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【MBA生活】MBA母ちゃんの育児休暇

【名前】星野 翠
【勤務先】ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
【入学年】2013 年

みなさんこんにちは!

2013期生の星野 翠と申します。

私は2012年1月から単科生としてグロービスに通い始め
2013年4月に入学、同年8月に元気な女の子を出産しました。
グロービスは7月から9月まで休学し、10月期より復学しています。

なぜ出産直後からグロービスに通うのか、
育児と勉強を両立するための工夫・苦労等をご紹介させて頂きたいと思います。


まず、そもそもグロービスに通っている理由ですが
私はずっと抱いている夢があり、その夢の実現に向けて中学生の頃から一貫して
走り続けてきました。

その原点は中学生の時にモンゴルに行った際、マンホールチルドレンに物乞いを
された経験でした。
その時から、この子達が生まれた場所でこうも変わる運命を、なぜ賢い大人達は
解決できないのか、
一緒に日本から行った日本の大人達も何故見て見ぬ振りをするのか、
とても憤りを感じました。

それからボランティア活動をしたり、インドの電気が通らない村に灯りを灯す
ビジネスのお手伝いをしたりしてきました。
でも無償でボランティアをするのも、インドでいわゆる社会起業家のような事を
するのも物足りない。
買い与えるのではなく、その人たちに経済力をつけて自分で買えるようにする。
そんなビジネスモデルを作りたいと考えていました。だからグロービスに来たのです。

なので、出産をしてもグロービスを諦めるという選択肢はありませんでした。

出産直後から復学したのは育児休暇期間を最大限有効活用するためです。
8月に出産をし、翌年の3月まで育児休暇を取得する予定で会社と相談していました。

グロービスのクラスは3ヶ月毎に開講するため、10月期から復学できれば
4月の復職までに2ターム、1月期からとなると1ターム受講できます。
育児休暇期間中に少しでも学びを深めたかったので、10月期に復学することにしました。

でも産後すぐの復学は不安でした。

主人も私も実家がそれぞれ群馬と東京で、親戚も関西に1人もいない状況で、
初めての育児でてんてこ舞いになっていないか、
産後の自分自身の身体がどこまで回復できているか、
私が授業に出ている間、主人が1人で娘の面倒をみられるのか。
実際のところ10月は乗り越えられました。

主人が本当によく面倒をみてくれて、オムツ替えからミルクの調乳、
沐浴、寝かしつけなどすぐにマスターしたので、
私にとって授業中は育児から離れられるリフレッシュの時間となりました。

主人のサポートがなければ復学は出来なかったと思います。

しかし生後3ヶ月を過ぎてから夜泣きが始まり、体力的にしんどくなり
復学を後悔したことも少なくありませんでした。
何度か東京の実家に里帰りをして、東京校で振替受講をしようと考えた事もあります。
ですが、復職したらもっと大変になる、その前の予行演習だと
ポジティブに考えるようになりました。

育児をしていて一番の課題は勉強時間の確保です。

出産前までは自分のスケジュールに勉強時間をアポイントとして予定に組み込んでいました。
仕事が休みの日は2、3時間と連続して時間を確保することも容易でした。
しかし出産後は予定が組めなくなりました。

娘がいつ泣くのか、いつ寝るのかわからないのです。

生まれたての頃は一日の半分位寝ていましたが、現在生後5ヶ月の娘は日中は
ほとんど起きているようになりました。
切羽詰まっている時には娘をおんぶして、ケースや参考図書を読みながら部屋を
歩き回るという二宮金次郎状態ですが、この方法も30分と続けようとすると
運動負荷が大きく筋肉痛になります。

ですので、昼間は家事と育児に専念し、夜中を勉強時間にあてるようになりました。

それまで夜泣きは私にとって睡眠時間が細切れになり、ぐっすり眠れなかったので
ただただ辛いばかりでした。

そこで、どうせ深い睡眠が得られないのであれば、夜泣きを目覚まし時計と考え、
夜中に勉強すれば良いと考えるようになったのです。
娘に起こしてもらい、授乳して娘を寝かしつけ、静けさが戻ったところで勉強。
最高の環境です。
次の授乳までのタイムリミットがあるので、より集中力が高まり勉強が
はかどるようになりました。

それでもこれまでに比べると勉強時間(量)は減りました。

勉強会や懇親会に参加しづらくなったのもその理由のひとつです。
これまでは授業でわからなかった点を懇親会や勉強会で解消すればいいと、
どこか自分に甘えており、勉強時間でカバーしようと考えていました。

しかし学びは量×質。産後は質を高めるため学びのスタイルを変えました。

具体的には毎回3時間の授業に全力投球すること。(もちろん今までもしていましたが!)
KPIを毎回の授業の成績(発言の量と質)にすることで予習・復習のやり方を変えました。
すると産前の方が自由時間があったのにも関わらず、
勉強時間が減っても質を高めた事で授業の成績は格別に良くなり、
結果、学びも深まりました。

娘と一緒に遊びながら学ぶことも出来ます。
経営戦略でアパレルのケースがあった時、
実際に登場するショップとその競合3店舗をお客として体験しました。
娘もお散歩が大好きなので、2人で遊びながらケースの予習ができました。

プリント配線板のケースでは、娘を抱っこしながらプリント配線板の絵を書いたり、
工場のレイアウトを書いて遊んだりと、育児と学びを融合してお互いに楽しんでいます。

出産前までは正直不安でした。

でもこんな私を支えてくれる主人や、初めて受講したクリティカル・シンキング
クラスの仲間、大阪校2013期生、グロービスのスタッフの方々などのサポートが
あるから続けられます。
また、2013年末から、大阪校2010期生の久保さんを中心として、
育児をしながらグロービスで学ぶパパママを応援するGrow!bisというグループが始動し、
学生同士で支援をし合う仕組みも生まれてきました。

正直しんどいですが、娘がいるから色々知恵を絞って工夫するようになりました。
これから復職して更にしんどくなるな?と思う一方、どうやってそれを乗り越えようか、
今からワクワクしています。

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