グロービス経営大学院

お知らせ

2022年04月01日

2022年04月01日

2022年度日本語MBAプログラム入学式を開催
~入学者数は1158名、開学以来連続で過去最多を更新~

グロービス経営大学院は3月27日(日)、2022年度日本語MBAプログラム入学式を開催しました。入学者数は東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンラインの6キャンパスを合わせて1,158名となりました。

入学者数の成長と学生の多様性の増加

2006年開学当初、78名だった大学院本科入学者数は、2022年4月にはパートタイム&オンラインMBAプログラム(日本語)で1,158名に達し、日本最大のビジネススクールに成長しています。近年では、医師や弁護士などの専門資格職、エンジニアやデザイナーなどのクリエイティブ職、NPO職員や公益財団職員などの非営利職に従事する入学者が増えています。「プロスポーツ選手・セカンドキャリア支援MBA奨学金」の開始を受け、プロスポーツ選手が入学する例も見られ、学生の多様性は急速に増しています。

近年のオンライン学習のニーズの高まりを受けて、オンラインキャンパスへの入学者数はコロナ禍以前に比べ約3倍に増加しました。グロービス経営大学院は、オンライン学習の需要増や、不確実性が高い時代の新たな生活様式に合わせて、オンラインと通学(オンキャンパス)を自由に行き来できる新たなプログラム、ハイブリッド型MBAを2021年度から開始。オンラインクラスは、国や地域を越えて多様なバックグラウンドを持つ社会人が多く集うため、通学での授業以上に、さまざまな視点からのディスカッションが展開されます。一方、通学の授業では、対面形式でのディスカッションを通じて、学生同士の深いつながりが生まれる点に特徴があります。ハイブリッド型MBAプログラムの提供を通して、受講の利便性向上だけではなく、学生の多様性と人的ネットワークを広げる機会が格段に増えると考えています。 

ハイブリッド型MBAの概要はこちら

学長 堀からのエール

スピーカー:堀 義人 グロービス経営大学院 学長

堀は「桜が美しく咲き誇るこの季節に、1,158名の優秀な方々をグロービス経営大学院にお迎えすることができ、とてもうれしく思っております。過去2年間にわたる新型コロナウイルスの影響により、グロービスの学びは完全オンライン形式やハイブリッド形式を取り入れながら継続してきました。グロービスは、どんな環境であっても、皆さんの学びを止めることなく、リアルとオンラインを組み合わせながら、最善の学びの機会を提供します」と挨拶を始めました。

 続けて、新入生への3つの期待を提示しました。 1つ目は、グロービスが提供する『能力開発』『人的ネットワーク構築』『志の醸成』の場を最大限活用すること。 2つ目は、リスクを取り『創造と変革』を成し遂げる姿勢を身に付けること。 3つ目は、世界観・歴史観・倫理観・人生観・使命感という『5カン』を持って、リーダーとしての意思決定を行うこと。

 また、テクノロジーとイノベーションを組み合わせたグロービスの造語「テクノベート」についても言及。 「現在、テクノロジーの指数関数的な進化により、全ての業界で劇的なディスラプティブな変化が起こっています。さらに新型コロナウイルスにより、その変化が一気に加速しました。教育もテクノロジーにより劇的に変化をしています。グロービスでは、テクノベート分野の科目群を用意し、オンライン学習やGLOBIS 学び放題など、テクノロジーを活用した新たな教育にも力を入れています」 

最後に、これから2年をかけて成長していく新入生に向け「ぜひグロービスで、テクノベート能力を持つ『創造と変革の志士』として思いきり多くのことを吸収して欲しい」と、力強いエールを送りました。

新入生代表スピーチ

恩田 友紀子さん

新卒でお菓子メーカーに入社し、食品業界で20年以上勤めてきた恩田さん。現在はマカロンなどのフランス菓子を扱う株式会社ダロワイヨジャポンの社長をしながら、アイスクリームチェーンであるB-Rサーティワンアイスクリーム株式会社の社外取締役も担っています。「能力を磨き、理想の経営者になることを目指しながら、学びの期間を楽しみたい」とグロービスで学ぶ決意を語りました。 

