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投稿日:2025年12月19日
投稿日:2025年12月19日
キャリアの後半戦をどう戦うか?ミドル世代に必要な「自己革新力」
スピーカー
- 篠田 真貴子
- エール株式会社 取締役
- 出野 真
- アフラック生命保険株式会社 執行役員
モデレーター
- 若杉 忠弘
- グロービス経営大学院 教員/株式会社グロービス シニア・ファカルティ・ディレクター
本動画では、ミドルマネージャーが組織変革をリードし、自身もエグゼクティブへと飛躍するための核心に迫ります。エール代表取締役の篠田真貴子氏を迎え、「組織をシステムとして捉える視点」「正解よりも個人の『好き嫌い(価値観)』を信じる力」、そして「自分自身をメタ認知する聞く力」について議論します。現場のリアルな悩みへのQ&Aを含め、変化の激しい時代に自分をアップデートし続けるための具体的なヒントが満載です。
目次
- 00:02 自己確信と組織変革:3つの重要な視点
- 02:20 組織システムの「レバレッジポイント」とは
- 04:23 「正しさ」から「好き嫌い」への価値観転換
- 07:18 メタ認知を高める「聞く・聞いてもらう」力
- 11:26 パネル討議:視座の転換と実体験
- 15:02 現場の「真実」を吸い上げる情報収集力
- 19:31 キャリアの「自分の色」を見つける瞬間
- 22:45 変化する時代に「自分をアップデート」する
- 29:56 組織の「ハブ」となり影響力を最大化する
- 37:25 成長し続ける人材と停滞する人材の分岐点
- 46:13 Q&A:窮地におけるセルフコンパッション
- 54:03 Q&A:視座の低い上司をどうマネジメントするか
- 1:04:35 クロージング:学びを「解凍」して使いこなす
グロービス経営大学院 テクノベートMBA・エグゼクティブMBA開講記念セミナー
「ミドルマネジメントが挑む、自分と組織のアップデート」篠田真貴子×出野真×若杉忠弘
(2025年10月30日開催/グロービス経営大学院 東京校)
テクノロジーの進化、社会課題の複雑化など、企業を取り巻く環境は大きく変わり続けています。企業がそうした変化に柔軟に対応し、進化していくためには、組織の中核を担うミドルマネジメントの役割がますます重要になっています。
組織変革を推進するミドルマネジメントには、組織を変えていく実行力に加えて、自らの考え方やスキルセットをアップデートする自己変革力が求められます。
この自己変革力は、これまで経験を重ねてきたビジネスパーソンが、キャリアの後半をどう築いていくかを考えるうえでも、大きな鍵となります。
本セミナーでは、エール株式会社取締役 篠田真貴子氏、アフラック生命保険株式会社執行役員 出野真氏をお迎えし、変化の時代における「自己革新」と「組織変革」、その両方に向き合うミドル世代の視点と行動について深く掘り下げます。(肩書等は開催当時のもの)
組織をシステムと捉え、正解より「好き嫌い」を軸にする思考の転換。
複雑な組織全体をドミノのように動かす、小さな急所の見つけ方。
エグゼクティブに求められるのは、正解のない未来を選ぶ個人の価値観。
他者の全く異なるリアリティを受け取ることで、自己の輪郭を知る方法。
ミドルから経営層へ視座が上がる際の「痛み」と知識の実体験化。
断片的な情報から全体像を見抜き、組織の裸の王様化を防ぐ手法。
環境の変化やジョブレス期間を経て、自分の持ち味を自覚するプロセス。
若い世代や社外の学びに素直になり、過去の成功体験に固執しない姿勢。
社内ネットワークの中心になり、他者に貢献することで成果を出す戦略。
好奇心と「お調子者」的な軽やかさが、キャリアの壁を突破させる。
戦略的な休息と、周囲に「助けて」と宣言し仲間を増やすことの重要性。
2つ上の階層を巻き込み、組織構造の欠陥としてシステム的に分析する。
過去の知識(冷凍保存)を、自分の持ち味で溶かして実践する重要性。
スピーカー
篠田 真貴子
エール株式会社 取締役
社外人材によるオンライン 1on 1を通じて、組織改革を進める企業を支援している。2020年3月のエール参画以前は、日本長期信用銀行、マッキンゼー、ノバルティス、ネスレを経て、2008年〜2018年ほぼ日取締役CFO。退任後「ジョブレス」期間を約1年設けた。慶應義塾大学経済学部卒、米ペンシルバニア大ウォートン校MBA、ジョンズ・ホプキンス大国際関係論修士。人と組織の関係や女性活躍に関心を寄せ続けている。「LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる」「ALLIANCE アライアンス――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用」監訳。
出野 真
アフラック生命保険株式会社 執行役員
1994年日動火災入社、7年目に代理店営業で全国1位を獲得。
2002年アフラックに転職、代理店営業で成果を上げ、社長賞など獲得。
グロービス2010期、2012年卒業。
2014年営業刷新プロジェクトのモデル支社長に抜擢され連続社長賞など獲得。
2017年本社推進部長に就任し、担当チャネルの過去最高売上を記録。
2021年執行役員就任。
現在、全国58支社と本社3部門を合わせ約1,000名の組織を統括。
犬死しない(岡島さん)知行合一(田久保さん)集団出世主義(堀さん)などの学びを大切にし、責任領域を拡大しながら、社内に35名以上のグロービス卒業生の仲間がいる。
モデレーター
若杉 忠弘
グロービス経営大学院 教員/株式会社グロービス シニア・ファカルティ・ディレクター
グロービス経営大学院 教員。グローバルリーダーの育成に携わりながら、組織におけるコンパッションとウェルビーイングに関する研究を行っている。
戦略コンサルティングファームにて全社戦略・事業戦略の立案および実行支援に従事した後、ロンドンの教育系スタートアップを経てグロービスに参画。英語MBAプログラムのディレクターを務め、英語オンラインMBAの立ち上げを担当した。
日本ポジティブ心理学協会理事、人生100年生き方塾理事。
一橋大学経営学博士、ロンドン・ビジネス・スクール経営学修士(MBA)、東京大学大学院工学系研究科修士課程修了、東京大学工学部卒業。Compassion Cultivation Training(CCT)認定講師。
著書に『すぐれたリーダーほど自分にやさしい』がある。

