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投稿日:2025年08月26日
投稿日:2025年08月26日
MBAコンセプト式キャリアアップ術♯4~~起業家思考「エフェクチュエーション」とは?不確実な時代に成功する人の行動原則をキャリアに活かす
- 中村直太
- グロービス経営大学院 教員
この先の仕事に不安はありませんか?
本連載では、グロービス経営大学院で約10年間にわたりキャリアセミナーのコンテンツを開発し、登壇してきた教員がキャリア不安を解消する方法をお伝えします。今回は、MBAで学ぶ経営の知恵の中から、優れた起業家たちが自然と実践している、「手元にあるものを活かして、手探りでチャンスを見つけ出し、未来を自分で創っていく」 という考え方「エフェクチュエーション(Effectuation)」を紹介します。
「エフェクチュエーション」とは:「手持ちのカード」から考え行動する
エフェクチュエーションとは、卓越した起業家が不確実な状況下で共通して用いる、従来とは異なる思考プロセスや行動パターンを体系化した意思決定理論です。バージニア大学ビジネススクールのサラス・サラスバシー教授が2008年に提唱しました。
ビジネスではこれまで、最初に目標を決め、その達成に必要な手段や計画を立てる「原因から結果を考える」アプローチ(因果的アプローチ)が一般的でした。これは「将来を予測できれば、それをコントロールできる」という考え方に基づいています。
ですが現代では、計画通りにいかないことが多くなってきました。
そこで注目されているのが、「自分でコントロールできることに集中して行動する」ことで、不確実な状況でも前に進み、自らチャンスを創り出すという考え方です。これが、「 エフェクチュエーション」です。エフェクチュエーションでは、「コントロールできれば、予測は不要」と捉えます。
例えるなら、従来の考え方が「『カレーを作る』と決めて、必要な材料を全て揃えてレシピ通りに作る」イメージだとすると、エフェクチュエーションは「冷蔵庫に『鶏肉と玉ねぎとトマト』がある。これで何かできないか?」と、手元にあるもの(今の自分自身)を起点に、そこから何が生まれるか、何ができるかを考え、試しに進めていくイメージです。
以上の5つの原則は互いに関連し合い、総合すると、エフェクチュエーションの根幹思想である「予測不能な状況下でも、現在の資源を活用し、小さく始め、周囲と協働しながら、予期せぬ出来事も受け入れつつ、自ら未来を形作る」ことにつながります。
このエフェクチュエーションの思考パターンは、スタートアップの創業や企業内の新規事業プロジェクトなど、特に革新性や不確実性の高いプロジェクトにおいて、大きな成果を上げるための指針となります。
あなたのキャリアにどう活かす? 〜エフェクチュエーション・キャリア〜
このエフェクチュエーションの考え方は、新しい事業を生み出す起業家だけでなく、私たち個人のキャリアにも大きなヒントを与えてくれます。
現代のキャリアは、組織内で定められたキャリアパスに従う時代から、一人ひとりが主体的に道を切り拓く時代へと変化しつつあります。また、予測可能性を前提とした「目標ありき」のアプローチが有効な場面もありますが、限界もあります。このような環境において、エフェクチュエーションの原則は、柔軟にキャリアを築くためのアプローチとなります。エフェクチュエーションの各原則を、あなたのキャリアに活かすためのヒントとして見てみましょう。
- 手中の鳥(Bird in Hand)原則
「今の自分には何ができる?」 を見つけることから始めます。あなたのスキル、経験、知識、そして人脈などの資源を洗い出します。 それらの資源を活かして「今の自分にできそうなこと」を広く捉え直し、そして小さな行動を起こしてみるのです。行動を通じて得た気づきをもとに、新たな機会(役割拡大やプロジェクト化など)を考えます。 - 許容できる損失(Affordable Loss)原則
損失許容ラインを見極めます。 例えば、興味のあることにお金や時間を使うとして、「最大でも〇円まで」「使えるのは週〇時間まで」のように、無理のない範囲でリスクを限定します。その範囲で小さく試すことで、たとえうまくいかなくても致命傷にならず、学びを積み重ねていけます。 - レモネード(Lemonade)原則
