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全ては「創造と変革の志士」の
輩出のために

グロービス経営大学院は「創造と変革の志士」を世に送り出すことをミッションとしています。したがって、カリキュラムは経営能力の体系的な修得のみならず、「創造と変革」を担う「ビジネスリーダー」にふさわしい「人間力」と「志」を育むことに力を入れています。

開発担当者からのメッセージ
パワーと影響力

科目の開発担当者に、この科目に対するこだわり、科目を開発した意図や背景を語ってもらいました。

「パワーと影響力」とは、どのようなことを学べる科目なのか?

例えばある日あなたが異動になったり、転職したり、会社が合併したりして、全くなじみのない組織の一員になったとしたら、あなたはどうやって自分の話を多くの人に聞いてもらったり、他の人に協力してもらったりすることを早く実現出来るでしょうか?また、組織の内外で上手にものごとを動かしていける人と、そうでない人がいるのはなぜなのでしょうか?テレビやメディアに出てくる政治家や著名人でも、その言動に大きな影響力がある人とそうでもない人がいるのはなぜなのでしょうか?…そこには、目に見えない、「パワーと影響力」が大きく関わってきます。

この科目では、共生を大切にする人間観と深い人間理解(心理学)に基づき、人々に影響力を及ぼす際の、パワーの源泉とそれを獲得・行使するプロセスや技術論を具体的に学んでいきます。
授業では毎回、様々な場面で何を押さえどんな行動をするべきなのかを考えます。そして、必要なパワーを獲得し影響力を適切に行使することで、相手の自発的な行動と可能性を引き出しつつ、一人ではできない高い志や目標を、自己成長を遂げながら実現できるようになることを目指します。

「パワーと影響力」開発担当者グロービス経営大学院教員林恭子

「パワーと影響力」開発担当者

グロービス経営大学院 教員

林 恭子

新たに開発しようと思った背景を教えてください。

「パワーと影響力」開発担当者グロービス経営大学院教員林恭子

大学院生の皆さんと話していると、例えば考え方の違う上司との関係に疲れ、前向きに仕事に取り組むことを半ば諦めてしまったり、複雑な人間関係が絡み合うプロジェクトの渦中で「自分にはどうすることもできない」と無力感に苛まれたりしている方が少なくないように見受けられます。或いは、逆に「創造と変革」を求めるあまり真正面から飛び込みすぎて、痛い思いをしてしまう人もいるようです。無駄に自分のキャリアをリスクにさらしては、本当に成し遂げたいことも実現できません。
「経験も浅く立場も低い自分には、何もできない。誰も動かせない」。
…本当にそうでしょうか?いいえ、諦めるのはまだ早いのです。

現代の社会において、このところ複雑性(多様性×相互依存性)はますます高まり、人や組織を動かす難度は上がるばかりです。そんな中で大きな目標を実現したり、志を成し遂げたりするためには、もはや「何が正しいか」を知っているだけでは、不十分です。人や組織を動かす本当に有効な行動を取らなければならないのです。現代のリーダーに欠かすことのできないこの技術を皆さんに身につけて頂くため、本コースを開発しました。

日本、そして海外のビジネススクールで同様の科目はあるのか?

世界中の名だたるビジネススクールでは、同様のプログラムが多く存在しています。
例えば、ハーバード・ビジネススクールではPower and Influence、ノースウェスタン大学ケロッグ・スクールではPower In Organizationsというコースがあります。スタンフォードGSBではPaths to Powerというコースがありこの領域の巨人、ジェフリー・
フェファー教授が教鞭を振るっていますし、ロンドン・ビジネススクールでも同名のコースがあります。
今やパワーと影響力をビジネススクールで学ぶこと自体が、グローバルスタンダードになっていると言えるでしょう。

コンテンツ開発に当たって苦労した点はどこか?

「パワーと影響力」についての学びを教室の中の議論に終始させず、1人1人の体験にリンクして生々しく理解頂くことには腐心しました。また、当然のことながら、このプログラムは「理解して頂く」ことがゴールでありませんので、いかにパワーを「使いこなして頂くか」という部分にも気を配りました。
しかし興味深いもので、開発しながら、むしろ日本の伝統的大企業に勤務するビジネスパーソンにはなじみ深いテーマなのかも知れないという想いもわきました。我々日本社会には、「根回し」という言葉がありますよね。横並び意識が強く、表向き、年次や所属以外に差がつけにくい組織の中でこそ、微妙な力関係をいかに読み解くか、効果的に物事を動かすために誰に注意を払うか、日頃からどんなことに気を付けておくのか、ということを我々日本人は考え続けてきたのかもしれません。それ故、実はパワーや影響力についての理解や発揮もスムーズにできるかも知れないのです。皆さんの高い学習効果に期待しています。

クラスの進め方に特徴はあるか?

ケースを読んでの分析、ディスカッションは勿論、皆さん自身のパワー基盤を分析して頂いたり、人間の心理に基づいた様々な課題に取り組んで頂きます。また、最終的には皆さんに、獲得したパワーを何のために使い、どうしたいのかを深く問うていきます。それ故、傍観者や評論家のスタンスで居ては学ぶものはありません。常に自分自身に立ち戻りながら、具体的なスキルを磨くことから深く自身を振り返ることまで、多次元に渡って「パワーと影響力」の世界を旅して行きましょう。

特にどのような人に受講して欲しいか?

成し遂げたい目標や志を持ち、より広く高い次元で活躍したいと考えている、全ての方を対象とします。

  • まずは目の前の上司、部下、同僚を動かしたい、と思っている人。
  • 少しスコープを広げて、直接的にはなかなか手が届かず歯がゆい思いをすることもある、他部署や他社を動かしたいと思っている人。
  • そして、いずれ社会を動かし大きなムーブメントを作りたいと思っている人。

開発担当者

林 恭子

林 恭子Kyoko Hayashi

筑波大学大学院ビジネス科学研究科博士課程前期修了(MBA)。米系電子機器メーカーのモトローラで、半導体、及び携帯電話端末のOEMに携わった後、ボストン・コンサルティング・グループへ。人事担当リーダーとしてプロフェッショナル・スタッフの採用、能力開発、リテンション・プログラム開発、ウィメンズ・イニシアチブ・コミッティ委員等、幅広く人材マネジメントを担当する。グロービスでは、人材・組織に関わる研究や教育プログラムの開発を担当した後、経営管理全般を統括。またリーダーシップ、人材マネジメント、ダイバーシティマネジメント、キャリア開発、パワーと影響力等の領域を中心に、グロービス経営大学院での講義、および、企業研修、講演などを多数務める。共著書に『【新版】グロービスMBAリーダーシップ 』(ダイヤモンド社)、『「変革型人事」入門』(労務行政)、『女性プロフェッショナルたちから学ぶキャリア形成』(ナカニシヤ出版)がある。経済同友会会員。組織学会、産業・組織心理学会、及び経営行動科学学会員。

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