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投稿日:2024年03月28日
投稿日:2024年03月28日
田川欣哉氏が語る、デザイン経営の本質~生成AIの台頭で、デザインの価値はどのように変わる?
スピーカー
- 田川 欣哉氏
- Takram Japan株式会社 代表取締役
モデレーター
- 井上 陽介
- グロービス経営大学院 教員
グロービス経営大学院 テクノベートセミナー
「デザイン経営の本質 -生成AI時代におけるデザインの価値と未来-」
(2024年3月4日開催/都内ハウススタジオ)
2018年、経済産業省・特許庁による「『デザイン経営』宣言」が発表され、その中で「日本では経営者がデザインを有効な経営手段と認識しておらず、グローバル競争での弱みになっている」と指摘がなされた。
その後、一部の日本企業では、CDO(Cheif Design Officer)の設置や、デザイン思考(Design Thinking)の研修を積極的に導入する企業が増え続けている。しかし、デザインが経営の中枢となり企業価値向上に繋げている事例はまだまだ十分に生み出せていないのが実情となっている。 一方で、世界に目を向けるとAppleやTeslaをはじめとしたトップ企業ではテクノロジーに加えて、デザインやクリエイティブに膨大な投資を重ね、イノベーションを興し時価総額ランキングを塗り替えてきた。
そして、2023年は生成AIの躍進となる一年であり、2024年以降もこの加速は留まることを知らない。先端のテクノロジーを、顧客にとっての価値に転換するためにも、今ほどデザインやクリエイティブの力が求められている時代はないのではないだろうか。 今回のセミナーでは、「『デザイン経営』宣言」策定のコアメンバーでもあり、国内外の先進的なプロジェクトにおいてデザインイノベーションにおける多くの実績を持つTakram 田川欣哉氏をお招きし、テクノベート時代の中でこれからの経営の中枢にデザインはいかにして寄与するのかを議論する。(肩書等は登壇当時のもの)
スピーカー
田川 欣哉氏
Takram Japan株式会社 代表取締役
デザインを駆使したイノベーションやブランディングを多く手掛けるTakramを代表として率いる。経済産業省・特許庁の「デザイン経営」宣言の作成にコアメンバーとして関わった。グッドデザイン金賞、 iF Design Award、ニューヨーク近代美術館パーマネントコレクション、未踏ソフトウェア創造事業スーパークリエータ認定など受賞多数。東京大学工学部卒業。英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修士課程修了。2015年から2018年まで英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート客員教授を務め、2018年に同校から名誉フェローを授与された。日本デザイン振興会理事、東京大学総長室アドバイザーなどを務める。
モデレーター
井上 陽介
グロービス経営大学院 教員
大学卒業後、消費財メーカーに入社し、海外部門にて中国工場のオペレーション管理等に携わる。グロービス入社後はグロービス・コーポレート・エデュケーション(GCE)部門にて、様々な業種の企業に対してコンサルティング及び研修プログラム提供を行う。グロービス名古屋オフィス新規開設においてはリーダーとして事業立ち上げを推進。その後GCE部門マネジング・ディレクターを経て、デジタル・テクノロジーで人材育成にイノベーションを興すことを目的としたグロービス・デジタル・プラットフォーム部門を立ち上げ責任者として組織をリードする。また、創造(ベンチャー、新規事業)領域の研究・開発グループの責任者も担い、自身もグロービス経営大学院や企業研修において「クリエイティビティ」「イノベーション」等のプログラムの講師や、大手企業での新規事業立案を目的にしたコンサルティングセッションを講師としてファシリテーションを行う。学習院大学法学部卒業。
フランスINSEAD:IEP(International Executive Programme)、スイスIMD:HPL(High Performance Leadership)修了。