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【卒業後~MBAを終えて~】「学び~実践」のサイクルを回して得た、新たな気づき

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【名前】丸山 祥子

【勤務先】株式会社丸山組

【入学年】2010年

<プロフィール紹介>
愛知県安城市で80年以上続く建設会社の四代目として2009年に入社。
業務内容は「現場以外のすべて」。
モノを持たない建設業の元請という事業発展のため、人材とIT投資に重点を置き、
地元で実直に働く人たちが成長できる場づくりに力を注ぐ。
同時に、男性社会で生きる女性後継者のロールモデルを目指して邁進中。

2010年4月に入学し、2013年春に卒業。それから1年半。
MBAの使い方もグロービスとの関わり方も、ずいぶん変化しました。

グロービスに通い始めたのは、自社に入社したばかりで
「この古い体質を変えなければ」と躍起になっていた時期と重なります。
あの頃の自分は、クラスで学んだことを即席で一つ一つ試しているに過ぎませんでした。
体系的な戦略もなく、今日習ったことを明日からという感じで、
できそうなことを片っぱしから実践していました。

在学中のそうした行動を振り返ってみると「手当たり次第」という言葉がピッタリ。
でも、それがあながち間違っていたとは思いません。
というより、あの頃の自分はそれ以外やりようがなかったのです。
(実際、手当たり次第とはいえ、幾つかは成果が出ていますし。)
けれども、ゴールのない場当たり的な施策は、いつしか自身だけでなく
社員も疲弊させていました。

在学中の3年間を全力で駆け抜け無事卒業したものの、
時間的・精神的な余裕ができたことで、この疲労感に気付き、私は危機感を抱きました。

『これではダメだ。会社は全然良くなっていない。
 いったい自分は何のためにグロービスに入ったのか。グロービスで何を学んだのか』

それまで先を急いで、つんのめるように改革を進めていた私は、ここにきてはじめて、
丸山組で闇雲に動いていた数年を振り返ってみました。

『そもそも、私は何のためにグロービスに入ったのだろう。
 「目の前の社員を幸せにしたい」と思って経営を志したはずではなかったか。
 そのためには「いい経営者」にならなければ、と思い、
 だからこそ、グロービスの門戸を叩いたのではなかっただろうか。』

『そうだ。だから経営理念も作ったし、習ったフレームワークを使って
 自社の強みも明確にした。求める人物像から考えて、初めて新卒採用に着手。
 採用した若手は、うまく育っている。
 そうか。闇雲に打ってきたと思っていた施策も、ちゃんと繋がっているじゃないか。』

卒業してあらためて、今までの取り組みをMBAの学びに照らし合わせてみる。
『うん、大丈夫。稚拙かもしれないけれど経営のストーリーはできている。』

こうして落ち着いて振り返ってみると、自分自身と社内に漂っていた疲弊感は
私が後先考えず一人で突っ走っていたことが原因だったと気づきました。
自分はいったい何を学んできたのかと、またしても反省です。
改革には巻き込みが重要だとか、周囲に合わせたスピードが大切であるとか、
さんざんクラスでやったことを、今さらのように思い出しました。

『よし、しばらく改革の手をゆるめて、番頭や幹部社員に任せてみよう。』

こう決意して不器用ながらも頼ってみると、不思議なことに社員たちも
少しずつ会社全体を見据えた発言をしてくれるようになりました。
と同時に、私の気持ちがとても楽になってきたのです。

在学中から生かしていたつもりだったグロービスの学びですが、
ようやく体系的に経営学を活かせるようになってきたと実感した瞬間でした。
このような形で、自分で振り返り、仮説・検証できるようになったことで、
また一つ、新しい扉が開いたように感じました。

個々の科目を離れてみてはじめて「経営」というものの全体像が見えてきたし、
学びの全体像をとらえ直したことで、よりリアルな感覚を帯びてきました。
本当に生きた学びとは、このように自分の成長に応じて、
学びを活かす方法も変化していくものなのかもしれません。

グロービスについて今改めて思うのは、「自分が何者かを教えてくれた」ということです。

在学中、私にとってグロービスは大事な刺激の場、仲間作りの場でした。
それを求めて入学したし、望んで余りあるものをグロービスは提供してくれました。
卒業して一年半経った今は、刺激や仲間はもちろんのこと、
内的に大きく成長していたことに気付かされます。

経営者として、リーダーとして自分はどうしたいのかという判断軸は、
ケースの疑似体験や志領域のクラスで少しずつ築かれ、最終的に研究プロジェクトで
確信を得ることができました。
このことは、日々の実務で自分の判断にブレが減っていることから実感できます。

グロービスで見つけたのは、要するに「再発見した自分自身」でした。
一体自分は何者なのか、他の人にはない自分の持ち味はなにか、自分は何を大切にするのか。
こうした問いについて自分自身と向き合うことで、掛け値なしの自分と出会うことができました。

また、あすか会議の学生委員や、170名を集客した大忘年会の総幹事、
名古屋校10周年イベントの裏方経験によって体得したのが、
自分ならではのリーダーシップスタイル。

「それが丸山さんのやり方だよ」とか「あなたの良さはこういう点」と言ってもらったり、
人と比べて何が得意で何が苦手なのかを考えることで、自分に無理のない
リーダーシップスタイルを見つけることができたと思います。
これは、承継者という立場上、率直に意見してくれる人を社内に作りづらい私にとっては、
非常にありがたいことでした。

その他には、ビジネススクールという比較的男性が多い環境だったからこそ、
「女性性」の活かし方も教えてもらいました。
何気ない発言や振る舞いを「それは女性ならでは、だね」と言われ、
男性が多い業界で生かせる点が沢山あることに気付かされたのも、大きな収穫です。

これらはすべて、グロービスという場が未熟な自分を受け入れ、育ててくれたからに
他なりません。自分が何者かを知らず、持てるものが分からなかった未熟な存在を
丸ごと受け入れてくれたグロービスという「場」の大きさを感じます。だからこそ、
自分をこんなに成長させてくれたグロービスに恩返しがしたい、と強く思います。

それにはひとえに、私自身がもっと成長し、経営者として成果を出し続けることに尽きます。

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