大阪校
大阪校学生ブログ
- ◆MBA生活
今後の人生において一番余裕がある時期は、まさに「今」
【氏名】田口 雄也
【勤務先】株式会社田口産業
【入学年】2015年
大阪校学生ブログをご覧の皆さま、はじめまして。 グロービス大阪校2015期の田口雄也(たぐちゆうや)と申します。
株式会社田口産業というトラック・バスなど大型車両の部品を販売する会社で働いています。現在は親族が経営しており、私は取締役として経営の補佐をしています。グロービスへは2年前、28歳の時に入学しました。今回は2年間のグロービス生活を振り返って、この「事業承継」と「20代での入学」という観点から感じていることをお伝えしたいと思います。
【転職と同時の入学】
私は2年前、前職から自社へ転職し、そのタイミングでグロービスで学び始めることを決意しました。それは、前職時には家業を継ぐつもりがなかったことと、仕事以外の時間はバンド活動に明け暮れていたため、、、経営の知識や経験がなかったことが背景にあります。家業を継ごうと決意し、急いで経営の基本フォームを身につけなければと焦っていた時にたまたま目についたのがグロービスの「体験クラス&説明会」でした。今振り返ると、そのタイミングと勢いよく申し込んだことが重要だったな、と思います。
【入学すべきタイミングとは】
きっと、このブログを読まれている方の多くはグロービスやMBAに何かしらの興味をお持ちなのだと思います。そしてその中には、仕事との兼ね合いで入学する時期について悩んでいる方もいらっしゃると思います。確かに、仕事をしながらの勉強は控えめに言ってもハードです。ただ、仕事は基本的に「今が一番忙しい」状態がずっと続くものだと思います。たとえば、仕事の忙しさがピークの時期に「このプロジェクトが終われば仕事が落ち着くはず」と思っていても、 そのプロジェクトがきっかけでその後はもっと忙しくなっていた、という経験はないでしょうか。ここから私は、「逆に『今』こそが、今後の人生において一番余裕がある時期でないか」と考え、一番早い時期での入学を決断しました。
【MBAってそもそも何なんだ】
とはいえ、実はグロービスに駆け込んだ時点で私は「経営に関する知識は身に着けたいけど、MBAはレベルが高すぎるのでは」と考えていました。しかし、学び始めて気付いたのは「MBAは特別なものではない」ということです。(こういう言い方をするとグロービスの方に怒られてしまうかもしれませんが笑)
MBAは、要は「ビジネスに関する体系的な実践知」です。学ぶことで、普段の仕事をする上でも、数字や見方や戦略の考え方がまったく変わります。実際に私も、MBAの学びを積極的に業務に取り入れています。 例えば、アカウンティングで学んだ知識を生かして予測財務諸表を作成したり、またマーケティングや経営戦略で学んだ知識を基に自社の戦略を分析・立案し社長に提案したりしています。まだまだ「現場のことがわかっていない」と叱られることもありますが、最近では私が提案した資料を基に戦略会議が開かれるようになりました。
【事業承継者に求められることとは】
事業承継者は、先代の子供という場合も多いので、幹部が全員年上で職歴も自分より長い、というケースが珍しくないと思います。そんなとき、後継者に求められることは「戦略を研ぎ澄まし、結果を出す」ということではないでしょうか。正論だけを掲げても、付いて来てくれる人がいなければ意味がありません。決して机上の空論ではなく、地に足の着いた戦略を磨かねばなりません。その戦略の精度を上げるために役に立つのが、MBAという学びだと思います。また、グロービスでは「ファミリービジネス・マネジメント」という科目があることも私にとっては大きなメリットでした。 自社は20人規模の中小企業ですが、その学びは会社の規模に関係ないと考えています。
【仲間がいる】
最後に、グロービスではMBAの知識を学べるだけでなく、たくさんの同級生・先輩後輩とのネットワークを得ることができます。私と同じ20代の方も、30~40代のミドルの方も、50歳以上のベテランも、同じ教室で、同じ課題に対して取り組みます。3ヶ月に一度やってくるレポート提出の日には、みんな一様に目の下にクマを作って授業に臨みます。2年間繰り返せば、もはや「戦友」です。またグロービスには在校生・卒業生の事業承継者だけが集まって勉強会などを行う「事業承継者の会」などもあります。
これだけのネットワークができる環境なので、私も誰にも言えない仕事の相談ができる、貴重な友人がたくさんできましたし、 ビジネスに活かせる繋がりも増えました。
悩んでいる方は「今」、その一歩を踏み出してみてください。 自分を成長させてくれる知識のシャワーと、素敵な仲間との出会いが待っています。