グロービス経営大学院

お知らせ

2021年04月01日

2021年04月01日

2021年度日本語MBAプログラム入学式をオンラインで開催

~入学者数は過去最多1,126名、オンラインキャンパスへの入学者は昨対約3倍増~

グロービス経営大学院は3月28日(日)、2021年度日本語MBAプログラム入学式をオンラインで開催しました。入学者数は東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンラインの6キャンパスを合わせて過去最多の1,126名となりました。また、オンライン学習のニーズがより一層高まりオンラインキャンパスへの入学者数は昨年の約3倍に増加しました。

 グロービス経営大学院では新型コロナウイルス感染症拡大の抑止を図りながら、新入生を祝して迎え入れる機会を設けるため、入学式を昨年同様にオンラインで開催しました。

入学者数の成長と学生の多様性の増加

2006年開学当初、78名だった大学院本科入学者数は、2021年4月にはパートタイム&オンラインMBAプログラム(日本語)で1,126名に達し、日本最大のビジネススクールに成長しています。

近年では、医師や弁護士などの専門資格職、エンジニアやデザイナーなどのクリエイティブ職、NPO職員や公益財団職員などの非営利職に従事する入学者が増えています。「プロスポーツ選手セカンドキャリア支援MBA奨学金」の開始を受け、プロスポーツ選手が入学する例も見られ、学生の多様性は急速に増しています。

グロービス経営大学院は、前身プログラムであるグロービス・オリジナルMBAプログラム(GDBA)の開講から18年、2006年の開学から15周年を迎えます。この15周年という節目の年に、「クリティカル・シンキング」へのAIラーニングシステム「GAiL」の提供開始(※1)といった取組や、オンラインと通学(オンキャンパス)を自由に行き来できる新たなプログラム、ハイブリッド型MBAへの刷新(※2)など、さらなる進化を遂げていきます。 

※1クリティカル・シンキングへのAIラーニングシステム「GAiL」の提供について、概要はこちらをご覧ください。
※2 ハイブリッド型MBAプログラムへの刷新について、概要はこちらをご覧ください。

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学長 堀からのエール

スピーカー:堀 義人 グロービス経営大学院 学長

堀は「桜が美しく咲き誇るこの季節に、1,126名の優秀な方々をグロービス経営大学院にお迎えすることができ、とても嬉しく思っております。コロナウィルスは予断を許さない状況ですが、グロービスはどんな環境であっても、皆様の学びを止めることなく、リアルとオンラインを組み合わせながら、最善の学びの機会を提供します。」と挨拶をはじめました。

 続けて、新入生への3つの期待を提示しました。

 1つ目は、グロービスが提供する『能力開発』『人的ネットワーク構築』『志の醸成』の場を最大限活用すること。

 2つ目は、リスクを取り『創造と変革』を成し遂げる姿勢を身に付けること。

 3つ目は、世界観・歴史観・倫理観・人生観・使命感という『5カン』を持って、リーダーとしての意思決定を行うこと。 

また、テクノロジーとイノベーションを組み合わせたグロービスの造語「テクノベート」についても言及。 「現在、テクノロジーの指数関数的な進化により、全ての業界で劇的なディスラプティブな変化が起こっています。コロナで、その変化がいっきに加速しました。教育もテクノロジーにより劇的に変化をしています。4月には、基本科目である「クリティカル・シンキング」の受講者向けに、AI(人工知能)による記述式演習問題のフィードバックを可能にした、日本初のAIラーニングシステム「GAiL(ゲイル)」のトライアル提供を開始します。」 

最後にこれから2年をかけて成長していく新入生に向け「ぜひグロービスで、テクノベート能力を持つ「創造と変革の志士」として思いっきり多くのことを吸収して欲しい」と、力強いエールをおくりました。

新入生代表スピーチ

■中嶋 一将さん

「全ての人にファイナンスを。」貧困や難民などに関わらず、誰もが取り残されることなく金融サービスへのアクセスでき、金融サービスの恩恵を受けられるようしたいという志を胸にグロービスの門をたたいた中嶋さん。その背景には、2013年に生まれて初めて訪れた、発展途上国フィリピンでの経験があると語りました。  

