グロービス経営大学院
お知らせ
2024年02月29日
2024年02月29日
グロービス経営大学院、2024年度4月期より「テクノベート基礎」「ビジネス・サイバーセキュリティ」2つの新設科目を開講
グロービス経営大学院は、2025年度にMBAプログラム「テクノベート*1MBA(TMBA)」「エグゼクティブMBA(EMBA)」開講を予定しており、それに先駆け、2024年度4月期より「テクノベート基礎」「ビジネス・サイバーセキュリティ」の2科目を新設いたします。
*1 テクノベート:テクノロジーとイノベーションを組み合わせた造語
進化するグロービスMBA:「TMBA」「EMBA」の開講背景と特徴
グロービスは1992年の創業以来、次代を見据えながら、社会・テクノロジーの進化に伴い創造と変革を体現してきました。昨今の社会変動は、AIやテクノロジーの進化など過去に例を見ないほど激しくなっています。同時にMZ世代の価値観の変化、キャリアの選択肢の増加、人生100年時代におけるリスキリングのニーズの高まりを背景に、ビジネスを学ぶ目的も多様化しています。
それら多様な学びのニーズに対応するために、グロービス経営大学院は2025年度より従来のMBAプログラムを「TMBA」と「EMBA」の2つのプログラムに分け開講します。従来のグロービスMBAで身に付けられる「経営の定石(ビジネス・フレームワーク)」「思考力(コンセプチュアルスキル)」「リーダーシップ(ヒューマンスキル)」に加え、テクノロジー進化による激動の時代において、創造と変革に挑む若手ビジネスパーソンと職務経験が豊富なリーダー層、それぞれの立場に合わせた能力開発の場を提供します。
2024年度は先行して「TMBA」と「EMBA」のトラック*2を設け、両プログラムから合わせて7科目を新設、2科目を刷新します。
*2 トラック:2024年度は共通プログラムで、入学時に2つのトラックから選択
2024年度4月期:新設科目詳細
テクノベート基礎(デジタル時代のビジネスリテラシー)
https://mba.globis.ac.jp/curriculum/detail/et/
ビジネスの環境は、デジタル技術の進展によって大きな変化を遂げています。そして、これからもその変化はさらに進むと予想されます。この科目では、テクノベートがビジネスにどのような影響を与え、どのような変化をもたらすことが可能になるのかを考えることができる素養を身に付けます。同時に、デジタル技術を使いこなすための前提的な知識の習得(AI含む)と時代に合わせた問題解決アプローチを学びます。また、テクノベート時代に求められるリーダーシップ、個人としてどのようにキャリアを重ねていけばよいのかについて考えていきます。デジタル時代に求められる基礎となるビジネスリテラシーを身に付けることを目的とします。
- 開講:2024年4月
- 場所:通学(東京校)※7月期以降、通学・オンラインで開講予定
- 対象:グロービス経営大学院 単科生・本科生・卒業生/GDBA卒業生
- 定員:35名
各回のテーマ
Day1 | ビジネス環境の変化(VUCA) 、3つの問題解決手法 |
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Day2 | AIの思考の特徴(強み、弱み)、人の思考の特徴(強み、弱み) |
Day3 | DX推進のための課題、ビジネス課題をテクノロジーで解決する |
Day4 | 社会的課題をテクノロジーで解決する、ビジネス課題、社会的課題を解決する可能性のあるテクノロジーについて考える |
Day5 | 時代に求められるアプローチ(1)(2) |
Day6 | 求められるリーダーシップ、テクノベート時代のキャリア |
科目開発担当教員からのコメント
岡 重文
グロービス経営大学院 教員
「デジタル」の重要性や可能性は誰しもが感じていることだと思います。一方で自分自身がどのように関りを持っていけばよいのかについて具体的なイメージが持てている方は多くはないという印象です。この科目ではまず「デジタル」の重要性や可能性について、解像度をあげて理解します。その上で、日々の問題解決の中でどのように「デジタル」を使っていけばよいのか、更なるビジネスの発展のために何ができるのかを探索していきます。自分でもできることもあるかも、と第一歩を歩み始めることができるような科目にしていきたいと考えています。
ビジネス・サイバーセキュリティ
https://mba.globis.ac.jp/curriculum/detail/cfb/
テクノベート時代において、サイバーセキュリティは決してITの専門家、エンジニアだけに重要なテーマではありません。技術、オペレーション、組織マネジメント、法律、そしてビジネスの観点においても、経営に広範な影響を及ぼす非常に重要なテーマです。これらを自らの問題として捉え、経営に関わるリスクと機会を理解していなければ、ビジネスリーダーや意思決定者が適切な経営判断を下すことは困難な時代といえるでしょう。本科目は、ケースや関連記事などを通じて、特にビジネス環境で基盤となる技術、危機に備える組織マネジメントの在り方、危機対応のノウハウなど、サイバーセキュリティへの総合的なアプローチを提供します。ビジネスにおけるサイバーセキュリティに関する基本的な知識を向上させたい方やリテラシーを高めたい方を対象とします。
- 開講:2024年4月
- 場所:オンライン
- 対象:グロービス経営大学院 単科生・本科生・卒業生/GDBA卒業生
- 定員:35名
各回のテーマ
Day1 | サイバーセキュリティの基礎、ビジネス上の脅威と機会について |
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Day2 | サイバーマネジメント及びサイバーレジリエンス |
Day3 | リーダーシップの観点から見た危機管理と災害復旧 |
Day4 | 最新テクノロジーの潮流と将来課題 |
科目開発担当教員からのコメント
梶井 麻未
グロービス経営大学院 教員
グロービスAI経営教育研究所(GAiMERi) 主席研究員
今やITは社会の基盤として必要不可欠である反面、ひとたびインシデントが発生すると我々の生活や経済活動へ大きな打撃を与える可能性があり、サイバーセキュリティの確保はビジネス・経営の観点においても極めて重要なテーマです。本科目ではケース等をベースにした実践的な議論を通じて、テクノロジーバックグラウンドのない方も技術の要諦を把握し、技術とビジネスや経営を結び付けて理解を深められることを重視しています。本科目を受講された方が、サイバーセキュリティに関する世界の潮流をとらえながら効果的な対策を行い、有事には正しい経営判断をできる手ごたえを持っていただけるような科目にしていきたいと考えています。