GLOBIS Articles

  • マーケティング
  • 先進事例
  • インタビュー
  • イベント
  • 動画
  • 知見録PICK UP

投稿日:2022年12月01日

投稿日:2022年12月01日

スポーツ×Web3でお金のあり方を変える~琉球アスティーダの奇跡~早川周作氏(琉球アスティーダスポーツクラブ 代表取締役)

早川 周作
琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社 代表取締役
西 恵一郎
グロービス経営大学院 教員

初年度最下位からわずか3年で卓球Tリーグを制し、日本一を獲得した「琉球アスティーダ」。「スポーツにお金が集まらない」という常識を変え、スポーツ業界に新たなお金の循環を生み出した。スポーツ業界にはどのような可能性があり、いかにしてスポーツにお金が循環する仕組みをつくるのか。これからのスポーツビジネスの展望や、実現していきたい世界について、琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社 代表取締役 早川 周作氏にお話をいただいた。

講演の中では、「プロスポーツはファンビジネスであり、トークンの仕組とは親和性が高い。新しい『応援=支援』のお金の循環モデルを作る」「志があるところには、必ず道が拓ける。夢をあきらめず、どんなに苦しくても実行し続けていくことが大事」などの意見が出た。

参加者からは「新しい発想をビジネスに活用していること、地域経済にも貢献するモデルでもあることなど、学びがとても多かった」「MBAで得られる時流を掴む力、人脈、市場を見つける力と言う能力と、志は両輪で必要と改めて感じました」 などのコメントが寄せられ、多くの気付きを得られるセミナーとなった。

早川 周作

琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社 代表取締役

2012年10月より2013年3月まで、日本経済新聞の子会社、ラジオNIKKEIで全国ネット冠番組「タイムリー・トークショー早川周作Co-Lab」に出演。 30分の番組内では時事ニュースへのコメントや名経営者、現職大臣、知事等を迎え時事対談を繰り広げた。

また、弁護士、行政書士、公認会計士、税理士、社労士が在籍する総合コンサルティンググループ『日本リーディングコンサルティング株式会社』代表として約90社の数多くのベンチャーの顧問やアドバイザーの立場で法務・財務・営業支援などを指揮してきた。

2018年2月、沖縄から卓球のプロリーグであるTリーグに参戦する「琉球アスティーダ」やトライアスロンチーム、飲食店を運営する琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社を設立し、代表取締役に就任。2021年3月、プロスポーツチームとして日本初となる上場を果たす。2021年4月、女子チームに参入し子会社の九州アスティーダ株式会社を設立し、取締役に就任。同年8月、子会社のアスティーダマーケティング株式会社、AMG株式会社取締役に就任。

また明治大学MBAビジネススクール講師、国立大学法人琉球大学客員教授に就任し業種業界を超えた幅広い分野で活躍している。

グロービス経営大学院経営研究科経営専攻修了。

西 恵一郎

グロービス経営大学院 教員

早稲田大学卒業。INSEAD International Executive Program修了。

三菱商事株式会社に入社し、不動産証券化、コンビニエンスストアの物流網構築、商業施設開発のプロジェクトマネジメント業務に従事。B2C向けのサービス企業を立ち上げ共同責任者として会社を運営。

グロービスの企業研修部門にて組織開発、人材育成を担当し、これまで大手外資企業のグローバルセールスメソッドの浸透、消費財企業のグローバル展開に向けた組織開発他、多くの組織変革に従事。グロービス初の海外法人を立上げ、現地法人の経営を行う。

現在はコーポレート・エデュケーション部門マネジング・ディレクター兼中国法人の董事を務める。講師はグローバル戦略、リーダーシップ、アクションラーニングを担当。経済同友会の中国委員会副委員長(2018 、2019、2020)。