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シンプルに短く話す「グローバル・イングリッシュ」の楽しさを伝えたい ――グロービス経営大学院・公認クラブ「グロービス グローバル・イングリッシュクラブ」 幹事インタビュー

2020年06月09日

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クラブ活動 グロービス グローバル・イングリッシュクラブ(GGEC) 活動レポート

グロービスの学生が、共通の目的や問題意識を持つ仲間と自主的に取り組むクラブ活動の活動事例紹介。

世界で英語を話す人は15億人。そのうちネイティブスピーカーは25%しかいないという(※)。英語話者の大多数は、英語を母国語ではなく第二言語またはそれ以外として使用しているということだ。


我々日本人は英語を「正確に」話すことに気を取られがちだが、実は「なるべくシンプルに」「短い文章で」話すことこそが、グローバル社会で求められる英語力。そんなグローバル・イングリッシュ(ネイティブ・イングリッシュではなく、世界中で話される共通言語としての英語のこと)の大切さを広めるための活動をしているのが、2013年設立のグロービス グローバル・イングリッシュクラブ(GGEC)である。

英語に苦手意識をもつ人にも、「最初の一歩」を

(代表幹事:大石氏)


GGEC創設者であり代表幹事の大石弥生氏(2012期)は、アメリカの大学を卒業し、外資系企業に長く勤めた経験をもつ。クラブ立ち上げの経緯について次のように語った。


「私がいたセクション(クラス)はメンバー間の仲がよく、リーダーがいろんな勉強会を企画してはみんなで盛り上がっていました。その中で『英語を勉強したいね』という話になったのです。世界で英語を話す人の多くは、私たちと同じように母国語が英語ではありません。正確さや文法にとらわれず、伝えたいことをなるべくシンプルに楽しく伝えられる英語力こそ、グロービス生が身につけるべきグローバルな英語だと考え、セクション内で勉強会をしたのが始まりです。翌年、あすか会議のパワーモーニングでも勉強会を開いたところ盛況だったので、セクション以外にも活動を広げていくために公認クラブを立ち上げました」


大石氏と同じセクションにいた山口昭彦氏(2012期)も創設者の一人で、現在は副代表幹事を務めている。


「中学校で習うような英語でも、アジア圏であればビジネスで十分通用します。英語に苦手意識をもつ人が、最初の一歩を踏み出せるような場をつくりたい、という想いでこれまで運営してきました」


設立当初は、ジェスチャーゲームを交えたレッスンや、スティーブ・ジョブズなど著名人のスピーチのヒアリング、コミック感覚で読める会計テキスト(※1)を使った財務系英単語の勉強会を実施。最近は、実務で英語を使う必要がある人の参加が増えたため、ビジネス英語講師の書籍(※2)を使った実践型の勉強会を行なっているという。


「現在は、直属のボスが外国人だったり、レポートを英語で書かなければならなかったり、切迫したニーズのある参加者が多いので少しハードルが上がっています。ただ、今後は設立当初のような初心者向けの勉強会を増やすなど、もっと多様なニーズに応えられる内容にしていきたいですね」と大石氏。


※1

『The Accounting Game: Basic Accounting Fresh from the Lemonade Stand』

著:Darrell Mullis, Judith Orloff

出版:Sourcebooks(2008年)

https://www.amazon.co.jp/Accounting-Game-Basic-Lemonade-English-ebook/dp/B001U29UIU

※2

『話す英語』

著:愛場吉子

出版:アルク

https://ec.alc.co.jp/book/7019004/

正しい英語より「コミュニケーション」

GGECでは現在、勉強会の参加者はもちろん、クラブを運営する幹事団のメンバーも積極的に募集している。約7年にわたって幹事を務める二人に、運営を通じて得られた学びについて聞いてみた。

「コミュニケーション」について言及したのは大石氏。


「私は、『英語を話せるようになる』というより『コミュニケーションを取れるようになる』という目的を意識してクラブを運営しています。英語は正しく話すだけではダメで、その人ならではの表現や関係性づくりがもっとも重要だと思うからです。以前、英語MBAプログラムを受講する外国人と交流イベントをよく開いていたのですが、コミュニケーションの大切さや楽しさを学ぶ良い機会でした。そうした『英語を話す』以上の体験ができることは、クラブ運営を継続するモチベーションになっています」


一方でメディカル・サイエンス領域に長く携わり、普段から英語に触れているという山口氏は、クラブ運営を通じて英語の多様性を学ぶことができていると語った。


「仕事柄、英語の技術マニュアルや医学論文、調査レポートなどはかなり読みますが、それはコミュニケーションとはまた違った特殊な英語。GGECを立ち上げるまでは、専門的な英語以外に触れる機会がほとんどなかったので、今は頭がほぐれて助かっています。GGECに携わっていなければ、もっとアカデミックな世界に染まっていたでしょうね。私は短期の語学留学もしたし、外資系企業にも7年勤めましたが、日本人の気質が強いせいか、外国人に積極的に話しかけるタイプではありませんでした。でもGGECの勉強会で英語を話していると、恥ずかしさがなくなり自然と積極的になれる。私のように文法の間違いを気にしてしまう人にとってGGECは、一歩踏み出す良いチャンスになると思います」


英語力のレベルや参加目的などは不問。卒業生も参加可能だ。GGECは「グローバル・イングリッシュ」に関心のあるすべての人に開かれている。最後に二人から未来の参加者へメッセージをいただいた。


「ビジネスでも旅行でも、英語が『通じた』と感じる瞬間は嬉しいもの。その喜びを一度感じると、『もっといろいろな人と話したい』『自分の可能性を広げたい』という意欲につながります。やりたいことがあればどんどん提案いただいて構わないので、みんなで学び合いたいという方はぜひ参加してみてください」と大石氏。


山口氏は、「仕事で英語を使わなくても、たとえば東京オリンピックのときに海外の人に道順やマナーを教えるなど、簡単な日常英会話を試したい人にもぜひ参加してほしいです。英語を学ぶことで、ビジネスリーダーに必要な発信力も自然と鍛えられます。クラブのメンバーとしてでも幹事としてでも歓迎なので、みなさんでアイデアを出し合ってGGECを盛り上げていきましょう」とコメントした。

「グロービス グローバル・イングリッシュクラブ(GGEC)」が主催する勉強会のイベントレポートはこちら

「グロービス グローバル・イングリッシュクラブ(GGEC)」とは

「英語を話せるようになる」よりも、「楽しくシンプルに英語でコミュニケーションを取れるようになる」ことを目的としたクラブ。英語に苦手意識をもつ人が最初の一歩を踏み出せるよう、効果的な勉強方法の情報共有や、勉強会などを定期的に行っている。

クラブ活動とは

社会の「創造と変革」に貢献することをテーマに掲げ、グロービスの学生が自主的に取り組む活動です。共通の目的や問題意識を持った同志が集い、それぞれのクラブが多彩なテーマで独自の活動を展開しています。学年の枠を超えて、在校生と卒業生が知識や経験を共有し合うクラブ活動は、志を実現につなげるための場として、大きな意味を持つものとなっています。


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