「当時フィリピンでは、75%以上の方が銀行口座を保有できず、4輪や3輪の商用タクシードライバーに限ると8、9割が信用がなく、お金を借りることができない状況を目の当たりにしました。一方で貧困・低所得層の方々にとって3輪タクシーはなくてはならない公共交通機関であるという事実。私はこの問題に解決するために、「格差」や「不平等」を是正するため、独自のFinTechサービスを提供することで貧困層・低所得層でも金融機関の与信審査に通過する仕組みを構築し、自動車ローンを活用できる環境を創出する事業をおこなっています。これからは物語だけではなく数字でもビジョンを語ることのできる経営者を目指して、新しい知識や考え方を身につけることで、人生観や視野を広げていきます。」

■中岡 まゆみさん

日本や世界の発展に貢献する事業を手掛けたい、という想いでエネルギー会社に勤める中岡さん。新規事業開発を手掛ける海外の事務所に異動し、投資案件の発掘や海外子会社の経営サポートを担当するなかで能力開発の重要性を体感、また、世界と戦うためには組織の多様性の実現が不可欠と課題意識を語りました。 

「現在私が働いているシンガポールの事務所は国籍も性別も人種も様々な人がいます。これから一層、多様な意見が受け入れられる、強くフェアな組織を作れるようにと思い、グロービスで学ぶことを決意しました。グロービスでは多様な人が学んでおり、リスクフリーの環境と様々なことに挑戦できる素晴らしい環境があります。この2年間は新たな仲間と繋がり、互いに学び教え合い、これらのネットワークを最大限活用し、ともグロービスで学ぶ仲間全員で新しい境地に行き、一人では見えなかった景色、成し遂げられなかったことを実現していきたいと思います。」

■金子 達さん

建築資材全般を取り扱う卸売業を営むご両親を助けたい、という一心で茨城県水戸市にある金子金物の4代目事業承継者となった金子さん。事業承継から間もなくご両親が他界し、孤独な経営者を経験するも、失意から立ち上がり「従業員が幸せで、誇りを持って働ける会社にしなければ」と、グロービスで学ぶ決意をしました。 

「私の志はシンプルに、会社を良くしたい、です。自分の会社を「良い会社」にしていくことが、ひいては地域全体の底上げ、活性化に繋がっていくと強く信じています。私はまだまだ未熟な経営者ですが、もう孤独な経営者ではありません。私は、人に出会うためにグロービスで学びます。そして、出会った仲間への最大限のGIVEをこの場で皆さんに誓います。皆さんに刺激を与えられる存在になり、自社だけでなく他社も巻き込んで地方創生の一翼を担っていきます。」

セクション・ウェイの発表

グロービス経営大学院では、学生を30〜40名ずつのセクションに分け、人的ネットワーク構築やそれぞれの学生が持つ志の実現のために互いにサポートし合うことを促進しています。入学式閉式後、各セクションリーダーから「セクション・ウェイ」というセクションごとの行動指針が発表されました。これは入学式に先立って開催された「入学オリエンテーション」でセクションごとに半日かけて議論し、学生たち自らが定めたものです。

 個性豊かなウェイが発表され、セクションメンバー全員によるコール&レスポンスがあったり、メンバーからセクションリーダーへ景気づけのかけ声などもあり、和気あいあいとしたプレゼンテーションとなりました。新入生のみなさんの表情を見ていると、各セクションが、互いに切磋琢磨し、仲間全員で成長するコミュニティへと進化していくであろうことがうかがえました。

グロービス生涯の友と呼べる仲間ができる仕組み

グロービスでは、教室の外でも人的ネットワークが築けるように数多くの仕組みが用意されています。こうした仕組みを通じて、共に成長し続ける生涯の仲間を得ることができるのです。

あすか会議

2019年に15周年を迎えたあすか会議は、政治家、経営者、学者、メディアなど各界の数多くのトップリーダーの知見・志・情 熱に触れることができる合宿型のカンファレンスです。また、 東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンラインの学生が1,000人規模で一堂 に集うことで、ネットワークを広げる貴重な機会となっており、「能力開発・人的ネットワークの構築・志の醸成」という教育理念が2日間に凝縮されたイベントとなっています。


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クラブ活動

社会の「創造と変革」に貢献することをテーマに掲げ、学生が自主的に取り組む活動です。共通の目的や問題意識を持った同志が集い、それぞれのクラブが多彩なテーマで独自の活動を展開しています。学年の枠を超えて、在校生と卒業生が知識や経験を共有し合うクラブ活動は、志を実現につなげるための場として、大きな意味を持つものとなっています。


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