PROFILE
名古屋大学大学院工学研究科を修了後、電機メーカーで生産技術開発に従事。その後、鉄鋼メーカーへ転職。商品開発業務(約6年間)と海外市場の開拓/マーケティング業務(約4年間)を経て、現在は製鉄所にて鋼板の製造設計や品質管理に取り組む。技術と経営を融合し、新たな価値を創造するハイブリッド人材を目指してグロービス経営大学院へ入学。
※記事の内容はインタビュー当時のものです
「技術力だけでは生き残れない」という強い危機感を抱くようになった。
MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?
ビジネスにおける競争環境がますます厳しさを増す中で、「自分には何ができるか、何をすべきか」と自問自答を繰り返していました。また、技術者として海外の新規市場開拓に携わる中で、「技術力だけでは生き残れない」という強い危機感も抱くようになっていました。
そうした中、徐々にビジネスの世界で何かを成し遂げるためには、技術者にも環境分析や戦略立案といった経営に関する知識や視座も必要だと感じ始めたのです。加えて、「技術」と「経営」両方の視座を持った人材となることで、会社の競争力強化にも寄与できるのではと思い、MBA取得を考え始めました。
カリキュラム・教員・学生、すべての質が高い。
予習復習をしっかり行えば、必ず授業についていける。
学びをスタートするにあたっての懸念点をどのように解消されましたか?
正直、学び始める前は不安しかありませんでした。理由のひとつは、勉強時間を確保できるかでした。通勤時間にスマホを見る代わりに予習・復習を行う、テレビや趣味の時間を削る、子どもが寝たあとに集中して勉強するなど、時間の使い方を工夫することで不安を解消することができました。仕事・家庭・勉強の両立は簡単ではありませんが、グロービスでの学びはとても刺激的で、仲間の支えもあるので、あまり苦だと感じたことはありません。
もうひとつの不安要素は、授業についていけるかどうかでした。実際に学んでみてわかったことですが、予習・復習をしっかり行えば必ずついていけます。それが自信となり、さらなる学習意欲へつながるというサイクルを確立できたことで、不安はなくなっていきました。
経験や勘ではなく客観的な視点で、課題特定や解決策の検討ができるように。
学び始めた後、仕事に対する姿勢や進め方に関して何か変化はありましたか?
これまでは経験や勘、勝手な思い込みで意思決定することが多々ありました。しかし、グロービスで学んだ「クリティカル・シンキング」を実務に取り入れたことで、客観的かつ効率的に課題の特定を行い、解決策を考えられるようになりました。また自分の考えを論理的に説明できるようになり、周囲から理解や信頼を得やすくなったと実感しています。また、言われた仕事をただこなすのではなく、経営戦略やファイナンスなどさまざまな観点からその業務の位置づけや意味を理解して取り組めるようになったことも大きな変化です。
もちろん学んだことのすべてを実務ですぐに活用できているわけではありません。授業で得たことを積極的に実務で使い続け、自分のものにしていくことが必要だと日々感じています。
技術を世の中に送り出すために、ビジネスを学ぶ。
グロービスで学ぶことを考えている皆さんにメッセージをお願いします。
グロービスで得られる経験は素晴らしいことばかりです。ぜひご自身の可能性を信じて、勇気ある一歩を踏み出してほしいと思います。皆さんが想像できないほどの素晴らしい世界が待っているはずです。私のような技術者の方の中には、「経営は文系の人がやる仕事。自分には関係ない」といった考えをお持ちの方が多いかもしれません。しかし、技術者だからこそ思いつく発想や、実行できることが実は数多く存在します。自分が創り出した技術や製品を世の中に送り出し、役立ててもらうには経営に関する知識や視座が欠かせません。技術者の方にもぜひビジネスを学んで欲しいと思います。
一人でも多くのみなさんとグロービスでお会いできることを楽しみにしています。
体験クラス&説明会日程
受講をご検討中の方は「体験クラス&説明会」にお気軽にご参加ください。グロービスの授業内容や雰囲気を体感したことがきっかけで、一歩踏みだした在校生や卒業生がたくさんいます。実際に参加された方からは「グロービスの学びを疑似体験したことで、実務に活かせるイメージを掴めた」「授業の熱量や実践的な学びに刺激を受けた」といったコメントをいただいています。
また「体験クラス&説明会」では、忙しい社会人の皆さんが学び続けられる仕組み(各種制度や具体的なスケジュール)もご案内しています。各キャンパスでは、実際の授業で使う教材(ケースやテキスト、参考書)をお手元でご覧いただくことも可能です。パンフレットやWebサイトでは伝えきれないグロービスの魅力をご紹介します。