起こった出来事をポジティブに捉えてみましょう。計画通りに進まない時や、望まない異動、尊敬する上司の退職といった一見ネガティブな出来事も、「この出来事にはどんな意味があるのだろう」「ここから何を学び、次にどう生み出せるだろう」と視点を変えてみます。 - クレイジー・キルト(Crazy Quilt)原則
「誰と一緒にできる?」 と、周りの人を巻き込みましょう。社内外のネットワークを整理したり、新しく人に出会うこと自体を楽しんだりして、何かが一緒に生まれそうな仲間を積極的に探します。 信頼できる仲間がいれば、アイデアを形にする力も強まります。 - パイロット・イン・ザ・プレーン(Pilot-in-the-Plane)原則
「自分がコントロールできることできないことは何か?」を明確にしましょう。予測できない大きな環境変化に一喜一憂するのではなく、コントロールできることに行動のエネルギーを集中します。コントロールできない環境に対しても、小さく主体的に働きかけることで、少しずつ未来を形作っていけます。
これらの原則から得られるキャリアへのヒントは、要するに「自分の持つ資源(スキル、知識、人脈)を活かし、致命的でない範囲で小さく行動を起こし、予測不能な出来事を積極的に機会と捉え、信頼できる仲間と協力しながら、自分でコントロールできる範囲の行動を通じて未来を創り出していく」ということです。
もし今あなたが、「新しいことにチャレンジしたいけど、どう始めていいか分からない」「将来が不確実で不安だ」「自分にどんな可能性があるのか知りたい」と感じているなら、これらの考え方が、手探りで前に進むための力になってくれるはずです。
キャリアに「エフェクチュエーション」を取り入れてみよう
得られた示唆を個別に取り入れることもできますが、5つの原則すべてを応用することも可能です。私が見聞きしたMBAで学ぶ学生の実践事例を参考に、3つの場面での応用例を考えてみましょう。
例1:会社の中で、新しい仕事を自分で創り出す
最初に、自社内で新しい仕事を創出する場面でどのように5つの原則が使えるか見てみましょう。
- 自分が持つ資源を棚卸しする(Bird in Hand)
「私はマーケティング経験があって、データ分析や資料作りが得意。営業部の〇〇さんや開発部の△△さんとも仲が良い」のように、自分の強みや人脈を明確にする。 - 「自分にできそうなこと」を小さく実行する(Affordable Loss)
自由に使える業務時間内で「マーケティングの知識を活かして、顧客アンケートの新しい分析レポートを作ってみよう。まずは身近なチームメンバーに見せて反応を見てみよう」といった、失敗しても大きな損失にならない範囲で具体的な行動を試す。 - 起こった出来事をチャンスに変える(Lemonade)
もしチームメンバーの反応が期待と異なっても「なぜ反応が薄かったのか?」と学びを抽出します。 そして、その学びをもとに「開発部の技術力を借りて高度な分析ができるように」や「営業チームに具体的な活用イメージをヒアリングする」といった方向に転換し、成果が出る方法を模索する。 - 仲間を巻き込みプロジェクト化する(Crazy Quilt)
ヒアリング時点で関心を持ってくれた他部署の人たちと一緒に、「デジタルを活用した顧客視点のサービス改善チーム」を立ち上げるなど、小規模な非公式の取り組みへと進化させる。 - 「主体的に未来を創る」意識で動く(Pilot-in-the-Plane)
非公式な活動でも、続けるうちに関心を持つ人が増え、具体的な成果が出て、正式な新規チーム・プロジェクトとして立ち上がり、自らがリーダーに就任する。
Googleの「20%ルール」(勤務時間の2割を好きな業務外の活動に充てて良い制度)からGmailやGoogleニュースのようなサービスが生まれたのは有名な話です。これは、個人が手元の資源で小さく始めた試みが、大きな価値を生むことの一例だと言えるでしょう。
今後ますます、与えられた仕事をこなす人ではなく、自ら仕事を生み出す人が求められる時代へと移行していきます。そのような変化の中で、自らの働き方やキャリアにエフェクチュエーションの原則を取り入れる重要性は、ますます高まっていくでしょう。
例2:理想の転職を叶えるために動く
続いての活用例として、「希望する転職を叶える場面」についても考えてみましょう。
- 自分が持つ資源を棚卸しする(Bird in Hand)
