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投稿日:2025年08月22日

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【教員×学生 鼎談】不確実な時代にミドルマネジャーが鍛えるべき視点とは――「ストラテジック・リオーガニゼーション」で学ぶ変革の本質

垣岡 淳
グロービス経営大学院 教員
金井 愛さん
卒業生 大阪校・2024年卒業
万野 裕人さん
卒業生 大阪校・2024年卒業
池田 桃香
グロービス コンテンツオウンドメディアチーム
【教員×学生 鼎談】不確実な時代にミドルマネジャーが鍛えるべき視点とは――「ストラテジック・リオーガニゼーション」で学ぶ変革の本質

経営環境の不確実性が高まる中、「再生」はもはや特定の業界や企業だけの課題ではありません。長期的な競争力の低下や短期的な業績悪化といった局面は、どの企業にも起こり得る現実です。だからこそ、そこからの再生を“自分事”として捉え、変革を構想し実行する力が、あらゆるビジネスパーソンに求められています。

グロービス経営大学院の展開科目「ストラテジック・リオーガニゼーション」は、まさにそうした実務のリアルに向き合う科目です。財務や戦略、人材マネジメントといった複雑な要素を統合的に捉えながら、困難な状況にある企業の変革プランを自ら構想し、実行に移すまでを体感的に学びます。

本記事では、グロービス経営大学院の教員と、実際に「ストラテジック・リオーガニゼーション」を受講された学生との鼎談インタビューを通して、受講したきっかけや、授業からの学びがこれからのビジネスにどのように活かされるのかを詳しくご紹介します。組織変革や事業再生に真正面から向き合う視点を身に付けたい方に、ぜひご覧いただきたい内容です。

不確実性の高い時代にこそ、「再生」を学ぶ

垣岡 淳(以下、敬称略):「ストラテジック・リオーガニゼーション」は、企業や事業の再生を取り扱う実践的な科目です。

正直なところ、「再生」という言葉に対して、どこか他人事のような印象を持たれているビジネスパーソンの方もいらっしゃるのではないでしょうか。もしかすると、そうした現場に対して、「自分には縁遠いもの」と感じたり、「できれば関わらずにいたい」と思う方も少なくないかもしれません。

しかし、昨今の不透明かつ不確実な時代背景、そして「失われた30年」とも言われる日本社会や企業の現状を踏まえると、今まさに変革や再生への機運が高まっていると感じています。とくに企業や組織のミドルマネジメント以上の方々は、再生を他人事ではなく、自分事として捉えていく必要がある。そうした問題意識を背景に、本科目は開発されました。

不確実性の高い時代にこそ、「再生」を学ぶ

“総合力”が問われる実践の場

垣岡:「ストラテジック・リオーガニゼーション」は、「創造と変革」を掲げるグロービス経営大学院の中でも、とりわけ“変革”に焦点を当てた科目です。とくに、ヒト・モノ・カネといった基礎的な領域をひと通り学んだ上で、その学びをさらに深めたいと考える学生にとって、まさに集大成とも言える内容となっています。

実際のビジネスの現場においても、再生や変革には複雑で多様な論点が存在します。例えば、「組織をどう動かすのか」といったヒトの問題、「資金がショートした際にどう手当てするのか」といったカネの問題、さらには「再生の方向性をどのように描くのか」といった戦略の問題などが、複雑に絡み合って立ちはだかります。ひとつの論点だけでは決して立ち向かえない、まさに“経営の総合格闘技”とも言える状況に向き合うことになります。

その意味でも、本科目は、グロービスで経営の基礎をひと通り学んだ学生が、2年次以降に実践的な挑戦として取り組むにふさわしい位置付けにあると考えています。

老舗企業の「変革」に飛び込んだ

垣岡:ここからは、実際に受講されたお二人にお話を伺っていきます。まずは受講しようと思ったきっかけや問題意識、そして当時どんな期待を持っていたのか、ご自身のキャリアとも関連付けてお聞かせいただこうと思います。

金井さんは、当時は企業内で働く組織人として本科目と向き合われていましたよね。現在は建設会社で人事を担当されていると伺っていますが、当時の状況も踏まえて、まずは金井さんからお願いします。

