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【MBA生活】夢を夢で終わらせない

山田亮さん写真

【氏名】山田 亮
【勤務先】日本マイクロソフト株式会社
【入学年】2015年

■挨拶・自己紹介

グロービス2015期の山田 亮 (やまだ りょう)です。
2013年4月からグロービスで単科生として受講を始め、2015年4月に
グロービス経営大学院に入学致しました。

私は日本マイクロソフト株式会社に勤務しており、地球上のあらゆる人や組織が力を発揮し、
もっと多くのことを実施し、もっと成果を上げるため、デバイスを通じた
働き方改革をテーマに、お客様の生産性及び企業価値向上を目標とし活動しています。


■グロービスに通う前の私

当時の私はレノボ・ジャパン株式会社に勤務をしており、
2012年にミドルマネージャーとして、ビジネスマネジメントを行う機会をいただきました。
チームは全員年上の輝かしいキャリアを持ち、また働き方含めダイバーシティが
促進された文化の中で、私はどうやったらこの素晴らしいチームの価値を
更に高めることができるのかと考えるものの、次なる一手が見つからず、
日々の仕事に"もやもや"している時に、感覚で行うマネジメントではなく、
論理体系だったマネジメントを学ぼうと「組織行動とリーダーシップ」という
科目に惹かれグロービスの門を開きました。

■MBAを学び始めてからの私

様々な企業のケースや環境分析を通じて徹底的に
『あなたならどのような意思決定をされますか』と問われます。
繰り返し意思決定を行うことで、たった3ケ月にも関わらず、
私の人生の中で最も多くの時間をかけて、自分自身と向き合うことができました。

リーダーシップ開発と倫理・価値観」の授業では、
不正を告発すれば自分の倫理感は保てるが、その代わりに社員に給料を支払うことが
できなかったり、会社が倒産してしまったりするなどの、究極の選択を何度も繰り返し、
時に目の奥を熱くしながら、自分なりのリーダーのスタイルに気づくことができました。

また、授業を通じて自分自身の原体験や幼き頃の思いについて深く考える機会もありました。
ただ、マネジメントや経営学を学ぶだけではなく、そういった自分の心に宿した想い
(なぜ私は学ぶのか、今後の人生何を成し遂げたいのか、そもそも私は何者なのか)を
再確認する場を提供いただいたことで、自らの生き方を見つけることができ
日頃の仕事や生活も豊かなものになりました。
そういった学びがきっかけで私自身の志を達成させるために現職を希望しました。

■グロービス(MBA)で「セカイ」を変える

私は授業を通じて、一度の人生であるならば、理想や夢を追い続けたいと
考えるようになりました。現在はその夢を夢で終わらせないためにMBAを学んでいます。

私の夢=「志」は地域経済の発展です。インターネットが普及し
ダイレクトビジネスモデルが加速したことにより、インターネットの普及が遅れ、
リテラシーが乏しい私の田舎は従来のビジネスモデルが崩壊し、
どんどん会社が倒産していきました。ただしITを利用して大きな成功をおさめた
会社もあります。私はITで起こしたパラダイムシフトゆえ、
ITでまた地域に活気を取り戻すことができるという思いで日々活動しています。

例をあげると、首都圏に集中した労働人口を地方へ転化させることです。
デバイスとクラウドサービスをうまく調和させることで実現可能です。
こういった取り組みによって少子高齢化が進む時代でも、労働力を確保し、
ふるさとでの在宅勤務(時間と場所を選ばない)などで賃金の平準化がうながせます。
そのためには、2020年までに日本のITリテラシーを世界最高レベルに、
ITの可能性とイノベーションの追求、日本企業の成長、グローバル人材の育成、
を実践したいと考えています。

このような目標は、MBAを学ぶ前は恥ずかしくて言えませんでした。
今なら胸を張って堂々と理想を言えます。
なぜならば、一緒になって真剣に討論してくれる仲間、
本当に困難な場面に直面したときに相談できる仲間がグロービスには大勢いるからです。

こういった学びを通じて、本当に私たちは「世界」を変えていけるかもしれませんし、
仮に世界は変わらなくても、コミットを重ね努力と実践を続ける道に、
自分自身や家族、身近にいる人、とても大切な人の「セカイ」を
よい方向に変えることができる何かが存在すると考えています。

大学院に入学し6ケ月が経過しようとしており、早くも残りあと18ケ月です。
知のシャワーを浴び、充実したMBA生活を過ごしています。

しかし、
学んでいる自分に酔っていませんか?学びを実践でいかしていますか?
自分自身の価値はあがってますか?本当に世の中に貢献してますか?
など、入学当時は思いもよらない、問いが日々生まれています。

まだ、問いに対しての明解な答えはありませんが、生涯にわたり切磋琢磨していく
素晴らしい仲間、尊敬する講師 熱心な指導、一日一日を大切にすることで、
必ず自分なりの答えが見つかると確信しています。

最後に、いつも応援してくれる妻と息子、両親、上司、同僚、友人、
グロービス講師、事務局の皆様に御礼を伝えたいと思います。

ありがとうございます。

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