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【卒業後~MBAを終えて~】「グロービスでの学びを振り返って」

吉原さん

【氏名】吉原 聖子
【勤務先】オムロン株式会社
グローバルタレントマネジメント部/役職:部長
【入学年】2008年

私がグロービスの門を叩いたのは、2004年。
グロービス・マネジメント・スクール(非学位プログラム)を経て、
経営大学院(MBA)に入学したのは2008年で、卒業したのが2011年ですが、
グロービスとの最初の出会いからは、10年以上たっています。

この事実に、あらためて気づき、驚いています(笑)。
私は、何をしたくて、グロービスで学んだのか、それはちゃんと学べたのか、
学びを活かすことができているのか。この機会に振り返ってみたいと思います。

■変革する力をつけたくて、グロービスに通い始めた

私は2008年に転職をしたので、グロービスに通い始めたころは、前の会社にいました。
当時の職場も、自分自身も、このままではいけない、変わらなければならないと考えていて、
それを実現できる力をつけたくて、グロービスに通い始めました。

変わらないといけないということは、何となく感じていても、
何からどうやってやればいいのか、分からなかったので、何をやるべきかを理解し、
実行できるようになりたいと思ったのでした。「会社を変革する」って、
とても大きなことなので、今、思うとこんなことを豪語するのが恥ずかしい気もしますが、
入学願書に堂々とそう書いていました(苦笑)。

■武器を手に入れるようなつもりでいたが、必要なのは筋トレだった

入学前は、グロービスで学ぶこと(=知識・スキル)が、武器になり、
変革のために山積する課題と戦うことができるようになると考えていました。
戦うための槍や盾といった武器を「手に入れたい」と思っていました。

しかし、学び始めると、知識やスキルは「手に入れる」というような簡単なものではない
ということに気づきました。槍や盾で武装するのではなく、必死に筋トレをして、
汗をいっぱいかいて、自分自身を強くすることが必要なんだと思うに至りました。
頭でなく、身体で知識とスキルを身につける、文字通り「体得」するものだと実感しました。

■体得できたのは「仮説思考からのアクション」

グロービスでは、本当に多くの学びを得ました。経営学の基礎をひと通り学び、
社内外の経営全体の話が理解できるようになりました。志、リーダーシップについても、
かなり熱く(!)、考え、議論しました。これだけでも大きな収穫ですが、筋トレの結果、
体得できたのは、「仮説思考からのアクション」です。
情報が十分でない中でも仮説思考で考え、それを基にアクションを起こすということで、
自分の責任範囲の仕事であれば、当たり前のことですが、自分の責任範囲を超えた
組織全体の課題などについて取り組みたい時に、このアプローチはとても有効だと
感じました。

自分の責任範囲のことであれば、それなりに情報は持っているはずだし、
新たに情報を取りにいくことも可能ですが、その範囲を超えると、情報収集はなかなか
難しくなるし、自信が持てなくなります。十分には分からない中でも考えを止めずに、
前に進めることができるので、そんな時こそ、仮説思考の効果が発揮されます。

■「論理の力」と「論理だけでは組織・人は動かない部分」との「合わせ技」で 上位組織、他組織を動かす

そもそも、自分の責任範囲の中で変革を起こそうとしても、
その中だけで完結できることはほとんどなく、上位組織や横の組織と連動させなければ、
思ったように動かないことがほとんどです。(日本企業独特の構造かもしれませんが・・・。)

そういう他組織・部門に働きかけることができるようになって、
ようやく、自分のやりたいことができるようになると言っても過言ではないと思います。
それを可能にする思考・行動のとっかかりが「仮説思考からのアクション」です。
一方で、「組織や人は論理だけでは動かない」ということも、グロービスで、
かなり時間をかけて学びました。

この2つの合わせ技で、周囲を動かしていく。
これが変革へのアプローチとして、私が学んだことです。

■しかし、いざ、自分の仕事となるとプレッシャーから思考が止まってしまう

「合わせ技で周囲を動かす」などと、偉そうなことを言ってしまいましたが、
実際にこの技を使って、仕事を進め、組織を動かしていくことは、そう簡単ではありません。

私も卒業後、しばらくは、学んだことは「他人のケース」で、
「自分のケース(自分が直面している課題)」とは、別のものと考えてしまっていたため
学びを自分の仕事にがっつりと活かすことはできませんでした。

特に、役割が変わったり、責任が重くなったりしたとたん、
袋小路に入ってしまった感覚になり、仮説思考もうまくできなくなり、
アクションがとれず、悩み続けることがありました。

なぜ、そうなってしまうのか?最近、ようやくその理由が見えてきました。
自分の仕事となると、「うまくやらないといけない、失敗してはいけない」という
プレッシャーを感じてしまい、思考が止まってしまうのです。
うまくいくかどうか分からない不安でいっぱいなので、思考が浅いところで、
いったり、きたり、全然、まとまらずに時間ばかりが過ぎる。
ますます焦って、不安が大きくなる。このループに陥ってしまうようです。

■開き直って、思考と行動を前に進める

冷静に考えると「うまくやらないといけない」というプレッシャーは不要ですよね。
今の自分にできることを精一杯やる、それしかできないわけで、そのアウトプットに
集中すべきです。ある意味、開き直ることが大事だと思えるようになってきました。
そうすると思考や行動が前に進み始めました。
自分の頭の中でぐるぐる考え続けていても仕方がないので、何かのアクションを
とるようになる、そうすると、道が開けてくる。そんな感じがようやく掴めてきました。

■「壁にぶつかり、苦しみ、乗り越える」をずっと繰り返す

ここまでくるのに10年かかった計算になります。長すぎますね(笑)。
しかし、ゴールにはまだまだ遠いと思っています。

これからも多くの壁にぶちあたるでしょう。既にいくつかの大きな壁が、
ちらちら、見え始めています。でも、これまでより、袋小路に入っている時間を
短縮することはできそうな気がしています。大げさになりますが、生きている限り、
壁にぶつかり、苦しんで、乗り越えるということを、ずっと、ずっと、
繰り返していくんだろうなあと思います。それは仕事だけでなく、家族のことだったり、
自分自身のことだったり。

■仲間と共に成長する

そんな中、グロービスの仲間がとても心強い存在です。
卒業後も、SNSでのやり取りや、飲み会などでの交流は続き、
元気、勇気、癒し、ヒントをもらっています。

特に、卒業生同士で定期的に近況報告やアドバイスをし合う
互援(ごえん)ネット」の仲間からは、仕事だけでなく、家族のことも含めて、
現実から目をそらさずに、逃げずに自分を見つめ直す機会をもらっています。

現実を直視するのは、つらいこともありますが、前を向いて進んでいくためには、
必要なことで、それなくしては、成長も進歩もできないですからね。

やっぱり、最後は仲間だなと思っています。

一人では、できないことが、仲間となら可能になる。
志を同じくする仲間と共に成長していきたい。
今でも、そう願い、グロービスと、そして仲間とつながり続けたいと思っています。

■総括すると「前に進むための力」

最後になりますが、
「グロービスで学びたいと思っていたことは、ちゃんと学べたのか?」
「学びを活かすことができているのか?」
という問いへの答えはYESです。

正確に言うと、「学べた」とか「できている」と過去形や完了形ではなく、
まだまだ、現在進行形です。未来形の部分も多いです。
しかし、前に向かって進んでいくことには自信があります。

一言で表現するには限界がありますが、あえて総括すると、
「前に進むための力」をグロービスで体得したということになるかと思います。
グロービスの門を叩いてよかったと、心から思っています。

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