金井さん:「ストラテジック・リオーガニゼーション」を受講したのは、2年次の頃でした。1年次にヒト・モノ・カネの基礎科目をひと通り学び終え、いよいよ応用科目・展開科目を学んでいくというタイミングだったんですね。「いよいよだな」と、楽しみにしていたことをよく覚えています。

当時私は、創業100年以上の歴史をもつ企業に勤めていました。長い歴史の中で蓄積された価値観や組織文化に向き合いながら、時代の変化にどう適応していくか。そんな変革が強く求められている局面で、自身も新たにその環境に飛び込んだばかりでした。だからこそ、この科目には何か大きな学びやヒントがあるのではないかと感じ、受講を決めたのです。

老舗企業の「変革」に飛び込んだ

企業の外から見えた「再生」の限界

垣岡:万野さんは、企業の外部から専門家として支援をされる中で、変革をどのように捉えていたのか。受講を決めた当時の動機や問題意識について、ぜひお聞かせください。

万野さん:私にとって「ストラテジック・リオーガニゼーション」は、グロービスの中で最も受講したいと思っていた科目でした。それだけ自分の実務と強く結びついていると感じていたからです。

私は公認会計士として、資金繰りや業績不振といった課題を抱える企業に対し、財務面から支援を行っています。ときには金融機関などから依頼を受け、財務の再構築を主導するケースもあります。

ただ、そうした中で、次第にある違和感を抱くようになりました。財務だけを整えても、企業は本質的には変わらないのではないか、と。いくらバランスシートを健全化しても、経営の根幹にある課題を見つめ直さなければ、本当の意味での再生にはつながらない。そもそも企業再生とは何なのか。

もう一度その本質に立ち返って考えたいと感じていた時期に出会ったのが、「ストラテジック・リオーガニゼーション」でした。「これこそ、今の自分に必要な学びだ」と直感し、私は1年次の秋という早い段階で、2年次の学生に混ざって受講することを決めました。

垣岡:ありがとうございます。お二人とも、組織の内側と外側、それぞれの立場から「変革」に真正面から向き合われてきたわけですね。

戦略を“絵に描いた餅”にしないために

垣岡:万野さんにとって「ストラテジック・リオーガニゼーション」は、ご自身の実務とも深く結びつくテーマだったとのことですが、実際に受講してみて、どのような学びや気付きがありましたか。

万野さん:私にとっての最大の学びは、“文脈”を理解することの重要性でした。再生支援の実務でも経営改善計画を作成する機会は多いのですが、正直なところ、それが「絵に描いた餅」に終わってしまうケースが少なくありません。計画自体は整っているのに、なぜか現場で機能しない。なぜ実行に移せないのか……その理由をずっと探していました。

「ストラテジック・リオーガニゼーション」を通じて気付いたのは、「なぜこの企業が今の姿になったのか」という背景や歴史に、もっと踏み込む必要があるということでした。企業の価値観や文化、意思決定のパターン。そうした目に見えにくいものまで理解しなければ、どれだけ美しい計画を描いても、現実には根付かないのだと実感したんです。

単に再生の「プラン」を考えるのではなく、経営者の立場になって、その思考や感情に憑依するくらいの感覚で向き合う。そこではじめて、本当の意味で現実に根差した改善の道筋が見えてくるのだと思います。

戦略を“絵に描いた餅”にしないために

垣岡:いわゆる“論理”だけでなく、経営者の“情理”を読み解くという視点ですね。

万野さん:事業再生というと、どうしても財務の話に終始しがちですが、現場はそんなに単純ではありません。泥臭いやりとりや、感情が絡むシーンも少なくない。

だからこそ、背景や文脈を深く理解した上で、論理と情理の両方をつなげて支援できなければ、成果には結びつかないと感じています。本科目で学んだ視点を実務に取り入れるようになってからは、クライアントとの関係性や提案の質が明らかに変わってきましたね。

垣岡:ありがとうございます。皆さんそれぞれが専門性を持ったスペシャリストである一方で、「再生」というテーマに本気で取り組むためには、自身の専門分野に閉じるのではなく、周囲の動きや多面的な視点を重ねて考えていく姿勢が欠かせません。

