グロービス経営大学院

お知らせ

2020年09月04日

2020年09月04日

2,200名の「創造と変革の志士」がオンラインにて集結。「あさって会議2020」が開催されました。

7月4日にグロービス経営大学院にて「あさって会議2020」が開催されました。日本各地・海外から2,200名ものグロービス経営大学院の学生(在校生・卒業生)および教員が参加。さまざまテーマについて、卒業生や教員からセッション形式で学び、また学生同士で議論を交わしました。



【あさって会議とは】

グロービス経営大学院の教育理念である「能力開発」「志」「人的ネットワーク」を育てる場を継続的に提供するために、オンラインで開催したビジネスカンファレンス。日本全国、世界各地から、各界で活躍する2,200名ものグロービス経営大学院の学生(在校生・卒業生)および教員が一堂に集い、心ゆくまで語り合い、次の行動への決意を固めました。 

「あさって会議」という名前は、「未来(あす)に向かって一人ひとりが新たな一歩を踏み出す。その一歩がやがて大きなうねりとなり、さらに遠い日本・世界の未来(あさって)を創る。そんなカンファレンスにしたい」という想いから、学生有志の皆さん(学生企画委員)によって名付けられました。

開催概要

■開催日 2020/7/3(金)・7/4(土)
■会 場 Zoomオンライン
■参加対象者 グロービス経営大学院の学生(在校生・卒業生)
■スケジュール
<Day1:7/3(金)>
 19:30-20:20  【学生企画】プレあさって(前夜祭)

 20:30-22:00  【学生企画】パワーナイト

<Day2:7/4(土)>
 10:00-11:30  【学生企画】リーダーズディスカッション
 12:00-12:10  開会式
 12:10-12:30  アルムナイアワード表彰
 12:30-13:30  第1部 全体会
 13:45-14:55  第2部 分科会
 14:55-15:20  【学生企画】リフレッシュセッション
 15:35-16:45  第3部 分科会
 17:00-17:15  閉会式
 17:30-19:00  【学生企画】ナイトセッション
 19:10-20:40  【学生企画】フェアウェルパーティー


第1部 全体会 「新しい未来を創造するリーダー達へ」

新型コロナウイルス感染拡大により世界的に劇的な変化が起きている。このような状況において、リーダー一人ひとりが何を大切にし、どのように行動すべきか、また、リーダーとしてどうあるべきか。最前線に立つ山田氏から見えていたことや実際に取り組まれたこと、今後の展望などをお話しいただきました。

山田 邦雄 氏 Kunio Yamada

山田 邦雄 氏Kunio Yamada

ロート製薬株式会社 代表取締役会長 兼 CEO

昭和54年3月 東京大学理学部物理学科卒業 昭和55年4月 ロート製薬株式会社入社。営業現場を経て、商品開発・マーケティング等に携わる。 平成2年 慶應義塾ビジネスMBA 平成3年6月 取締役就任、営業全般の指揮を取る。専務、副社長時代は海外への展開をはかり、中国、ベトナム等に進出。 平成11年6月 代表取締役社長就任。新規分野であった化粧品ビジネスへの大幅シフトをすすめ、主力事業に転換。米国メンソレータム社会長兼務。 平成21年6月 10年任期の予定通り53才で社長交代、代表取締役会長 兼 CEO就任。 現在に至る。

田久保 善彦 Yoshihiko Takubo

田久保 善彦Yoshihiko Takubo

グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長

慶應義塾大学理工学部卒業、修士(工学)、博士(学術)、スイスIMD PEDコース修了。株式会社三菱総合研究所にて、エネルギー産業、中央省庁、自治体などを中心に調査、研究、コンサルティング業務に従事。現在グロービス経営大学院にてマネジメント業務・研究等を行なう傍ら、リーダーシップ系・思考系科目の教鞭を執る。

経済同友会幹事、経済同友会・新産業革命と社会的インパクト委員会副委員長(2016年度)、新産業革命と規制・法制改革委員会 副委員長(2017、2018年度)、ベンチャー企業社外取締役、顧問等も務める。

著書:『ビジネス数字力を鍛える』(ダイヤモンド社)、『社内を動かす力』(ダイヤモンド社)
共著:『志を育てる』、『グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略』、『27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10』、『これからのマネジャーの教科書』(東洋経済新報社)、『MBAクリティカル・シンキングコミュニケーション編』(ダイヤモンド社)ほか多数。

参加者コメント

・ものすごく熱いセッションでした。世の中を変える。覇権を握るのではなく、社会をよくする。人を幸せにする。そのために行動する。多くの元気をもらいました。 

・「社会にとって自分はどうありたいのか」を考えるきっかけになり、多くのメッセージが心に刺さりました。

 ・政治に任せるだけでなく、自分たちで動かしていく。社会や周囲の人に思いを馳せ、長期的に考えることが大切であることを学びました。

第2部 分科会A 「グローバル市場におけるビジネス」

海外でのビジネスは、言語や文化はもちろん商慣習、スピード感など、さまざまな面で日本とは異なり、それらの違いに適応しなくてはならない。異国の地において、経営やマネジメントを担う立場にある(立場にあった)方々にご登壇いただき、何にアンテナを張り、戦略を立て実行しているのか。現地の社員のモチベーションを高め、組織を動かすために何を意識し行動しているのか。さまざまな挑戦のエピソードとともに語っていただきました。また、海外で働くことの楽しさや困難、海外で働いたからこそ得られたものなど、海外で働くというキャリアについても、お伺いしました。

