グロービス経営大学院

お知らせ

2026年01月15日

2026年01月15日

子育て中のMBA、8割以上が「ビジネススキル・知識が向上し、仕事の幅が広がった」、6割以上が「子どもに良い影響があった」と回答。
グロービス経営大学院、子育て層の学習実態調査の結果を発表

グロービス経営大学院は、子育て層の学びに関する実態調査を実施しました。本調査では、子育て層を対象にしたアンケート調査(以下、一般調査)と、グロービス経営大学院在校生・卒業生を対象にしたアンケート調査(以下、在校生・卒業生調査)を実施。一般調査では、子育て層の77.5%が学びに関心を持つ一方で、68.8%が行動に移せていない状況が明らかになりました。
育児とキャリアの両立について、「責任のある業務を任せてもらえないため、評価されにくく、キャリアアップが図りにくい」と感じる人は少なくありません(内閣府 男女共同参画局調査*1)。これに対し、今回の調査では、グロービス経営大学院在籍中に子育てを経験した在校生・卒業生の8割以上が、学ぶことにより「ビジネススキルや知識が向上し、仕事の幅が広がった」と回答。グロービスでの学習がキャリアの可能性を広げ、子育て層が持つキャリア上の困難を解決する糸口になることが示唆される結果となりました。さらにキャリア以外の面での効果として、6割以上が「子どもへの好影響」、約半数が「自己肯定感の向上」と答えるなど、内面・私生活へのポジティブな影響を実感していることがわかりました。

グロービス経営大学院は、今回の調査結果詳細に加え、グロービス経営大学院在籍中に子育てを経験した在校生・卒業生へのインタビューを掲載したウェブページを公開し、子育て層の学びを後押しします。(https://mba.globis.ac.jp/knowledge/detail-25546.html

*1 内閣府男女共同参画局調査 「令和6年度 仕事と生活の調和推進のための調査研究 ~キャリア形成と育児等の両立を 阻害する要因に関する調査」(https://wwwa.cao.go.jp/wlb/research/wlb_r0707/1.pdf

調査実施の背景

2022年には岸田政権が個人の学び直しの支援に5年間で1兆円の投資を発表するなど、リスキリング・社会人の学習は、国を挙げて強く推進されています。その影響もあり、近年、社会人の学び直しへの注目は高まり続けています。

一方、グロービスが提供する定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」が2023年に実施した調査では、社会人にとって、「時間」や「お金」、「学ぶべきビジネススキルがわからないこと」が学習を妨げる主な要因になっていることが明らかになりました*2。

子育て中の場合、学習時間確保がさらに難しく、また、子育て以外のことに時間やお金を使うことへの心理的抵抗などの多様な悩みを抱えていることが予想されます。

そこでグロービス経営大学院は、子育て層が学習についてどのように考え行動しているかを明らかにするため、調査を実施しました。さらに、実際に子育てをしながらの学習経験を持つ本学在校生・卒業生を対象とした調査も実施し、進学を決めた背景や、学ぶことで得られた効果を調べました。

*2「GLOBIS 学び放題」が実施したインターネット調査の結果
参考:https://globis.co.jp/news/elearning/9404-2023-11-01/

調査結果サマリー

  1. 【一般調査】子育て層の約8割が「学び」に関心がある一方、うち7割は行動に移せていない
  2. 【一般調査】子育て中の学習、約半数が「社会的に肯定的に捉えられている」と回答
  3. 【在校生・卒業生調査】MBAプログラム在籍中に子育てを経験の在校生・卒業生、約9割が「子育て中の学習に不安」の一方、うち7割が「今が学ぶタイミング」と決断
  4. 【在校生・卒業生調査】子育て中のMBA、8割以上が「ビジネススキル・知識が向上し、仕事の幅が広がった」、6割以上が「親が学ぶことで子どもへの好影響」を実感

調査結果

1.【一般調査】子育て層の約8割が「学び」に関心がある一方、うち7割は行動に移せていない

子育て層に対し、学びへの関心度を尋ねたところ、77.5%が「関心がある」と回答しました(図1)。一方で、そのうち25.9%が「今は無理だと思っている」、42.9%が「環境が整えば学んでみたいと思う」と回答するなど、学びに関心があると答えた人のうち68.8%は行動に移せていないことがわかりました(図2)。

(図1)


(図2)

