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投稿日:2022年11月25日

投稿日:2022年11月25日

社会現象のつくり方~ビジネスブレイクスルーをもたらすクリエイティブの力とは~C The Breakthrough Company GO代表取締役・三浦崇宏氏

三浦 崇宏
The Breakthrough Company GO 代表取締役 PR/CreativeDirector
田久保 善彦
グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長

さまざまな環境変化により、いっそう複雑さを増す昨今において「クリエイティブ」の力でビジネスブレイクスルーを起こす重要性が増している。あらゆる商品やサービスが乱立する中で、いかにして本質的な価値を見出し、社会の認知を変えるほどの現象を生み出すのか。企業の新規事業開発から革新的なプロモーションまで幅広く手がけているクリエイター集団であるThe Breakthrough Company GO 代表取締役 三浦 崇宏氏にお話をいただいた。

三浦氏は「表現を作るのではなく、現象を創るのが仕事」と述べている。講演の中では、「資本主義経済の限界を迎えた今、日本経済を救うためには、ブランディングによる値上げと、サービス化による顧客生涯価値(LTV)の向上が不可欠。そのどちらにも、クリエイティブの力が重要になる」「クリエイティブとは『想像し、創造する力』である。他者の感情を想像し、新しい可能性を創造すること。想像×創造がクリエイターの仕事であり、顧客や社会の課題を解決できる」などの意見が出た。

参加者からは「顧客の立場で想像することに難しさを感じていたが、『自分が大切にしている人』で考えるなど多数のヒントをいただけた」 「情報を受け取る側に主導権があるという言葉が印象的。ただ相手の話を聞くのではなく、具体的な行動をイメージして聞くことで、インプットの質が格段に変わることを学んだ」などのコメントが寄せられ、多くの気付きを得られるセミナーとなった。

三浦 崇宏

The Breakthrough Company GO 代表取締役 PR/CreativeDirector

2007年 博報堂入社、マーケティング・PR・クリエイティブの3領域を経験、TBWA /HAKUHODOを経て2017年独立。「表現をつくるのではなく、現象を起こすのが仕事」が信条。Cannes Lions、PRアワードグランプリ、ACC TOKYO CREATIVITY AWORDS グランプリ/総務大臣賞など受賞多数。

著書『言語化力(言葉にできれば人生は変わる)』(SBクリエイティブ)がAmazonのビジネス書ランキングで1位に。他に『人脈なんてクソだ(変化の時代の生存戦略)』(ダイヤモンド社)。『超クリエイティブ(発想✖️実装で現実を動かす)』(文芸春秋)『何者かになりたい』(集英社)など。大学での講師や、テレビの情報番組でコメンテーターなども務める。

田久保 善彦

グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長

慶應義塾大学理工学部卒業、修士(工学)、博士(学術)、スイスIMD PEDコース修了。株式会社三菱総合研究所にて、エネルギー産業、中央省庁、自治体などを中心に調査、研究、コンサルティング業務に従事。現在グロービス経営大学院にてマネジメント業務・研究等を行なう傍ら、リーダーシップ系・思考系科目の教鞭を執る。 経済同友会幹事、上場企業、ベンチャー企業社外取締役等も務める。

著書:『ビジネス数字力を鍛える』(ダイヤモンド社)、『社内を動かす力』(ダイヤモンド社) 共著:『志を育てる』、『グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略』、『27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10』、『これからのマネジャーの教科書』、『人的ネットワークづくりの教科書』(東洋経済新報社)、『MBAクリティカル・シンキングコミュニケーション編』(ダイヤモンド社)ほか多数。