「自分は大手企業に対する提案営業の豊富な経験とネットワークがあり、MBAで培った経営目線で顧客の経営課題に寄り添うコンサルティングが可能である」という資源を明確にする。 - 「自分にできそうなこと」を小さく実行する(Affordable Loss)
専門領域である「大手企業への経営課題に寄り添う提案営業」に基づき、志望先企業で自分ができそうなことを資料にまとめ、選考内で提案する。 - 起こった出来事をチャンスに変える(Lemonade)
面接官から「提案されたポジションを今すぐに用意するのは難しいが、近しいポジションやこれまでの経験を活かせるポジションを検討したい」との話を受け、残りの時間で企業の課題やニーズを聞き出し、こちらからも次回に向けて別の角度から再提案を準備する。 - ネットワークを活かす(Crazy Quilt)
希望先企業に近しい業種で働くMBAの仲間複数人に、再提案の内容に対して率直なフィードバックをもらう。可能であれば、希望先企業で働く社員を紹介してもらい、提案をぶつけてみる。 - 「自分で未来を創る」意識で動く(Pilot-in-the-Plane)
転職活動は、公開されている求人に応募するだけではない。「既存の枠にとらわれず、自分の行動で新しい仕事の機会を創り出す」 という意識を持ち、コントロールできる自分の行動(提案内容のブラッシュアップ、人脈作り、情報収集など)に集中することで、状況を自ら動かす。
変化の激しいビジネス環境だからこそ、公開されている求人情報だけが募集ポジションとは限りません。企業側の柔軟性も高まっており、必要に応じて新たなポジションを設けるケースも増えています。それらを想定して動くことが一層重要になります。
例3:「何をしたいか」がまだ曖昧な場合のキャリア探索
最後に、自分が何をしたいのか分からない、あるいはやりたいことが曖昧なケースについて見てみましょう。やりたいことが明確に決まっていない人が、新たな「やりたいこと」を発見・創造していくための具体的なアクションを考えてみます。
- 自分が持つ資源を棚卸しする(Bird in Hand)
「やりがいを感じたのはどんな時か?」「仕事で頼れる人は誰か?」のように、今までのキャリアで培った経験やスキル、人脈を棚卸しします。 - 「自分にできそうなこと」を小さく実行する(Affordable Loss)
少しでも興味を感じる分野があれば、「お試し」で行動してみます. 「週末だけ」「月〇円まで」「3ヶ月限定」「まずはボランティアで」のように、失敗しても致命的にならない範囲で行動してみる。 - 起こった出来事をチャンスに変える(Lemonade)
試したことが思ったほど面白くなかったとしても、「どんな点が自分に合わなかったか?」「その中でも何が楽しかったか?」を考える。想定外に面白いと感じたことがあれば、それを深掘りしてみる。 試行錯誤の過程で得られた「気づき」を学びとして、次のアクションに繋げていく。 - 仲間と一緒に動き、新しい発見を促す(Crazy Quilt)
気になっている分野のイベントやセミナーに気軽に参加し、そこで出会った人と話をしてみる。会話の中から、自分が関わりたい仕事やテーマが見えてくる。興味が湧いたことについてSNSなどで発信し、共感してくれる人がいれば、一緒に何か小さな活動を始めてみる。 - 自分で主体的にキャリアを創造する(Pilot in the Plane)
「こういう仕事をやってみたいかも?」 という具体的なアイデアを考え、まずは身近な知り合いに話してフィードバックをもらいながらブラッシュアップを繰り返す。実際に人と話したり、動いたりして自分自身がどう反応するかを確かめる。
知らないことは考えることすらできず、触れたことのないものを好きになることもできません。自分の「今ある資源」を起点に、小さく具体的な行動を繰り返し、予期しない結果も学びとして柔軟に取り入れながら、周囲と関わる中で、自ら未来の「やりたいこと」を創造していくことが重要です。
これら3つの場面から、エフェクチュエーションをキャリアにどう取り入れるか、少しイメージが湧いてきたでしょうか。あなた自身のキャリアに照らして考えたとき、手元にある資源を活かし、誰を巻き込みながら、どのような行動から始められそうか、考えてみてください。
エフェクチュエーション・キャリア、注意点はある?
