現役・実務家教員
教員詳細
教員略歴
中田 有吾Yugo Nakata
東京大学経済学部卒業
大阪大学大学院経済学研究科政策・ビジネス専攻博士前期課程修了
学位:修士(経営学)
大阪大学大学院経済学研究科経営学系専攻博士後期課程単位取得退学
西日本旅客鉄道、リクルートマネジメントソリューションズを経て、グロービスに入社。講師サポートとコンテンツ開発に携わる。その後、組織変革の支援を行う株式会社PICコンサルティングを設立。ナレッジマネジメント、部門間連携、人事制度、グローバル経営における人材マネジメントに関する調査・研究とコンサルティングを手がけている。
クラス運営方針
誰が考えても同じ結論になるような状況ではなく、人によって判断がわかれるような場面において、どれだけ責任と覚悟をもって決断できるか。このクラスで目指すのは、自らの判断能力と説明能力を高めていくことにあります。クラスでは以下の2点に向き合い続けていきましょう。
【問いを立てる力】
「問われていることに対して、的確な回答を考える」というのは、大事な思考スキルです。しかし、より根本的に大事なのは、「今の状況において、自分はどのような問いに答えなければならないのか?」を、自分の頭で、適切に考えるようになること。
「興味がある問いについてばかり考える」、「答えやすい問いについてばかり考える」、「結論ありきで、都合の良い問いを立てる」、こういった思考に陥らないよう、「今、自分が考えるべき問いは何か?」を自問自答する。これは、MBAで学ぶ様々な領域の議論のベースになりますし、ビジネスの根幹でもあります。
「自分は適切な問いを立てられているのか?」、3か月考え続けていきましょう。
【マドルスルーを楽しむ】
クラスの中で議論するテーマは、簡単には答えが出ないようなものばかりです。そこで大事なのは、マドルスルーを楽しむ、という感覚。
muddle throughとは「失敗しながらも、何とかやりとげる」という意味です。クラスでの議論は、試行錯誤の連続。最初からいい回答が見つかるものばかりではありませんが、必死にもがくからこそ、思考が深まり、自分の強みや弱みも明確になっていきます。このプロセスを通じて成長していけることを、楽しんでください。
皆さんと議論できることを、楽しみにしています。