グロービス経営大学院

お知らせ

2020年10月01日

2020年10月01日

グロービス経営大学院、脳血管内手術の手術支援AIを開発するiMed Technologies社に5000万円を出資

~在校生・卒業生が起業したベンチャーを支援する「G-GROWTH」8件目の投資~

グロービス経営大学院は2020年7月と9月の2回にわたり、脳血管内手術の手術支援AIを開発する株式会社iMed Technologies(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:河野健一)に対し、総額5000万円を出資しました。本件は、グロービス経営大学院の在校生または卒業生が起業したベンチャー企業を対象とする投資プログラム「GLOBIS Alumni Growth Investment」(通称:G-GROWTHファンド)の8件目の投資案件となります。

iMed Technologies社は、「世界に安全な手術を届ける」というビジョンのもと、脳血管内手術の安全性を向上させる手術支援AI(特許出願中)の開発を行う企業です。代表の河野氏は医師として脳血管内手術の経験を積みながら、グロービス経営大学院に通学。在学中に「企業家リーダーシップ」の受講を通じて、脳血管内手術の事故を防ぎたいという志を明確にし、グロービスの特別講座「AI / ビッグデータのビジネスモデルと法的リスク」に講師として参加していた金子素久氏(当時経営共創基盤(IGPI)に在籍)と共に、iMed Technologies社を共同創業しました。

今回の資金調達では、G-GROWTHファンド以外にSBIインベストメント株式会社、三井住友海上キャピタル株式会社が出資しており、調達総額は1.7億円となりました。iMed Technologies社は、今回の増資により、エンジニアの採用を強化し、開発をさらに加速します。

グロービス経営大学院では、近年、在校生や卒業生が起業したベンチャー企業が、投資家から出資を得て成長を加速させている事例が増えています。こうした動きを後押しし、在校生や卒業生のベンチャーと、長期的に共に成長していくことを目指し、2018年10月にG-GROWTHを開始しました。

G-GROWTHの投資委員を務める、グロービス・デジタル・プラットフォーム マネジング・ディレクター/グロービス経営大学院 教員の井上陽介は、「グロービスは近年、テクノロジーでイノベーションを起こす『テクノベート』領域の教育を強化しています。iMed Technologiesの誕生は、グロービスがMBA教育の中心に置いてきた志教育とテクノベート教育の掛け算の結果でもあり、またMBA生と実務家教員が出会った結果でもあると思い、その資金調達の成功を嬉しく思います。今後もグロービスは卒業生の起業活動を積極的に支援して参ります。」と話しています。


◆株式会社iMed Technologiesについて
設立日: 2019年4月
本社所在地: 東京都渋谷区渋谷三丁目6番2号 エクラート渋谷5階
代表者: 代表取締役CEO 医師 河野 健一
事業内容: 脳血管内手術の手術支援AI開発
ウェブサイト: https://imed-tech.co.jp/

代表者 河野 健一(こうの けんいち)氏 

代表者 河野 健一(こうの けんいち)氏

脳神経外科医師として医療現場で16年間勤務。現場で脳血管内手術の課題を感じ、「世界に安全な手術を届ける」という理念を掲げ、2019年4月に共同創業者の金子氏とiMed Technologiesを設立し起業。現在、くも膜下出血や脳梗塞に対する脳血管内治療のリアルタイム手術支援AIを開発中。東京大学理学部数学科卒。京都大学医学部卒。2019年グロービス経営大学院卒(MBA)