実際、再生という取り組みは、その企業ごとに置かれた環境や課題が異なる「ケースバイケース」です。いわゆる再生の勘所も、企業の歴史や文化、意思決定の背景によってまったく異なってきます。だからこそ、個別の状況に向き合う力と同時に、それらを貫く普遍的なセオリーや大局観を持つことが必要なのです。

本科目では、GEのようなグローバル企業から、(日本の)地方にある中小企業まで、規模も文脈も多様なケースを扱います。そうした学びを通じて、多層的な思考の引き出しを身に付けることができます。

現場を俯瞰して捉える視点と、歴史を紐解く視点

垣岡:金井さんも当初から明確な問題意識を持って本科目を選ばれたとのことですが、実際に受講してみて、どのような変化があったのでしょうか。

金井さん:当時はちょうど、1年次の履修を終えたばかりのタイミングでした。「経営とは何か」という問いに対して、少し分かったような気になっていて……。社内でも、いかにも“正解のような施策案”を経営陣に提案していた時期だったと思います。

でも、「ストラテジック・リオーガニゼーション」を通じて痛感したのは、企業がこれまでに積み上げてきた歴史や価値観を理解せずに変革を語ることの危うさです。

扱うケースも多岐にわたり、特定の業種や規模に偏っていません。そのおかげで、自分の視野も広がり、経営陣や幹部の方々と接する際に、相手の背景にリスペクトを持って向き合えるようになりました。

私はもともと中途入社した立場だったこともあり、プロパー社員が多い企業文化の中で、距離を感じることもありました。しかし、「彼らがどのような価値観を大切にして、どんな成功体験を積んできたのか」に目を向けることで、自然と関係が築けるようになったんです。

結果として、社内での巻き込みがスムーズになり、組織の動かし方が明らかに変わりました。

垣岡:それはすごく本質的な変化ですね。この科目での学びが、仕事に直結していることが伝わってきます。しかも、人事という立場で、組織横断的な対話ができるようになったというのは非常に大きな意味がありますね。

金井さん:はい。私は経営の中でも人事(ヒト)の領域を担当しているのですが、以前はどうしても自分の専門領域の視点だけで物事を見てしまっていました。

けれども今では、経営全体を俯瞰した中で「ヒト」という切り口から語れるようになったと感じています。財務の専門家や他領域のメンバーと関わるプロジェクトにも参加できるようになりましたし、これまでは幹部層だけで構成されていた会議にも声をかけていただく機会が増えました。

転職や異動をしたわけではないのですが、関われる領域がぐっと広がり、仕事が一気に面白くなった実感があります。

現場を俯瞰して捉える視点と、歴史を紐解く視点

垣岡:経営というのは、パーツごとに分断されているものではなく、あらゆる領域が連動して機能しているものです。その中で、「ストラテジック・リオーガニゼーション」は、それらのつながりを実践的に学ぶ科目と言えます。

また、再生というテーマにおいては、今起きている課題だけを見るのではなく、企業がこれまでどう歩んできたのかという歴史や、組織に染みついた癖を読み解いていく必要があります。つまり、現場を俯瞰して捉える視点と、歴史を紐解く視点の両方が求められるのです。

経営現場を再現する“緊張感のある対話の場”

垣岡:「ストラテジック・リオーガニゼーション」の大きな特徴のひとつに、グループワーク形式で企業再生のプランを立てるプロセスがあります。Day5・Day6のケースはグループ単位で取り組むことになりますが、もちろん最初から順調に進むとは限りません。上手くいった場面もあれば、悩んだ場面もあったのではないかと思います。

そうしたチームでの協働を通じて、どのような気付きや学びがあったのか。ぜひ具体的なエピソードも交えて、お聞かせいただければと思います。

万野さん:大きく印象に残っている学びが、2つあります。まず1つ目は、プレゼンテーションの場そのものが持つ「リアリティ」です。

最終プレゼンでは、チームで練り上げた再生プランを、あたかも本当にその企業の経営陣に共有するかのような雰囲気の中でプレゼンします。そして聞き手となるクラスメートも、経営幹部やメディア、株主といった“役割”を担って、その立場から質問やフィードバックを行います。だからこそ、当日のプレゼンの場には自然と緊張感が生まれますし、参加者それぞれが本気で臨む雰囲気ができあがっていました。