2.【一般調査】子育て中の学習、約半数が「社会的に肯定的に捉えられている」と回答

子育て中に学ぶことに罪悪感を持ったり、子育てに向き合ってない印象を周囲に与えるという不安を感じたりするという声があることを踏まえ、今回の調査では、「子育て中でも学ぶこと」に対して周囲からどのように捉えられると思うかを尋ねました。その結果、47%が「社会的に肯定的に評価されていると思う」と回答(図3)。その理由には、「子育てをしながらも自己成長に努めている姿が尊敬される風潮があるから」「社会全体でリスキリングや学び直しが推奨されているから」「働きながら学ぶ人が増え、一般的になってきたから」といった回答が多く挙げられました(図4)。

「否定的/ネガティブに見られることもあると思う」と回答したのは25.8%で、その理由としては、「家事・育児を任せきりだと見られてしまうことがあるから」が最多となりました。

子育て中の学習について肯定的に捉える風潮が広がっている一方、「家事・育児を疎かにしている」と見られることを懸念する人も一定数いることがうかがえます。

(図3)


(図4)

3.【在校生・卒業生調査】MBAプログラム在籍中に子育てを経験の在校生・卒業生、約9割が「子育て中の学習に不安」の一方、うち7割が「今が学ぶタイミング」と決断

グロービス経営大学院の在校生・卒業生に対して、「子育てをしながら学びを始めようとしたとき」 または 「すでに学んでいる途中で子どもを持ち、そのまま学びを続けようとしたとき」に、不安や迷いはあったか尋ねたところ、約9割が「子育て中に学ぶことは難しいと感じていた」ということがわかりました(図5)。

不安や迷いを感じた理由としては、以下が上位に挙がりました(図6)。

・「仕事と家庭の両立だけでも限界」(58.5%)
・「家族の理解や協力が得られるか不安」(44.1%)
・「子どもが最優先なので学びを後回しにせざるを得ない」(43.1%)

一方、子育てをしながらでもグロービス経営大学院で学習しようと思った理由を聞いたところ、1位は「自分のキャリアや成長のために今が学ぶタイミングだと感じたから」(70.0%)、2位は「学びを先延ばしにすると機会を逃すと感じたから」(66.6%)という結果になりました(図7)。

ここから、子育てをしながらグロービス経営大学院で学んだ在校生・卒業生が、子育て中の学習に対して不安や迷いを抱えながらも、“いま学ぶこと”を大事にし、学習への一歩を踏み出したり、継続したりしていることがうかがえます。

(図5)


(図6)


(図7)

4.【在校生・卒業生調査】子育て中のMBA、8割以上が「ビジネススキル・知識が向上し、仕事の幅が広がった」、6割以上が「親が学ぶことで子どもへの好影響」を実感

子育て中にグロービス経営大学院で学んだ在校生や卒業生に対し、学習による自身のキャリアへの良い影響を尋ねたところ、以下が上位に挙がりました(図8)。

・「ビジネススキルや知識が向上し、仕事の幅が広がった」(83.8%)
・「学びの楽しさや自己成長の実感が得られた」(65.3%)
・「仕事での自信がついた」(61.3%)

時間的な制約などにより新しい業務・ポジションへの機会を得づらいといった声は、子育て中のビジネスパーソンから多く聞かれます。挑戦の機会が減ることは、ビジネススキルや知識の向上や活躍の機会の損失にもつながりかねません。
一方、上記の結果からは、グロービスでの学習がキャリアの可能性を広げ、子育て層が持つキャリア上の困難を解決する糸口になることが示唆されていると言えるでしょう。

また、キャリア以外での影響も尋ねたところ、以下が上位の回答となり、仕事やキャリアに加えて、育児やプライベートについても、学びによる影響が実感されていることが明らかになりました(図9)。

・「子どもに良い影響があった(親の学ぶ姿勢を見せられた等)」(65.0%)
・「友人や知人との交流やネットワークが広がった」(59.7%)
・「自己肯定感が上がり、前向きになれた」(54.1%)
・「学びと子育ての両立に対する考え方が変わった・前向きになった」(54.1%)

(図8)


(図9)

特設ページ公開

本調査の詳細データに加え、グロービス経営大学院在籍中に子育てを経験した在校生・卒業生へのインタビューを掲載。グロービス経営大学院進学を決めるまでのエピソードや、通学にあたっての工夫などをご覧いただけます。

https://mba.globis.ac.jp/knowledge/detail-25546.html

在校生・卒業生の声

  • 「お母さんは大人になっても必死に頑張る人と、子どもから言われた」(入学時年齢:45歳/女性/子ども2人/大阪校)

