その利便性を実感しています。
リアルタイムに議論ができるので、実践力が鍛えられる。
グロービスのオンラインクラスで学ぶ魅力は何でしょうか?
最大の魅力は、学びと家族との時間を両立できる点です。育児休暇から仕事を再開した際、わずか1年程度のブランクでも、キャッチアップするのにかなり苦労しましたので、数年間も仕事を離れることになれば、復帰した際の負担は前回以上になると考えていました。そうした不安を抱えていたので、子育て中であっても、海外からであっても、無理なく学べる点は大きな魅力です。
また、授業の進め方にも魅力を感じています。教員からの質問に対して、挙手ボタンを押して発言する、チャットを使って全員が意見を言うなど、リアルタイムで議論ができることで、実践力が鍛えられていると感じます。ディスカッションは、学生が言いたいことをただ発散するといったものではなく、学生の発言に対して教員から考えを深め広げる問いかけが次々と繰り出されるので、頭をフル回転させる状態が続きます。集中できますし、学んだことが記憶に残ります。
在学中に帰国できたので、せっかくであれば一度はキャンパスに通って受講したいと思っています。このように科目ごとにオンラインと通学を自由に選択できるのも魅力の1つだと思います。
自分が最も取り組みたいことにチャレンジする勇気が持てた。
卒業後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
グロービスで学んでいる間に、前職で培ったテクノロジー領域の知識やシステム系のプロジェクトマネジメント領域の経験を活かしながら、新しいビジネスを生みだす領域に直接携わりたいと強く思い始めました。
そこで入学から1年経過した帰国のタイミングで、新規事業立上げや戦略策定のコンサルティングを行うため、現在の仕事に転職。それまで経験のない領域でしたが、経営を網羅的に学んだことや、事業の立ち上げを応用科目で学んだことが必ず自分を支えてくれる、自分がやりたいことはこれだという強い想いがあったので、躊躇することなく、チャレンジすることができました。
実際に転職後、クライアントと共に社会が必要とするサービスの立ち上げに加わり、強いやりがいを感じています。そして卒業までにさまざまな業界や領域のケース(企業事例)を深く学んだ経験が、卒業後に未経験の業種や領域にも対応できる力になったと実感しています。
自分の可能性を広げてくれる、仲間とのネットワーク。
グロービスで得たものを一言で表現すると何になりますか?
卒業後も仕事やプライベートなど、さまざまな場面で多くの仲間に相談できるネットワークを築くことができました。プロジェクトの中で自分にはない専門領域の知見を必要とした際に、すぐに的確なアドバイスをくれたり、具体化する前段階から相談に乗ってくれる信頼できる多くの仲間を得ることができました。オンラインクラスを通じて世界各国にそうした関係を構築できたのですが、卒業してもなお一層、ネットワークが広がり続けていると実感しています。
また、一緒に学んだ仲間を中心に卒業後も勉強会を実施することで、インプットやアウトプットの場を持ち続けることができています。仕事の場で必要とする専門的で最先端の情報をすぐにクライアントやプロジェクトメンバーと共有できるのは、仲間との継続的な学びの場を持てているからだと思っています。
「家族との時間」と「自分を磨く時間」は、二者択一ではない。
グロービスで学ぶことを考えている皆さんにメッセージをお願いします。
夫の海外転勤を知った際、13年間勤めた会社を辞めるかどうか、とても迷いました。仕事は続けたいけれど、一方で家族一緒に暮らすことでしか得られない経験もたくさんあるだろうと悩んだ結果、後者を選択しました。しかし、シンガポールで生活を始めてすぐに不安と焦りに駆られ自分のキャリアを中断したことに後悔したこともありました。
ですから、グロービスのオンラインに出会い、「成長の実感」と「家族と一緒に過ごす時間」を同時に得ることができ、大きな喜びを感じています。
男性も含めて、育児期間をステップアップの期間に変えることができれば、積極的に育児を楽しむ人も増えると思います。「家族との時間を大事にしたい、子供と一緒に過ごせる今を大切にしたい」という気持ちと、「もっと社会の役に立ちたい、もっと自分を磨きたい」という気持ちを同時に満たすことを可能にする選択肢のひとつが、オンラインだと思っています。
少しでも自分を成長させたいと思っているのであれば、まずは単科生として1科目(3ヶ月)から始めてみることをお勧めします。一歩踏み出すことで、ご自身を変えるきっかけが必ず掴めると思います。
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。