グロービス経営大学院

お知らせ

2026年10月13日

2026年10月13日

グロービス経営大学院、英語MBAリユニオン2026を開催 「アルムナイ・アワード」で社会や組織の創造と変革を実践した卒業生3名を表彰

グロービス経営大学院大学(以下グロービス経営大学院)は、10月11日、「英語MBAリユニオン2026」をグロービス経営大学院東京校で開催しました。

「Beyond Coming Together. The Next Step Forward(集う、その先へ。次の一歩を踏み出す)」をテーマに、28期にわたる卒業生187名以上が参加しました。

卒業生同士が交流を深める場であるとともに、学びを広げる機会として、教員による7つの分科会、学長の堀義人との対話セッション、アルムナイ・アワードの授賞式を実施しました。

開会にあたり、学長の堀義人と研究科長(英語MBA)の廣瀬聡が開会の挨拶を行いました。続く基調対談には、グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社の投資先であるKotoba Technologiesの共同創業者・小島熙之氏と、定額制動画学習サービス「GLOBIS Unlimited(英語版)」のプロダクトディレクターを務めるアレックス・シャーフが登壇。新しいテクノロジーをビジネスモデルに柔軟に取り込み、事業の革新につなげていく方法について議論しました。

グロービス経営大学院教員と共に実践的な生涯の学び深める分科会

グロービス経営大学院の教員による7つの分科会では、テクノベート*1、マーケティング・戦略、会計・ファイナンスなど幅広い領域から実務に直結する知見が共有されました。
副研究科長(英語MBA)のオン・マロムは、AIによる検索最適化(GEO)を例に検索のあり方の変化を、教員のケルビン・ソンは生成AI時代におけるビジネスモデルの変化への対応を、グロービス ディレクターのジェイク・プラットリーは人の判断力を高める方法を解説しました。ファイナンス領域を担当する教員の鷲巣大輔は、適切なリスクの取り方と、財務モデルの自動化が進む中でも人が果たす役割の重要性を紹介しました。
また、グローバルなリーダーシップや起業戦略をテーマにしたセッションも開催。教員の中村知哉は、日本的経営や「志」が世界で持つ意義を、若杉忠弘が思いやりのあるリーダーシップと組織の変化への対応力を、小早川鈴加がスタートアップの競争戦略を、企業事例などを交えながら解説しました。
*1 テクノベート:テクノロジーとイノベーションを組み合わせたグロービスの造語。

学長セッション

学長セッションでは、学長の堀義人が自らの起業の歩みとグロービス創業の理念を振り返りながら、卒業生との対話を行いました。志を明確に持つことや、ヒト・カネ・チエが循環する生態系を築くための考え方について、自身の経験を交えて共有しました。
卒業生にとっては、これまでのキャリアを振り返り、大切にしてきた価値観を再確認するとともに、それぞれの強みを生かし、世界に意義ある変化をもたらすためのヒントを得る機会となりました。

英語MBAアルムナイ・アワード2026受賞者(敬称略)

<創造部門>
ニティン・ヒンガル 氏(2017年卒業)
株式会社アンビカコーポレーション 創業者・代表取締役社長

<変革部門>
酒巻 真琴 氏(2024年卒業)
サントリーウエルネス・アメリカ 最高経営責任者(CEO)

<社会貢献部門>
夫律子 氏(2022年卒業)
クリフム出生前診断クリニック(CRIFM) 院長/株式会社リッツメディカル CEO

アルムナイ・アワードは、卓越したリーダーシップやビジネスの革新、社会への貢献を実践した卒業生を表彰するものです。2005年に創設され、2023年から英語MBAの卒業生を対象とした授賞式を開始しました。

受賞部門は、ベンチャーの起業や新規事業の立ち上げなどの「創造部門」、既存組織の再生などを対象とする「変革部門」、社会課題の解決に取り組む「ソーシャル部門」の3つです。選出にあたっては、社会の創造や変革に寄与し、社会価値の向上に資するものであるか、またそのリーダーが高い人間的魅力を備えているかといった点を重視しています。

受賞理由

創造部門:ニティン・ヒンガル 氏

パートタイム&オンライン英語MBAプログラム 2017年卒業
株式会社アンビカコーポレーション 創業者・代表取締役社長

ニティン・ヒンガル氏は、株式会社アンビカコーポレーションを日本有数のインド食品輸入・流通企業へと育て上げた功績により、創造部門を受賞されました。1995年に来日し、自身の菜食習慣に合う食品を求めた経験から、実務未経験のまま1998年に東京のガレージで同社を共同創業しました。グロービスで学んだ知見を生かして日本とインドを結ぶ供給網を築き、27年間で飲食店7,000軒以上、スーパーマーケット2,000軒に商品を届ける企業へと成長させています。

変革部門:酒巻 真琴 氏

パートタイム&オンライン英語MBAプログラム 2024年卒業
サントリーウエルネス・アメリカ 最高経営責任者(CEO)

酒巻真琴氏は、サントリーの酒類事業で新たな市場を切り拓き、その経験を海外市場でも生かした功績により、変革部門を受賞されました。ブランドマネージャーとして「翠ジン」の立ち上げを主導し、ジンを食事と共に楽しむ身近な飲み物として位置づけました。売上は2020年の発売時の約12億円から3年で約10倍の約120億円に伸び、国内ジン市場の急拡大の原動力となっています。2025年6月からはサントリーウエルネス・アメリカのCEOとして、米国市場向けの男性スキンケアブランド「KIZEN」を立ち上げ。グロービスで身につけた起業家精神やリーダーシップ、戦略フレームワークを生かし、従来の手法にとらわれず、現地市場に合わせた戦略でブランドの成長を率いています。

社会貢献部門:夫律子 氏

パートタイム&オンライン英語MBAプログラム 2022年卒業、学位:MD、PhD、MSc、LLB、MBA
クリフム出生前診断クリニック(CRIFM) 院長/株式会社リッツメディカル CEO

夫律子氏は、胎児の脳・神経の画像診断と出生前医療における先駆的な取り組みにより、社会貢献部門を受賞されました。慶應義塾大学で法学、徳島大学で医学、香港中文大学で医療遺伝学を学び、グロービスでMBAを取得した後、2006年に大阪でクリフム出生前診断クリニック(CRIFM)を設立。経腟3D超音波と遺伝学的検査を組み合わせた「fetal neurosonogenetics」という新たな診断領域を確立し、30年以上にわたり臨床に携わるとともに、その研究は国際的にも高く評価されています。出生前診断への社会的な偏見が根強かった時代から、医療倫理と当事者団体の声の双方を大切にし、患者一人ひとりに寄り添う医療に取り組んでいます。