また、この経験を通じて感じたのは、「問いを立てる力」の重要性です。発表を聞く中で、「なぜこのような判断に至ったのか」「この計画の裏にどのような背景や文脈があるのか」を考えながら、経営者の視点で問いを立てる。さらに、他のメンバーがどんな視点からどんな質問を投げかけるかを観察することで、自分では思いつかなかったアプローチや切り口にたくさん出会うことができました。

垣岡:本当に、あのプレゼンの時間は“レポートの発表”というより、経営の現場を再現した「対話の場」になっていますよね。

経営現場を再現する“緊張感のある対話の場”

万野さん:2つ目は、チームマネジメントからの学びです。私のチームはとても雰囲気が良く、衝突もなくスムーズに進めることができました。でも、それは偶然ではなく、リーダーの手腕によるところが大きかったです。

それぞれのメンバーが出してきた意見や素材に対して、リーダーがいったんしっかり受け止める。そして、「この人はここにこだわったんだな」というエッセンスを残しながら、うまく全体に編み込んでいくんです。違和感なく自然と一つのアウトプットに仕上がっていく様子を目の前で見て、「ああ、これがプロジェクトマネジメントなんだ」と感じました。

私は会計士として普段は個人で仕事をしているので、こうしたチームでの進め方に触れる機会はあまり多くありませんでした。だからこそ、この経験は今後、タスクフォース型のプロジェクト支援に活かせると思っています。クライアント企業のプロジェクトリーダーを側面から支援する際など、まさに今回の経験がそのまま応用できると感じています。

垣岡:まさにグループワークならではの学びが凝縮されていますね。

問いが議論を変える、議論が学びを深める

金井さん:一番印象に残っているのは、「これは単なる課題じゃない」という没入感ですね。Day5やDay6の授業を迎える頃には、すっかりケース企業の“当事者”のような気持ちになっていて、自分ごととして捉える感覚が完全に出来上がっていました。

金井さん:もちろん、納期やアウトプットに対するプレッシャーもあります。個々のメンバーはみな能力が高く、熱量もあるのですが、それでも「うまく噛み合わない」という場面があるんです。それが逆に現実の仕事に近いなと感じました。

限られた時間の中で、意見のすり合わせをし、形にしていく。自分自身の主張を手放すところは手放しつつ、チームとしての最適解を見つけていくという難しさと向き合いました。

また、発表の場での質疑応答がとても印象的でした。同じプレゼンでも、質問の質によって全体の議論の深さがまったく変わるんです。ある質問がきっかけで議論が飛躍的に深まることもあれば、的を外した問いだと議論が空回りすることもある。「問いの立て方次第で、学びの質が変わる」というのは、この科目を通じて得た大きな気付きです。

垣岡:質問の力というのは、思考力を鍛える「クリティカル・シンキング」の根幹でもありますよね。特に専門性が高くなればなるほど、自分の関心領域に話が偏ってしまう傾向があります。しかし、だからこそまずは全体像を押さえ、幹となる視点を持って問いを立てることが、質の高いプレゼンや対話につながる。そういう意味でも、この科目を通して、再生の現場における問いの力の重要性を、あらためて強く実感しました。

問いが議論を変える、議論が学びを深める

“実務への接続力”を高める学び

垣岡:最後に、この科目を受講しようか迷っている方や、どの科目を選ぶべきか検討している方に向けて、応援のメッセージをいただければと思います。

金井さん:「ストラテジック・リオーガニゼーション」は、どんな業界や職種にいる方にも自信を持っておすすめできる科目です。

私自身、最初は少し構えていた部分もありましたが、実際に受講してみて驚いたのは、「これは他人事じゃない」と自然に思わされる仕掛けが随所にあることでした。課題の進め方やケースの扱い方が、自分自身の実務や組織の現場に“引き寄せられる”ようになっていて、それがすごく良い意味で“強制力”になっていると感じました。

グロービスには多彩な科目がありますが、この科目はとくに「学びを仕事に結びつける」ための“橋渡し”として機能する科目だと思います。学びの本質に触れて、仕事の幅が広がる。その手応えをぜひ味わってほしいです。楽しいので、安心して飛び込んでみてください。

