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若手が学ぶMBAの価値

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【氏名】岡本 悠佑
【入学年】2016年

大阪校学生ブログをご覧の皆さま、はじめまして。グロービス経営大学院・大阪校に2016年度に入学した岡本悠佑と申します。
私は現在、急性期病院にて理学療法士として病院に勤務し、主に心臓リハビリテーション分野にて生活習慣病予防を専門にしております。今回は私自身が感じているグロービスを紹介したいと思います。


【必要なタイミングで必要な機会は訪れる】
グロービス経営大学院の単科生として受講したとき、私の仕事には3つの変化が訪れていました。
1つ目は、本業で昇進し、部署に配属される新卒者の臨床教育全般の管理に携わるようになりました。前任は医療者としても一流の素晴らしい方々が歴任していたことからも、私なりの方法で新卒者がより成長できる環境を作ろうと意気揚々としたタイミングでした。
2つ目は、同時期に教育系NPO法人の設立をし、それに伴い、理事を拝命することとなりました。しかし、メンバーの意見や力を引き出しまとめることができず、なかなか組織運営がうまくいっていなかったタイミングでもありました。
そして3つ目は、起業を考えており、そのための事業プランを策定・実施していたのですが、ことごとく失敗してしまい、自分のリーダーシップや事業計画力の不足をひしひしと感じていたタイミングでした。

このように3つのことを同時並行で進めており、そのパラレルキャリアの中で働き方が変化していく中で、人や組織を動かすための「情」と「理」の両面における私自身の力(論理的思考・リーダーシップ・経営全般を捉えられる視座の高さ)がより求められるようになったタイミングが重なった時に、相談に乗ってくださっていたのがグロービス卒業生の方でした。その方の勧めを受け、グロービスで単科生として、まずは受講をすることにしました。

2015年4月に「クリティカル・シンキング」、引き続き10月に「組織行動とリーダーシップ」を受講したのですが、週末に授業で学んだことが、職場やNPOでの仕事で「月曜日からすぐに使える」点に感銘を受けました。グロービスは、教員陣の方々が学生から出た実務上の疑問や意見を拾い上げながら、インタラクティブな授業をしてくださるため、経営学を、より実践とつなぎ合わせた形で理解することができます。私にとっては、まさに求めていたタイミングで求めていた学びが得られる場所と出会えたため、迷うことなく本科生への入学を志望しました。

【何を学ぶかも大事だが、誰と学ぶかが一番大事】
グロービスでは勉強会やクラブ活動も盛んで、授業以外での活動からも成長を見いだすことができています。
同期の中で「何を学ぶかも大事だが、誰と学ぶかが一番大事」と言い続ける仲間がいます。私自身も共感するところです。実務家としてキャリアを積み、多様な視点を持った仲間と勉強会や飲み会を通じて、本気で議論し、意見し合うことで、経営学を学問として漫然と学ぶのでなく、より実務に近い「生きた学び」として得ることができるのは、グロービスに入って一番よかったと思う点です。

またクラブ活動は、「持続的な社会保障を実現するためのサービスを研究する会」を立ち上げ、社会課題と立ち向かって起業されている経営者をお招きしたイベントを開催しております。ご高名な経営者の方々と直にやりとりしながらイベントを作り上げるという経験は、これまでにやったことのないチャレンジであり、ありがたいご指導をいただくことも多々あります。クラブ活動では職場から離れた安心・安全(リスクフリー)の場だからこそ、「失敗したっていいじゃないか」と積極的にチャレンジすることができるため、私自身のリーダーシップ行動を変えるための貴重な機会になっています。

クラブ活動では卒業生の方々も参加することが多く、年次を越えた、密度の濃いネットワークを作ることができるのも魅力です。

【起業を目指すうえでの、可能性を広げる重要なステップ】
グロービスには将来起業したいと思い入学する人や、入学してから起業を志す方も多くいらっしゃいます。私もその一人です。
経営者の中には「起業プランがあるなら、MBAに時間と金を費やすよりも、とっとと起業した方がいい」と言われる方もいらっしゃいます。正直そう思う部分もあります。ただ、ヒト・モノ・カネの経営に関する知識をただ学ぶだけでなく、より実務に落とし込み「実力」としての学びを得る場所、密度の濃い人的ネットワークを通じて同志を見つけることが出来る場所、そして自分の可能性を最大限に広げて自分が成し遂げたい「志」を見つける場所として、グロービス経営大学院を選択したことを後悔したことはありません。

2016年で30歳を迎えましたが、新しい10年のさらなる成長のために、そして「志」を果たすため、一つ一つ学びと実践を積み重ねて、着実に成長していきたいといきます。