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投稿日:2021年07月26日

投稿日:2021年07月26日

Sansan×神山まるごと高専 出会いからイノベーションを生み出す~寺田親弘

寺田 親弘氏
Sansan株式会社 代表取締役社長/CEO
神山まるごと高専(仮称・設置構想中) 理事長候補
田久保 善彦
グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長

「それさぁ、早く言ってよ〜」というCMのセリフを耳にしたことある人は多いのではないだろうか。クラウド名刺管理サービスなどを手掛けるSansan株式会社の創業者である寺田 親弘氏をお招きし、どのような着想からこの市場を生み出したのか。アイデアを実現するためには、どのような壁を乗り越えて来たのかについてお話しいただいた。

また、2023年4月の開校を目指している「神山まるごと高専(仮称・設置構想中)」プロジェクトについて、どんな想いを持って立ち上げられたのか、そしてどのような未来を描いているのか、などこれまでの挑戦の軌跡とこれからの新たなチャレンジについても話を聞いた。

講演の中では「風を追いかけるのではなく、風を起こすのだという矜持のもとサービスを生み出す」「テクノロジー×デザイン×起業家精神。モノを作る力で、コトを起こす人を育てる」など、イノベーションを起こすためのヒントを得られた。

参加者からは「社会に衝撃を与える行動には、論理を超えることが必要だと感じた」「教育・地域活性のお話をお伺いして、日本の未来に期待が持てた」などのコメントが寄せられた。多くの参加者が、寺田氏の熱い想いに感化されるセミナーとなった。

寺田 親弘氏

Sansan株式会社 代表取締役社長/CEO
神山まるごと高専(仮称・設置構想中) 理事長候補

慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、三井物産株式会社へ入社。情報産業部門に配属された後、米国・シリコンバレーでベンチャー企業の日本向けビジネス展開支援に従事する。帰国後は、社内ベンチャーとしてデータベースソフトウエアの輸入販売を行う部門を立ち上げる。その後、関連会社に出向し、経営企画・管理業務を担当。2007年、Sansan株式会社を創業する。2018年に、徳島県神山町に私立高専「神山まるごと高専(仮称)」を設置するプロジェクトを立ち上げ、現在、2023年4月の開校に向けて構想中。

田久保 善彦

グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長

慶應義塾大学理工学部卒業、修士(工学)、博士(学術)、スイスIMD PEDコース修了。株式会社三菱総合研究所にて、エネルギー産業、中央省庁、自治体などを中心に調査、研究、コンサルティング業務に従事。現在グロービス経営大学院にてマネジメント業務・研究等を行なう傍ら、リーダーシップ系・思考系科目の教鞭を執る。経済同友会幹事、経済同友会・新産業革命と社会的インパクト委員会副委員長(2016年度)、新産業革命と規制・法制改革委員会 副委員長(2017、2018年度)、ベンチャー企業社外取締役、顧問等も務める。

著書:『ビジネス数字力を鍛える』(ダイヤモンド社)、『社内を動かす力』(ダイヤモンド社)

共著:『志を育てる』、『グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略』、『27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10』、『これからのマネジャーの教科書』(東洋経済新報社)、『MBAクリティカル・シンキングコミュニケーション編』(ダイヤモンド社)ほか多数。