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投稿日:2019年01月09日
投稿日:2019年01月09日
起業家4名の「最大の失敗」から学ぶ――グロービス公認クラブ「グロービス・アントレプレナーズ・クラブ(GEC)」 イベントレポート②
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- グロービス・アントレプレナーズ・クラブ(GEC) 活動レポート
グロービスの学生が、共通の目的や問題意識を持つ仲間と自主的に取り組むクラブ活動の活動事例紹介。
前回に続き、先日行われたグロービスの学校公認クラブ活動「グロービス・アントレプレナーズ・クラブ(GEC)」が主催するイベント「GECサミット 2018」の内容をお届けします。
経営危機にまで及んだ、「最大の失敗」談
「せっかくだから生々しいエピソードを聞きたいですよね」と、参加者からトークテーマを募る中野氏。まずは、起業してから今までの「最大の失敗」について語ってもらうことに。
ポラリスの森氏は、10数年前に会社を乗っ取られそうになったという驚愕のエピソードを披露。当時のデイサービス幹部10数名に裏切られ、一斉に退職願を提出された挙句、幹部達が移った先の企業から会社売却を持ち掛けられた。「残ったメンバーと夜な夜な作戦会議をして、どうやって事業をまわすか必死に考えました。資金繰りがうまくいかず、『明日給料日だが、払えない』と妻や父親に頭を下げてお金を借りたことは何度かありましたが、このときほど焦ったことはなかった」
起業して半年のドクエン上之薗氏は、「半年で失敗していたら潰れるでしょう」と笑いながら、代わりに起業したきっかけを語った。「大企業を辞めてもったいないとよく言われますが、自分のつくりたいものが会社と違っただけ。前の会社はブランドが通っていて世界各地にチャネルもあるので、マスで売る商品が正解。でも僕はもっとローカルに遊びを提供したかったんです」。ただ、本音を一言でいえば「12年やって飽きた(笑)」のだとか。
すぐには信用されなくても、必ず誰かが応援してくれる
では反対に、起業して一番よかったこととは何か。森氏が語ったのは、失敗談に続く感動エピソード。
「起業して常に感じているのは、いろんな経験をさせてもらっているということ」。そう話したのは木嶋氏。新しい会社と取引するとき、資金調達できたとき、フェーズごとにさまざまな人と出会い、刺激を受けてきたという。「自分の頑張りがそのまま跳ね返ってくるのが、起業の魅力だと思います」
どんな輝かしい実績を持つ起業家にも、創業期の苦労があり、消し去りたい失敗経験がある。だがそれ以上に、困難を乗り越えられるだけのやりがいがあり、応援してくれる大切な人たちがいる。「起業するときは不安だけど、それはみんな同じ。お互いに刺激し合い、無駄な不安を消して成長していける――GECサミットがそんな場になればと思っています」と中野氏は締めくくった。
グロービス・アントレプレナーズ・クラブ(GEC)とは
「日本を代表する起業家を輩出し、相互支援を果たす」ことを目的とした、在校生・卒業生約2,200名(2018年7月現在)が在籍するグロービス最大のクラブ活動です。起業に関する情報共有、人材のマッチング、起業家を招いた講演、新規ビジネスの相談の場として、知恵・経験・人脈の全国に及ぶ起業家支援のプラットフォームの役割を果たしています。これまで、この活動を通じて、80名を超える方々が起業し、うち数社が数十億円レベルのベンチャー企業へ成長しています。
クラブ活動とは
社会の「創造と変革」に貢献することをテーマに掲げ、グロービスの学生が自主的に取り組む活動です。共通の目的や問題意識を持った同志が集い、それぞれのクラブが多彩なテーマで独自の活動を展開しています。学年の枠を超えて、在校生と卒業生が知識や経験を共有し合うクラブ活動は、志を実現につなげるための場として、大きな意味を持つものとなっています。
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