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「利き手、利き足」に頼りすぎていませんか?

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先日、著名なベストセラーである「LIFE SHIFT」を使った読書会イベントをオンライン上でおこないました。

業種も立場も国も異なる人たちが一堂に集まり議論をしたのですが、その議論を通じて私自身が感じたのは、「取り巻く世界は好むと好まざるを問わず変化している」という事実と、それを乗り越えるためには「新しいことを学び続け、自分自身が変化し続けるしかない」ということです。

多様な参加者のコメントを聞きながら、「なぜ私たちは学び続けるのか?」という原点を一周回って再確認した、そんな感覚でした。

私たちは意識をしていないと、知らないうちに、自分の得意なやり方だけに頼って物事を片づけてしようとしてしまいます。

・思ったように利益があがっていない
・新しくサービスを立ち上げたのに集客ができていない
・顧客からのクレームが増えている

このような問題に直面した時、私たちは無意識のうちに「自分の利き手、利き足」で勝負をします。つまり、営業現場が長ければ営業プロセス的なモノの見方で、会計畑の人であればアカウンティング的アプローチで、対処方法を考え始めようとするでしょう。

しかし、そのアプローチが、果たして今目の前にある問題に通用するかどうかは分からない。もし、新たなテクノロジーの出現など、原因となっているものが変化をしているのであれば、こちらもモノの見方を変えて考えなくてはなりません。利き手、利き足は頼りにしつつも、決してそれに闇雲にこだわり続けない。そんな「柔軟性」が、これからの長い変化の道のりを歩んでいく上で重要だということを、参加したメンバー同士で語り合いました。

しかし、いざという時に利き手、利き足ではない方を使う、というのは、結構無茶な話です。問題のインパクトが大きければ大きいほど、普段から慣れ親しんだアプローチに頼ってしまう・・・。そんなことに心当たりはないでしょうか?

ここ最近の自分自身のアプローチを振り返ってみて、問題そのものが変化しているかも知れないのに、考える方向性は変化していない」ということに覚えがあるようであれば、要注意です。

そして、冒頭にも書いた通り、私たちが「学び続ける」理由はここにあります。変化する環境下において、自分を変えることができない、変えていくことに関心がなくなる、ということほど危険なことはありません。それは、今どんな業界にいても、どんな立場であっても同じです。新しいことを学び、自らを鍛えることを通じて、ようやく「いざ」という場面であっても「利き足とは逆側の足」が動くようになるのです。グロービスが提供する「オンラインMBA」というトレーニングの場は、そういう意味で、新たなモノの見方を得ることができる一つの選択肢になるはずです

異なる業種の参加者と同じ題材を通じて自分の意見を交わしていき、教員からその議論についてのフィードバックをもらう。その反復の過程を通じて、「利き手、利き足に頼らない」柔軟な考え方が身についていくのです。

なお、10月から新たなトレーニングの場がスタートしますが、その前にその様子を体験したい、という方向けに「お試しトレーニング」の機会がオンライン上で行われます。9月9日(土)、9月14(木)、9月20日(水)、9月30日(土)というスケジュールで開催しますので、是非体験してみてください。

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