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投稿日:2021年09月28日
投稿日:2021年09月28日
量子コンピュータの最前線~量子コンピュータはビジネスにどのようなインパクトをもたらすのか~寺部雅能(住友商事・QuantumTransformationプロジェクト代表)
- 寺部 雅能
- 住友商事株式会社 Quantum Transformationプロジェクト代表
東北大学大学院 情報科学研究科 客員准教授
モデレーター
- 柳田 佳孝
- グロービス経営大学院 教員
将来、特定の問題においてスパコンを超える計算速度を誇る次世代のコンピュータとして期待され、世界中で注目を集める量子コンピュータ。ビジネス活用に向けた実証事例が徐々に出始めており、本格的な活用が現実味を帯び始めている。
量子コンピュータはビジネスにどのようなインパクトをもたらすのか。またビジネスだけでなく、我々の生活にもどんな変化をもたらすのか。
最先端の量子コンピュータやその実証事例、ビジネスへの影響などを幅広く、寺部 雅能氏にお話いただいた。講演の中では「量子コンピュータの進化により、これまで解けなかった社会問題を解決できるようになり、世の中が大きく変わりつつある」「量子コンピュータによる社会変革を成し遂げるためには、既存事業の改善を起点とするアプローチと、創出した理想の未来を起点とするアプローチの両軸から進めていくことが必要」などの意見が出た。
参加者からは「寺部さんの『技術で世の中を良くしたい』という志が、量子コンピュータを通じて叶っていく、未来が変わっていく様子にワクワクした」「量子コンピュータに得手不得手があるということ自体、新鮮だった。DXの次は何かを考える機会自体なかったが、それはQXではないかという可能性を感じた」などのコメントが寄せられ、多くの気づきを得られるセミナーとなった。
寺部 雅能
住友商事株式会社 Quantum Transformationプロジェクト代表
東北大学大学院 情報科学研究科 客員准教授
社会とテクノロジーの交差点に立ち、新たな価値の創出に挑戦し続ける元エンジニア・研究者。量子コンピューティングの社会実装分野で数多くの世界初実証、社外発信・連携、知財創出、論文出版、コンソーシアム活動の経験を持つ。著書「量子コンピュータが変える未来」他。
モデレーター
柳田 佳孝
グロービス経営大学院 教員
慶應義塾大学理工学部機械工学科卒業グロービス経営大学院経営研究科経営専攻(MBA)修了株式会社ブリヂストンにて世界最大の超大型タイヤ生産技術開発に従事。その後、株式会社ワークスアプリケーションズでの最先端IT技術の研究開発職を経て株式会社グロービスに入社。現在はビジネススクール部門のディレクターとして、PR・マーケティング戦略の策定・実行、CRM・MA(マーケティングオートメーション)・分析基盤・基幹系ほか多数のシステム構築・運用改善やDX推進など、学校経営全般に携わっている。