グロービス経営大学院
お知らせ
2024年05月13日
2024年05月13日
2023年度日本語MBAプログラム学位授与式(卒業式)を開催~2023年度は1,038名が卒業し、累計の卒業生は8,937名超に
グロービス経営大学院は、2023年度の学位授与式(卒業式)を、5月12日(日)にホテル椿山荘東京で執り行いました。卒業生数は、日本語MBAプログラム1,038名(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡の各キャンパスとオンラインの合計)です。
グロービス経営大学院の累計卒業生は、2006年の開学以来、8,717名となり、前身のグロービス・オリジナルMBAプログラムGDBA*の卒業生を合わせた卒業生総数は8,937名となりました。これまでに、経営・マネジメント層に留まらず、医師や弁護士などの専門職、エンジニアやデザイナー、NPO職員、プロスポーツ選手など、多様な学生がグロービス経営大学院で学び、OB・OGとして各界で活躍しています。
(卒業生の活躍:https://mba.globis.ac.jp/future/)
(※) グロービス・オリジナルMBAプログラムGDBA(Graduate Diploma in Business Administration)は、2003年にスタートした非学位のプログラムです。 その実績をもとに、2005年、文部科学省より大学院大学の設置認可を受け、2006年4月より経営大学院としてMBA生を受け入れることになりました。 GDBAとグロービス経営大学院のMBAプログラムとは、入学審査、カリキュラム内容、教員陣の質、修得単位数などアカデミックな側面で、ほぼ同水準にあるものとグロービスでは認識しています。
スピーカー:堀 義人 グロービス経営大学院 学長
学位授与式(卒業式)で学長の堀義人は、「皆さんには、自らの果たすべき使命に向かい、その使命感から生まれる情熱のもと、世界観と歴史観、人生観と倫理観に従った『人間の軸』を持って邁進し、“創造と変革の志士”として大成してほしい。大いにリスクをとって挑戦し、試練を楽しみながら、成長していただきたい」と式辞を述べました。
卒業生向け特別講座(アルムナイ・スクール)
グロービス経営大学院では、2017年10月に卒業生に向けた修養プログラム「アルムナイ・スクール」を開始。これまでに「AIリテラシーとビジネスプランニング」「中国古典に学ぶリーダー哲学」「経営層のための税務戦略」「デザイン思考とクリエイティブリーダーシップ」「リーダーのための実践的会社法」「DX時代の新経営戦略」「ビジネスの未来を考える」「マネジメントに役立てるリベラルアーツ基礎」の特別講座を開講しています。
加えて、卒業生を対象にしたキャリア支援の取り組みとして、2017年8月から「アルムナイ・キャリアサービス」や、株式会社ビズリーチと連携し、同社が運営する即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」の有料プランを期間限定で無償提供しています。また、「個人の知見」を「企業の意思決定」につなぐエキスパートプラットフォームである「NewsPicks Expert」と連携し、卒業生の知見や専門性に応じて、更なる活躍を支援する取り組みを行っています。このように、MBAプログラム修了後も、ビジネスリーダーとしての能力を高め、人的ネットワークを維持発展させ、志を磨き続ける機会を提供するとともに、キャリアプラン実現に向けた支援を一層充実させることで、卒業生による社会の創造と変革への挑戦を後押しします。
講座:AIリテラシーとビジネスプランニング(※)
※2022年7月期より「AIビジネスリテラシー」から科目名改定
野呂浩良氏(株式会社ダイビック 代表取締役 創始者)
「AIリテラシーとビジネスプランニング」では、AIをビジネスに採り入れるために必要な知識とスキルを身に付けることを目指し、米国DataRobot社の機械学習自動化ツールを実際に操作しながら、データ処理と機械学習の流れを体感します。具体的には、プログラミングなしのUI操作で、アルゴリズムライブラリの中から、種々のデータに対し最も予測精度が高い機械学習アルゴリズムを探求し、予測モデルのプロトタイプを構築します。目標とするビジネス成果へのインパクトを増大できるかを多面的に検証し、最終回ではAIを用いたビジネス課題の解決施策の提案発表を行います。
講座:中国古典に学ぶリーダー哲学
守屋淳氏(作家)
「中国古典に学ぶリーダー哲学」では、中国の代表的な古典である『論語』『韓非子』『孫子』など複数の中国古典を題材に、志の醸成やリーダーシップの発揮に関するテーマで、その思想や知恵を再編成し、現代へ活かす方法を習得することを目指します。期間は3ヶ月間。全6回のクラスを開講し、1回の授業は3時間です。授業はディスカッションを中心に進行し、教員のみならず学生同士の議論から、気付きや学びを深めます。最終回では、授業を通じた学びとビジネスリーダーとしての実践の決意を、一人一人がクラス内で発表します。