大山 尚貢 氏(グロービス経営大学院 2010年卒業) Naotsugu Oyama

大山 尚貢 氏(グロービス経営大学院 2010年卒業)Naotsugu Oyama

ノバルティスファーマ株式会社 メディカル本部 執行役員本部長

北海道大学医学部卒。日本内科学会総合内科専門医・日本循環器学会循環器専門医。
北海道大学循環病態内科に入局し、臨床医として病院に勤務後、同大学大学院にて医学博士を取得。Harvard Medical Schoolでのポスドクを経て、2006年アストラゼネカ株式会社へ入社。同社シンガポールにてアジア太平洋全域を担当し、要職を歴任。2013年ノバルティスファーマ株式会社へ入社。スイスバーゼル本社にて勤務後、現在、執行役員 メディカル本部 本部長として従事。

中田 義則 氏(グロービス経営大学院 2018年卒業) Yoshinori Nakata

中田 義則 氏(グロービス経営大学院 2018年卒業)Yoshinori Nakata

Brand’s Suntory International Co.,Ltd Vice President Manufacturing

サントリー(株)(現サントリーホールディングス)に中途で入社し、国内飲料事業を担当した後、海外での新規生産拠点の戦略検討のため、2013年よりシンガポールで海外駐在をスタート。
その後、サントリー初のベトナム(ハノイ)駐在員となり、新会社・新工場の設立に従事。ゼロから50名程の組織を構築し、ビジネスを軌道に乗せる。現在は、タイを拠点に、タイ、マレーシア、台湾、フィリピン4か国6工場の製造拠点マネジメントに奮闘中。

吉本 明憲 氏(グロービス経営大学院 2012年卒業) Akinori Yoshimoto

吉本 明憲 氏(グロービス経営大学院 2012年卒業)Akinori Yoshimoto

タイガーインディア(タイガー魔法瓶株式会社インド支店) Managing Director

GEヘルスケアにて、アジアパシフィック地域のマーケティング担当をきっかけとして、海外でのビジネス展開の面白さを実感し、海外で腰を据えてビジネスを行うために2017年4月にタイガー魔法瓶株式会社に入社。2017年7月からインド駐在開始し、9月にManaging Director就任。
就任時100万ルピー(約150万円)の現金しかなくひん死の状態のインド現地法人を、インド国内及びバングラデシュ、ブータン等のインド周辺国等の市場開拓を行い、日本本社とインド人と日々戦いながら毎年平均140%の売上成長を牽引。

河尻 陽一郎 Yoichiro Kawajiri

河尻 陽一郎Yoichiro Kawajiri

東京大学法学部卒業
ケース・ウェスタン・リザーブ大学Mandel Center for Nonprofit Organizations修了
学位:Master of Nonprofit Organizations

外資系戦略コンサルティングファームに入社。経営コンサルタントとして戦略立案及び実行支援を行う。その後、グロービスに入社。現在、グロービス法人部門グローバル人材育成チームディレクター、グロービス経営大学院におけるグローバル領域科目や、企業の経営幹部育成研修における講師も務める。

参加者コメント

・グローバルと言うと国境を超えた大変なチャレンジに聞こえますが、日本もグローバルに含まれていると聞き、ハードルを上げているのは自分だと気づきました。

 ・現場で働かれているからこそのお話を伺うことができた。コミュニケーションの量と質の話、理と情の話は、ベーシックであるが本質であると感じ特に印象に残りました。 

・海外で多くの苦労をされているはずなのに、皆さんとても自信に溢れ、楽しそうにお話しをされている姿に活力をもらいました。日本を想いながら、海外で「頑張り続ける」人の言葉は強いなと感じました。そして、たくさんの勇気をいただきました。

第2部 分科会B 「なぜ、私はこのビジネスをやるのか~突き動かされた使命感~」

社会課題の解決に向けて、志を軸に邁進されている卒業生がいる。志が芽生えたのはどんなキッカケだったのか、志はどのように成長しているのか。また、これまで志の実現に向かって行動する中でどんな困難があったのか、そして挑戦の過程で得たものは。志の背後にある原体験と共に、これまでの挑戦について語っていただきました。また、志を原動力に事業を通してどんな世界を実現したいのか、描く世界に辿り着くまでの今後の道のりについてもお伺いしました。

河野 健一 氏(グロービス経営大学院 2019年卒業) Kenichi Kono

河野 健一 氏(グロービス経営大学院 2019年卒業)Kenichi Kono

株式会社 iMed Technologies 代表取締役 CEO 医師

脳神経外科医師として医療現場で16年間勤務し、脳梗塞・くも膜下出血などの治療に携わる。医療現場で脳血管内手術の課題を感じ、「世界に安全な手術を届ける」という志を掲げ、2019年4月にグロービス卒業とともに、病院勤務を辞職し、株式会社iMed Technologiesを設立し起業。現在、脳梗塞やくも膜下出血に対する脳血管内治療のリアルタイム手術支援AIを開発中。

