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オンライン教育でリーダーシップは開発できるのか?
こんにちは。グロービス教員の竹内です。
通学/オンライン両方で「リーダーシップ開発と倫理・価値観」のクラスを担当しています。
受講者1人ひとりが「いかにしたらリーダーとして成長できるか」を考えていく本講座のオンラインクラスでは、一体どんな進め方をしているのか、今回はその一端をご紹介しましょう。
「経験」「内省」「言語化」~リーダーシップの実践的な学び方
「リーダーシップを学ぶ」というと、一般には「優れたリーダーとはどんな人なのか」を研究していくイメージがあります。たとえば「ジャック・ウェルチはどんなリーダーシップによってGEを変革したのか」とか「日産のカルロス・ゴーンはいかにして日産のV字回復を実現したのか」等々を考察するわけです。
そうした優れたリーダーのことを勉強しても、ただ批評しているだけでは、自身のリーダーシップが高まるとは限りません。
私たちは、ウェルチでもゴーンでもありません。自身のリーダーシップを開発するには、そのまま真似をするのではなく、それぞれのおかれた状況にあわせ「自分らしいリーダー像」を描く必要があります。
ポイントは、自分が職場で実際にリーダーシップを発揮する場面で、どう振る舞ったらよいのかがイメージできるか。そのためには、学びを自分の「経験」と結びつけ、具体的なシーンを想起し、場面場面で自分は何ができていて、何ができていないのかを「内省」し、習得すべきことを意識に刻み込むべく、しっかりと「言語化」しておくことが肝要です。 オンラインクラスのアドバンテージ
矢継ぎ早に出される講師からの問いかけに応じ、各受講者が次々に発言を重ねていき、それぞれの学びをチャットで言語化していくオンラインのクラスは、上述のポイントをおさえた学び方にフィットしています。
以下3点ほどオンラインクラスの利点を補足しておきます。
1.個としての発信力が鍛えられる
クラス全体でのディスカッション中心のオンラインクラスでは、1人ひとりの発信力が試されます。グループワークでの準備体操なしの"本番一発勝負"。いい意味での緊張感の中、リーダーとして自分のことをいかに語れるか、発信力が養われます。
2.意識の高い仲間からの刺激が得られる
多様な受講者が集まっているのがオンラインクラスの特徴です。地方都市で営んでいる家業の承継者の悩みから、グローバル企業の海外赴任先でのローカル人材のマネジメントまで、リーダーシップの課題も人それぞれ。時間と場所の制約を克服して学ぼうという意識の高いメンバーばかりなので、1人ひとりの発言に対し、お互いの成長を意識したフィードバックが交わされます。
リーダーシップ開発の第一歩は自分を知ること。
そのために自己を相対化して理解するための絶好の環境がオンラインクラスにはあります。
3.内省~言語化を高密度で繰り返せる
節目節目で学びを自分に引き寄せ、チャットで言語化し共有し、それについて更にコメントし合うというパターンができてくると、言語化のスピードとレベルがあがっていきます。自身のリーダー行動を描写する表現が充実していくのに比例して、リーダーシップの精度を自覚的に高めていけるようになります。
このようにオンラインクラスでは、「話して書いて、書いて話して」という営みを高密度で繰り返すことで、学びを各自の「経験」と結びつけ「内省」し「言語化」することが強く促されるのです。
世界で活躍する多様な仲間との対話を通じ、自己理解を深め、自分らしいリーダーシップのあり方を明確化していく「リーダーシップ開発と倫理・価値観」のオンラインクラス。1人でも多くの方にご参加頂けることを楽しみにしております。
※オンラインクラスにご興味をお持ちの方は、ぜひ一度、体験クラス(無料)にご参加ください。
※受講経験者の方は、受講生限定「オンライン体験会」へ。