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  • ◆卒業後~MBAを終えて~

【卒業後~MBAを終えて~】入学前には想定外の「独立・起業」の道を歩んで


【名 前】 日高 義雄

【勤務先】 株式会社参謀s

【入学年】 2011年



■自己紹介
都市銀行(当時)にて融資業務等を経験した後、中堅流通業に平社員として入社。
シドニー駐在、海外拠点の統括責任者、経理部長を経て、2008年に常務取締役に就任。
2011年4月にグロービスに入学、在学中の2012年9月に独立し、個人事業主を経て、
2015年2月に株式会社参謀sを設立、代表取締役に就任。
「実務力に裏付けられた参謀」をコンセプトに、中小企業に向けて
財務コンサルティング及び実務を中心としたサービスを展開中。

2011年8月、入学して半年くらいの時にブログを書きました。
当時はとにかく刺激的な環境に身を置き、「がむしゃらに動いている段階」でした。
それから3年半ほど経過した今、その間の"変化"について述べたいと思います。

■ 自分が独立するなんて!

最も大きな変化は、何と言っても起業した事です。
入学前はこれっぽっちも考えていなかった起業の道を歩んでいる今の自分に
少しびっくりしている一方、極めて自然な流れの様にも思えます。

自分の専門分野であるカネ系クラスでの発言をきっかけに、
 「ウチの会社の決算書見て意見言ってよ」
 「非上場の株価ってどう考えれば良いの?」
などと声を掛けてもらう機会が増える
   ↓
グロービスの先輩でもある某病院の院長から監事(監査役)のオファーを受けた事で
自分のスキルへのニーズを確信
   ↓
入学から1年半後、気づいたら個人事業主として独立していました。

今思うと、自分のスキルへのニーズが確認できたことに加え、元々組織の中で働くことに
窮屈さを感じており、自分が思う様に仕事をしたいという欲求を日々感じていたこと、
長年自分が担当してきた大仕事が何とか形にできたこと、そして、グロービスの学びを通じた
成長を実感できたことが独立への背中押しになったのだと感じます。

■「独立」が変化を加速。そして、変化を支えてくれる同志の存在

グロービスを通じた変化(成長)としては、ヒト・モノ・カネ・チエの体系的なスキルと、
自分は世の中にどう貢献するのかという意思(志,ウィル)を得たことはもちろん、
「強固なネットワーク」と「行動力」が挙げられます。

強固なネットワークの最たる例として、独立当初のお客様は、全てグロービス繋がりです。
また、今でも困った事があればグロービスの仲間に相談しています。

志とスキルが共に高い集団の中に身を置いていると、たいていの事はその環境内で
完結できてしまいます。不動産、法律、行政手続などはその最たるもの。
グロービスの生態系の中で生かされているという感覚です。

そして、行動力。一歩踏み出すことへあまり躊躇しなくなりました。
例えば、グロービスとは無関係の本を読み感銘を受け、著者をFacebookで調べ、
共通の友達(グロービスの友人)を通じてアポを取り、大阪まで行き
実際にお会いする事ができました。

また、グロービス公認クラブであるGEC(Globis Entrepreneurs Club)の名古屋代表にも
手を挙げた事で、それまでとは毛色の違うスタートアップ関連の話が舞い込む様になり、
世界が広がりました。

いずれも大きな事ではないかもしれませんが、少なくとも入学前の自分には
思いもよらない行動であり、自分の中で大きな変化だと思います。

■ "磨かれる側"から"磨く側"へ

独立してからの2年半は、個人事業主として運営してきましたが、
この2月に法人を立ち上げました。

個人で業務展開する中で、見込み先から「法人の方が社内に話が通しやすい」という申し出があったことや、それまで少数に取引が偏重しておりややリスキーにも感じられたこと、
難しいと言われている「ナレッジ系サービス業の規模化」にも挑戦したいという思いを
抱いていた(この意図により、社名の最後に複数形のsを付しました)ことが、
法人化へと私を動かしました。

※ちなみに、登記や名刺を作成するプロセスも勿論グロービスの仲間の力を借りました。
 また、Facebookで法人設立を発表すると、早速グロービスの仲間からお客様紹介の
 打診を頂きました。グロービスとその仲間には感謝しかありません。

学校の評価は卒業生の活躍で決まります。
受けた恩に対しては、自分が活躍して還元する事で恩返しをしたいと思います。
その為には、矛盾する様ですが、グロービスからどんどん外に出て
チャレンジしていかねばならないと思います。

「ダイヤはダイヤで磨かれる。人は人で磨かれる。」
過去のブログでも書いた言葉ですが、今までは磨かれてばかり。
これからは、自分が"磨く側"となれるよう、背中を見せて走り続けます!