  • 「子育てが落ち着いたときに、同じような情熱や意欲が持てるとは限りません。だからこそ、今、少しでもやってみようと思えたなら、その気持ちを大切に行動に移してください。子育てをしながら学ぶのは大変ですが、あなたのその一歩が未来を変える力になります」(入学時年齢:37歳/男性/子ども1人/東京校)

  • 「オンライン校では同じように子どもの隣で授業を受けている方も多く、自分だけじゃないと知れることが刺激になった。みんなそれぞれの私生活の中で大変さや制約がある中で学びに向かっている方ばかり」(入学時年齢:37歳/女性/子ども3人/オンライン校)

  • 「子育てでなくても色々な環境にあるみなさんが、学びを深めることでより良い人生に向かって歩めることを応援しています。でも!家族との時間は今この瞬間しかありません。人生には限りがあります。限られたその時間をどのように使うか、一瞬一瞬の決断を後悔ではなく前に進めるために、自分のやりたいことは全部望んでいいんです。諦めずに一歩踏み出してください」(入学時年齢:34歳/女性/子ども1人/東京校)

多忙な中での学びをサポートする、グロービス経営大学院の制度

グロービス経営大学院では、時間や場所の制約がある子育て層も、柔軟に学び続けられる環境や制度を整えています。
(参考:https://mba.globis.ac.jp/reason/parent/

・仕事と両立しやすい開講スケジュール
仕事と両立しやすい、平日夜間(19時〜22時)および週末の開講。自身のスケジュールに合わせて、クラスを選ぶことができます。

・オンラインクラスの開講 
オンラインでの受講のみで、MBAを取得可能です。通学同様インタラクティブなオンラインクラスを平日夜・週末に多数開講。通学クラスとオンラインクラスを組み合わせて受講することも可能です。

・ 授業振替制度
急な子どもの発熱や仕事の都合などで欠席する場合も、同一期内に複数クラスを開講している科目の場合は、他のクラスに振り替えて受講することが可能です。

・休学制度・長期履修制度 
標準2年のカリキュラムを最大5年まで延長可能な長期履修制度や、出産などのご事情にあわせ利用できる休学制度(最長2年)を設けています。

・単科生制度 
大学院本科に入学する前に、1科目(3ヶ月)から受講を開始できる制度。仕事や育児との両立が可能かを確認しながら、少しずつ学び始められます。

グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長 コメント

君島 朋子

グロービス経営大学院大学 経営研究科 研究科長(日本語MBA)
学校法人グロービス経営大学院 常務理事
グロービス・マネジメント・スクール マネジング・ディレクター

今回の一般調査では、多くの子育て中の方が「学びたい」という意欲を持ちながらも、一歩を踏み出せずにいる現状が浮き彫りになりました。私自身も4人の子どもを持つ子育て中の親であり、子育てと仕事、そして自身の成長を実現することの難しさを、日々感じています。

グロービス経営大学院在校生・卒業生への調査では、多くの方が不安を持ちながらも子育て中に学びへと踏み出し、結果として、「仕事の幅が広がった」と感じていることが明らかになりました。仕事の幅が広がることは、キャリアの可能性を広げることにもつながります。ライフスタイルの変化を機に仕事への向き合い方を改めて考える方も多いですが、グロービスでの学びが、よりよいキャリアをつくる一助になれれば、幸いです。

また、「子どもに良い影響があった」と答える方も多くいました。子育て中の学習には不安や難しさもあるものですが、その中でも挑戦する姿に子どもが影響を受け、それを実感することで学ぶ本人も一層前向きに取り組めるという、ポジティブな循環が生まれているのではないでしょうか。

私たちは、高い意欲を持つ方が、時間や場所の制約に捉われず学べることを目指し、学習環境や制度を整えてまいりました。例えば、国内の大学・大学院でオンライン授業がまだ一般的ではなかった2015年ごろからオンラインクラスの提供を始め、学習効果やネットワーク構築の可能性はそのままに「通学時間ゼロ」を実現する環境を整えました。また、やむを得ずクラスに参加できない方のための授業振替制度を整え、急な事情があっても学習を継続できる仕組みをつくってまいりました。

これからもグロービス経営大学院は学びの在り方を進化させ、ビジネスの創造や企業の変革に挑戦するリーダーを応援いたします。

調査概要

【一般調査】
調査対象:小学生以下の子どもを持つ男女
調査期間:2025年8月21日~2025年9月1日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:668名
モニター提供元:株式会社ジャストシステム

【在校生・卒業生調査】
調査対象:グロービス経営大学院在校生・卒業生(グロービス経営大学院在学中に10歳以下の子育てを経験した男女)
調査期間:2025年10月3日~2025年10月19日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:350名