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【MBA生活】パンドラの箱~遠方通学を通して得た成長機会~

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【名前】渡辺 陽

【勤務先】テバ製薬株式会社
     営業・マーケティング本部
     名古屋支店 名古屋第二営業所

【入学年】2012年


こんにちは、GMBA2012期生の渡辺陽です。

現在、製薬メーカーで、浜松地区を中心にMRとして医療機関へのジェネリック医薬品の
プロモーション活動を行っています。浜松から名古屋のグロービスに通っている私の、
時間の使い方の工夫、グロービス生活について、簡単にご紹介させていただきます。

■学び始めたきっかけ

競争が激化している製薬業界の中で、チームを牽引する役割が期待されていた私には、
リーダーとしてのスキル・マインドが必要だったのですが、上司やメンバーから意見を
もらう中で、その両面が不足していることに気付かされました。

その後は、How to本を読み漁る日々が続きましたが、結局は根本的な解決には至らず、
会社の教育体制も十分ではなかったことから、今後どうしたら良いのか途方にくれていました。

そんな中、新聞広告でライフネット生命の岩瀬氏の講演を通じてグロービスを知ること
となり、クリティカル・シンキング入門セミナーにてその実践性を感じることができたため、
受講することを決意しました。

■仕事/家族との両立スケジュール

自らの生活スタイルの全てを見直しました。
どの様に予習や復習の時間を確保するのか?無駄は無いか?
確保できる時間を確認し、最終的には早寝早起きスタイルで勉強時間を作りました。

また、週末に家族との食事の機会を取るように意識し、会話を心掛けました。入学時、
子供にも「学校に行きたいこと」を伝えました。訳もわからず(笑)了承してくれて
いましたが、実際には、予定が立てられなかったり、遊びたくても十分な時間を
取れなかったりすることが多く、限られた時間の中だからこそ、共有できる時間は
有意義な時間に出来るようにと心掛けました。

一昨年より単身赴任で浜松に異動となってからは、更に環境が大きく変わりました。
特に引継ぎ期間中の約2ヶ月は、東海5県を車で長距離移動した為、勉強時間の確保が
非常に厳しく、異動後も自宅を往復する中での1.5時間程の移動時間の使い方を再度検討し、
新たなスタイルを確立することが求められました。出来るだけ移動時間を短くするべく、
浜松駅前徒歩数分の所に家を借りました。

浜松駅から名古屋駅までの新幹線も、30分で移動できる「ひかり」を利用すると意外と
慌ただしく、腰を落ち着かせてPC等で何かをするには短すぎるので、時にはワザと
「こだま」で移動したり、アウトプットしたものを予め用意し、読んだり・考えたりすること
に集中し、まとまった時間がある時に集中して作業時間に当てることなども意識して行いました。

環境が劇的に変化する中で、精神的にも家族の存在はとても大きかったです。
多くの時間を自分にあててきた分、今年は節目を向かえる長女と遊び盛りの長男に、
学びを生かしつつサポートをしていくつもりです。

■多くの成長機会

グロービスで学ぶことで、社長や役員などと経営の共通言語を使ってコミュニケーションを
取ることができ、視座も高くなりました。

また私は、「自らの可能性を信じ、常に挑戦し、成功や失敗を糧に成長し続けるロールモデル
となり、先人、同世代、次世代の人々に対し、生涯に渡って影響を与え続けること」を
自らの志にしています。

その一環として現在、グロービス生が中心となって活動し始めた
Afrimedico(日本の配置薬をアフリカに普及させよう)というNPOの
立ち上げに参画させていただいています。
自分では想像もしなかったことを身近な仲間が行動していて、実現できるかもしれないと
いう機会をいただきとても感謝しています。

グロービスでは、クラスの他にも様々な成長機会を得ることが出来ました。

期をまたいだ大学院生や通学生全員を対象にした交流会、忘年会幹事、
学生主体の名古屋校10周年記念イベント幹事、学長セッション進行役、
前述したNPOへのプロボノメンバーとしての参画、そして、単身赴任中の
浜松でのグロービスを通じた繋がり(グロービス浜松会)。
至らない私を多くの人に助けていただき、(時に多くの失敗から(笑))多くの学びを
経験することが出来ました。

特に、グロービス浜松会は、卒業生から声を掛けていただき5名でスタート。
2ヶ月に一回、浜松から通う者同士の懇親会で交流を深めています。
しばらくは小さな会のまま活動をしていくのかと思いきや、2回目からは、
新しく通学される方がメンバー入りし12名の大所帯に!
今では銀行、不動産、IT、製薬、製造と会社の業種も多岐にわたっています。
遠方から通う者同士のコミュニティは非常に心強いです。

私は卒業後、改めて感じた自分にとって重要な3つの軸:家族・仕事・個人を意識しながら、
これからの人生を歩んで生きたいという考えに至りました。教員・スタッフの皆さん、同期や
知り合った多くの人達への感謝の思いを今後は自らの行動で返したいと思っています。

最後に受講を検討の皆さんへのメッセージとして、

「皆さんにとっても、皆さんらしく多くのことを感じ、学べる機会がグロービスには眠っている」という言葉を送ります。

その扉を開けるのは皆さん次第だと思います。皆さんと会える日を楽しみにしています。
私も入学前、この扉を"パンドラの箱"と言って、とてもわくわくしていたことを思い出しているところです。笑

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