講座:経営層のための税務戦略
谷保廣氏(公認会計士、税理士、証券アナリスト)
「リーダーが押さえておくべき税務戦略」では、税務会計を駆使するための税法の知識を学ぶとともに、法人税の計算構造を理解し、税効果会計の論点を修得することを目指します。加えて、「企業組織再編と事業承継」「国際税務」をテーマに、税務戦略を構想する演習を行います。1日集中型の特別講座で、前半と後半で各3時間、計6時間の授業を実施します。授業はディスカッションを中心に進行し、教員のみならず学生同士の議論から、気付きや学びを深めます。
講座:デザイン思考とクリエイティブリーダーシップ(※)
※2022年7月期より「リーダーのためのデザインリテラシー」から科目名改定
稲葉裕美氏 (株式会社OFFICE HALO代表取締役)
「デザイン思考とクリエイティブリーダーシップ」では、デザインに苦手意識のある方でも、ビジネスにおける全てのデザイン活用の基盤となる「デザインリテラシー」を身に付け、ビジョン創造からコミュニケーションまで、全レイヤーのデザインを自ら繰り返しアウトプットすることでデザインを実行する能力を磨きます。デザインは理論立てて考えられるものですが、何をどのように考えるのか、その勘所をつかむことが必要です。実践でケースに対峙したとき、自分自身が「デザインを見る目」を持って考え判断するための基礎を作っていきます。そして、これまでの思考から脱却し、デザイン、ビジネス、テクノロジーを有機的に結合させ、新しい価値を生みだす創造力を習得することを目指します。
講座:リーダーのための実践的会社法
藤本欣伸氏(西村あさひ法律事務所シニアパートナー)
「リーダーのための実践的会社法」では、会社が直面するリーガルリスクを理解するとともに、それを克服し成長戦略につなげる方策を、戦略法務の視点から学びます。経営層が負うべき善管注意義務、M&A、株主との関係、人事労務などのテーマを取り上げ、具体的なケースを通じて、法的論点や適切な対応を修得することを目指します。1日集中型の特別講座で、前半と後半で各3時間、計6時間の授業を実施します。授業はディスカッションを中心に進行し、教員のみならず学生同士の議論から、気付きや学びを深めます。
講座:マネジメントに役立てるリベラルアーツ基礎
市瀬 博基 グロービス経営大学院教員、社会人類学博士
「マネジメントに役立てるリベラルアーツ基礎」では、従来のマネジメントの知識やスキルを幅広い視野からとらえ直すことをめざした、教養・リベラルアーツの知識をビジネスやマネジメントに役⽴てる視点を提供します。リベラルアーツを構成するさまざまな知識をマネジメントの具体的な理論・コンセプト・状況に結びつけ、詳細な考察を加えることによって、⼈間・組織・社会への深い洞察に下⽀えされた組織マネジメントのメカニズムとプロセスへの理解を深めていきます。
リユニオン
卒業後5年ごとに、キャンパスに集い、在学中に切磋琢磨した仲間とともに、グロービス経営大学院が有する最新の経営知を学べるのがリユニオンです。卒業後も最新知を学べる機会となると同時に、5年という節目ごとに同級生たちとの絆を再確認し、志を語り合い、刺激し合う場となっています。
リユニオン2023の詳細はこちら
G会(同窓会)
キャンパス(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン)、言語(日本語、英語のプログラム)、卒業年、業界、職種が異なっても、すべての卒業生に「創造と変革の志士」たらんという共通の想いがあります。同窓会には、卒業年を横断した総会を運営するなど、同期だけでない縦横のネットワークを繋ぐための様々な仕掛けがあります。
互援ネット
卒業生の多くは、志の実現に向かって突き進む中で、数多くの苦難や課題に直面します。そうした場面で、卒業後も継続的にお互いの成長を支え合う仕組みとして、互援ネットがあります。互援ネットは、お互いの成長を支え合うことにコミットしたメンバーで8名程度のチームになり、3ヶ月ごとに集まります。グロービス独自の手法のもと、ビジネスを含む人生全般の課題や展望を共有し、互いの経験をシェアすることを通じて、次のアクションへの示唆を得ることができる場になっています。
ビブリオバトル
グロービス生がグロービス生に向けて、自分のお勧めの書籍を勧めあう場です。過去には、ビジネス書編、マンガ編、アート本編を開催しました。毎回100名前後の方が参加し、プレゼンターが5分の制限時間の中で、各自のお勧め書籍について、その魅力をプレゼンします。書籍の内容はもちろん、プレゼンそのものも楽しめます。思わぬ書籍との出会いがあり、卒業生が気軽に参加できる、エンターテイメントです。
卒業後も広がり続けるネットワーク
在学中につながったネットワークをコアとしながらも、卒業後も数多くの交流機会を活用することで、人的ネットワークはさらに広がります。毎年1,000人を超える卒業生を輩出するグロービスだからこそ、自分の可能性も広がり続けるのです。