「私の志は、お菓子を通じて多くのお客さまに笑顔になってもらうこと。そして、その幸せな思い出が色褪せないようにすることです。お菓子は特別な日を彩るものであり、食べ終わってもお菓子を食べた日を思いだすだけで心を温めてくれるような存在だと思っています。私は、ただ会社を成長させるだけでなく、お客さまに愛され続ける会社の経営者になりたいと思っています。それがお客さまの大事な思い出を守ることにもつながると思い、グロービスへの入学を決意しました」

笠原 善太郎さん

2011年3月11日、東日本大震災により仙台で被災したという笠原さん。このとき復興支援プロジェクトKIBOWを立ち上げていち早く被災地に駆けつけた堀との出会いが、グロービスを知るきっかけになりました。その後、第1回G1カレッジに参加。「まさにこの場所で、同世代の仲間たちと交わした熱い議論を私は忘れることができません。再びこの場所で仲間たちと熱い議論を交わし、互いに切磋琢磨できることを願います」と語りました。

 「80年前、私の祖父は世界に貢献する事業を作るという志を立て、漂着海藻からアルギン酸という食物繊維を抽出する事業を興しました。そして祖父の志は私の父へと引き継がれました。父は会社を世界有数のアルギン酸メーカーへと発展させ、祖父の志を果たしたのです。次は私が、祖父から父へと引き継がれてきた“志のバトン”を継承し、100年続くモノづくり事業へと育てていきたいと思います」

中島 恒久さん

25歳のときに渡米し、その数年後に家、家族、仕事の全てを失い、路上生活直前の生活を経験したという中島さん。人生を投げだしかけた絶望的な状況の中で、「絶対に自分は何とかなるはずだ」と自分の可能性を信じる重要性を体感。「自分の可能性を信じられる人を増やしたい」という志を胸に、グロービスで学ぶ決意をしました。 

「仕事を通して、さまざまな人種、国籍、民族、職種の人と出会いました。困難に直面したとき、多くの人が諦めて何も動けなくなってしまう様子をよく見てきました。自分の可能性を信じ、柔軟に考えることさえできていれば、状況は大きく変わっていたと思います。私は、人の心がワクワクするような火をつけて、その人が自分の可能性を信じて一歩踏みだせる流れを生みだしたいと強く思うようになりました。想いを形にする力を身に付けるために、私はグロービスに入学します。自分の可能性を信じて精一杯学びます」

セクション・ウェイの発表

グロービス経営大学院では、学生を30〜40名ずつのセクションに分け、人的ネットワーク構築やそれぞれの学生が持つ志の実現のために互いにサポートし合うことを促進しています。入学式閉式後、各セクションリーダーから「セクション・ウェイ」というセクションごとの行動指針が発表されました。これは入学式に先立って開催された「入学オリエンテーション」でセクションごとに半日かけて議論し、学生たち自らが定めたものです。

 新入生の皆さんの表情を見ていると、各セクションが、互いに切磋琢磨し、仲間全員で成長するコミュニティーへと進化していくであろうことが伺えました。

東京校入学式 当日の様子

  • 教員からのお祝いのメッセージの様子

    教員からのお祝いのメッセージの様子

  • 教員陣からのお祝いのメッセージの様子

    教員陣からのお祝いのメッセージの様子

  • 入学式に参加した学生たち

    入学式に参加した学生たち

  • オンライン学生によるセクション・ウェイ発表の様子

    オンライン学生によるセクション・ウェイ発表の様子

  • 各キャンパスとの中継の様子

    各キャンパスとの中継の様子

グロービス生涯の友と呼べる仲間ができる仕組み

グロービスでは、教室の外でも人的ネットワークが築けるように数多くの仕組みが用意されています。こうした仕組みを通じて、ともに成長し続ける生涯の仲間を得ることができるのです。

あすか会議

今年で18回目を迎えるあすか会議は、政治家、経営者、学者、メディアなど各界の数多くのトップリーダーの知見・志・情熱に触れることができる合宿型のカンファレンスです。また、 東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンラインの学生が1,000人規模で一堂に集うことで、ネットワークを広げる貴重な機会となっており、「能力開発・人的ネットワークの構築・志の醸成」という教育理念が2日間に凝縮されたイベントとなっています。

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クラブ活動

社会の「創造と変革」に貢献することをテーマに掲げ、学生が自主的に取り組む活動です。共通の目的や問題意識を持った仲間が集い、多彩なテーマで独自の活動を展開しています。学年の枠を超えて、在校生と卒業生が知識や経験を共有するクラブ活動は、志を実現につなげるための貴重な場になっています。

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