“実務への接続力”を高める学び

万野さん:金井さんと重なる部分もありますが、私は「理論と実務の橋渡し」という観点でこの科目の価値を強く感じました。よくある悩みに、「学んだ知識を実務にどう活かせばいいかわからない」というものがありますよね。この「ストラテジック・リオーガニゼーション」では、まさにその“実務への接続力”を高めるトレーニングができます。

ケースを読み込み、議論し、自分なりの問いを立てていく。この一連の流れの中で、自然と「現場でどう使うか」を考えるようになるんです。待っているだけでは得られない力ですし、そういう意味でも、すごく実践的な科目だと思います。

垣岡:まさに、「実務にダイブしていく」という感覚ですね。

万野さん:はい。私自身は1年次の早い段階でこの科目を受けたんですが、結果的にそれが良かったと思っています。早く受けたからこそ、他の科目の学びにも“引き寄せ視点”が生まれた。そういう意味でも、まさに、学びの起点になるような科目でした。

垣岡:お二人とも、共通して「引き寄せ」という言葉を使ってくださったのが印象的でした。ケースは一見、個別の事象に思えますが、そこから学びを抽象化し、自分の現場に適用する。この“具体と抽象の往復”が、まさにこの科目で鍛えられる力だと思います。

垣岡:ありがとうございます。まるでクラスの時間が蘇ってくるような、そんな濃密なお話を伺えて、とても嬉しく思います。本日は本当にありがとうございました。

編集後記

「再生」と聞くと、危機的な状況や特殊な事例を想像しがちですが、その本質は、これまでの前提や仕組みを問い直し、変化に適応できる組織へと立て直すことにあります。市場や顧客の変化に対応しきれないもどかしさ、組織の中で感じる小さな違和感や足踏み。そうした日常の中にも、実は“再生のきっかけ”は潜んでいます。

「ストラテジック・リオーガニゼーション」は、そうした兆しを見過ごさず、現場に引き寄せながら本質的な変革を考え抜く実践の場です。与えられたケースを解くだけでなく、経営者の思考や組織の歴史に深く入り込み、「なぜ今こうなっているのか」「どうすれば前に進めるのか」と問い続けるプロセスそのものが、実務への力強い接続点となります。

これからの経営に求められるのは、目の前の課題だけでなく、その背後にある歴史や価値観にまで目を向け、組織を動かす意思と力です。もし今、会社や組織に変化の必要性を感じているなら、それはまさに再生を考えるべきタイミングかもしれません。自らの視座を高め、現場に変化を起こしたいと願う全てのビジネスリーダーにとって、この科目は確かな一歩を踏み出すきっかけとなるはずです。

垣岡 淳

グロービス経営大学院 教員

関西学院大学商学部卒業
神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了
大阪産業大学大学院経営・流通学研究科博士後期課程修了
学位:修士(経営学)、博士(経営学)

大学卒業後、大手食品メーカー入社。大手流通小売企業を対象とした営業部門のラインとスタッフを経験。その後大学院を経て株式会社日本総合研究所入社。コンサルティング部門にて消費財/生産財のメーカー及び商社、情報サービス/通信、流通小売、サービスなど、幅広い顧客を対象に経営戦略・マーケティングを中心とした調査・コンサルティング活動に従事。現在は複数の企業の経営アドバイザリーとして活動する傍ら、グロービスにおいて大学院やマネジメント・スクール、企業研修での講師を務める。複数の大学における非常勤講師、大阪産業大学客員教授(産学連携担当)などを歴任。各種セミナーにおける講演、雑誌などへの寄稿も多数。

金井 愛さん

卒業生 大阪校・2024年卒業

新卒で営業職としてキャリアをスタートし、その後は結婚・出産・転職を経て、現在は4社目に在籍。人事部門にて人材開発領域を中心に担当しており、中間管理職として組織開発や育成施策の企画・実行に取り組んでいる。

万野 裕人さん

卒業生 大阪校・2024年卒業

大学在学中に公認会計士試験に合格。監査法人に勤務した後、財務コンサルティング会社を経て、現在は独立し、会計士事務所を経営。資金調達支援、M&A、IPO支援など、トランザクション領域を中心に、企業の財務課題に対する外部支援を行っている。

池田 桃香

グロービス コンテンツオウンドメディアチーム