エフェクチュエーションは、不確実な状況で柔軟に行動するための力強いアプローチですが、万能ではありません。次のようなリスクにも目を向け、それらを回避するためにはエフェクチュエーションの考え方をただ「野放しに使う」のではなく、意識的に軸を持ちながら、実験的に行動することが重要です。
- 小さくまとめるリスク → 資源(知識やネットワークなど)を増やし続ける
手元にある資源だけに頼って行動を続けると、知らず知らずのうちにキャリアの選択肢が狭まってしまい、小さくまとまってしまう可能性があります。
行動を起こしながらも、同時に、新しい知識を学んだり、新しい人脈を広げたりして、自分自身の「資源」を意識的に増やしていく努力が必要です.。エフェクチュエーション的な活動は、単線的で一度きりではなく、複線的で何度も繰り返されるものです。資源を増やし続けることで、将来の活動はよりダイナミックに進化していくはず。 - 方向性を見失うリスク → 長期の「仮置き」の方向性を意識・修正する
「今できること」ばかりを積み重ねた結果、長期的な目的や専門性が育たないことがあります。キャリアにおいて、必ずしも長期的な目的や専門性が不可欠とは限りませんが、それらを後から手に入れるのは簡単ではないのも事実です。
長期的な目標が完璧に決まっていなくても、「こんな分野に関心がある」「この価値観を大切にしたい」といった「仮置き」の方向性を意識しておく と、行動の選択に一貫性が生まれます。
また、定期的に「振り返りと軌道修正」を行うことも有効です。「この半年の活動はどこにつながっている?」「次にやってみたいことは?」と自問することで流れることを防げます。 - 偶然や人間関係に流されるリスク → 自分なりの軸を育てる
周りの人との協力は大切ですが、自分の中にしっかりした軸がないと、偶然の出来事や他者の意見に流されてしまうリスクがあります。「流される」と「流れに乗る」ことは似て非なるものです。
頑なになる必要はありませんが、根無し草では困ります。さまざまな偶然の出来事や人間関係からのアドバイスを受け入れ、時には柔軟に流れに乗りながらも、最後は自分なりの軸でそれらを取捨選択し、依存しすぎないことが重要です。
これらの注意点を意識しながら、エフェクチュエーションをあなたのキャリアに取り入れてみてください。
まとめ
不確実な状況下で行動し、機会を創り出す「エフェクチュエーション」の考え方を、個人のキャリアに応用する「エフェクチュエーション・キャリア」について考察しました。
これは、起業家が使う「手持ちの資源を起点に、予測ではなく行動で未来を切り拓く」思考法であり、手中の鳥、許容できる損失、レモネード、クレイジー・キルト、パイロット・イン・ザ・プレーン という5つの原則で整理されています。
これらの原則は、先の読めない現代のキャリアにおいて有効な指針となります。あなたの強みや人脈を活かし、リスクを抑えながら小さく試す行動を繰り返し、予期せぬ出来事もチャンスに変え、周りの人と協力しながら、自ら未来を創り出すことを促してくれます。
実践例として社内での新規プロジェクトの立ち上げ、理想の転職を目指す、あるいは「やりたいこと」を探すといった3つの場面を紹介し、この考え方を応用できることを見てきました。
ただし、手持ちの資源に頼りすぎたり、方向性を見失ったり、他者に流されたりするリスクもあるため、知識やネットワークを継続的に増やしたり、仮の方向性を意識したり、自分なりのキャリアの軸を育てたりすることも並行して行うことが大切です。
エフェクチュエーションは、完璧な計画がなくても、手探りでも前に進むための力強いツールです。ぜひ、あなたのキャリアにもこの考え方を取り入れて、不確実な時代でもしなやかに、そして力強く未来を切り拓いていってください。
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中村直太
グロービス経営大学院 教員
慶應義塾大学理工学部卒業、同大学院理工学研究科修士課程(工学)修了。グロービス経営大学院経営学修士課程(MBA)修了。インテリジェンス(現パーソルキャリア)にて、人材紹介事業のキャリアコンサルタントや事業・サービス企画(BPRやCRMなど)を担当。その後、グロービスに入社し、学生募集チームの責任者、拠点マネジメント、アルムナイチーム設立、デジタルサービス開発などを経て、現在は学習体験企画、セミナー開発などに従事。教員としては、『クリティカル・シンキング』『リーダーシップ開発と倫理・価値観』『テクノベート基礎』の講義、志系科目のコンテンツ開発やケースライティングを担う。個人としては、利他的情熱に生きる経営人材に伴走し、パーソナルコーチやアドバイザー、社外取締役に従事。また、高校生を中心とした若者のキャリア教育、就労支援、居場所支援を行うNPO法人キャリアbaseの理事を務める。共著に『読めば3年後の未来に先回りができる 入社1年目からの「働き方」』(KADOKAWA)がある。