民秋 清史 氏(グロービス経営大学院 2016年卒業) Kiyofumi Tamiaki

民秋 清史 氏(グロービス経営大学院 2016年卒業)Kiyofumi Tamiaki

株式会社モルテン代表 取締役社長 最高経営責任者

2001年 矢崎ノースアメリカインク入社。米国の自動車業界に身を置き単一文化にとらわれない仕事の素地を育む。2006年 株式会社モルテン入社。取締役兼執行役員として海外営業や経営企画、広報部門を担当し、2010年8月より現職。スポーツ用品、自動車部品、医療・福祉機器の3事業を柱としている当社にしかできない独自の戦略を志向し、多岐にわたる市場にモルテンブランドの製品を提供している。1974年11月22日生まれ。

町井 恵理 氏(グロービス経営大学院 2015年卒業) Eri Machii

町井 恵理 氏(グロービス経営大学院 2015年卒業)Eri Machii

認定NPO法人AfriMedico 代表理事

薬剤師。外資系製薬会社で6年間勤務後、青年海外協力隊としてアフリカのニジェール共和国にて2年間医療ボランティアに従事。アフリカの医療環境を持続的な仕組みで改善したいと考え、グロービス経営大学院大学へ進学。アフリカの医療を改善し、持続可能な仕組みを創りたいと日本発祥の置き薬事業を進めるため2015年3月NPO法人AfriMedico設立。置き薬を置くのみではなく教育と共にセルフメディケーションを促進し「アフリカ版」「現代版」にすべく、画像認識のAIを導入し改革をしている。
受賞暦:TOKYO STARTUP GATEWAY 最優秀賞(2014)/人間力大賞受賞(2016)/Forbes JAPAN 「世界で戦う日本の女性55人」(2016)/日経ソー シャルビジネスコンテスト 海外支援賞(2018)/日経ビジネス「世界を動かす日本人 50」(2019)/Newsweek「世界が尊敬 する日本人 100 人」(2019)

廣瀬 聡 Satoshi Hirose

廣瀬 聡Satoshi Hirose

グロービス経営大学院 経営研究科 副研究科長/事務局長
慶応義塾大学経済学部卒業
カーネギーメロン大学大学院経営管理工学科(MSIA/MBA)修了
学位:MSIA/MBA

大手銀行にてデリバティブ・リスク管理・提携推進業務に従事後、米系戦略コンサルティング 会社に入社し、大手金融機関や事業会社の全社/事業部戦略立案、提携戦略支援、M&A推進プロジェクト等多数のプロジェクトに参画。その後AIG/AIU保険会社執行役員、ベルシステム24常務執行役員・共同COOを経て、2016年よりグロービスに参画。経営戦略策定とその執行の両面で豊富な経験を有する。既存事業の変革、新規事業の立ち上げ経験多数。また、危機管理面での経験も豊富。

参加者コメント

・志と現状のキャップに悩んでいましたが、「一歩を踏み出すことを躊躇しているだけ」だと気づくことができました。まずは動いてみようと強く思うきっかけになりました。 

・志は探すのではなく、それが志だと決めるという思考は衝撃的で納得感もありました。とにかく、小さな1歩を積み上げようと思いました。そして、世の中を一歩前に進めるのは、高等教育を受けたものの義務、というメッセージが心に刺さりました。

第2部 分科会C 「既存組織の中で新しい事業を生み出す」

既存組織の中で、数年先の新たなコア事業を創るミッションに取り組む際、既存事業とのカニバリやリソース配分、組織のさまざまなシガラミによって、期待通りの成長スピードや収益を実現できない場合が多いと言われている。さまざまな企業のイノベーション創出に携わってきた方にご登壇いただき、既存組織の中での新たな事業の生み出し方について語っていただきました。また、事業を企画する段階からオペレーション、事業化などのフェーズにおける難所とその乗り越え方についても議論いただきました。

木内 文昭 氏(グロービス経営大学院 2011年卒業) Fumiaki Kiuchi

木内 文昭 氏(グロービス経営大学院 2011年卒業)Fumiaki Kiuchi

株式会社マクアケ 共同創業者/取締役 

新卒でリクルートグループに入社以降、複数の新規事業創出に携わる。2009年にサイバーエージェントへ入社し、2013年5月のMakuake設立から現職。経営管理部門を立ち上げ2019年12月東証マザーズ上場。現在は企業の研究開発テーマから具体的な商品・事業を生み出す『Makuake Incubation Studio』を設立し、事業責任者を務める。東証一部上場企業30社以上で「具体的な売上を立てる」までの新規プロジェクト立案実行支援に従事。

間嶋 宏 氏(グロービス経営大学院 2017年卒業) Hiroshi Majima

間嶋 宏 氏(グロービス経営大学院 2017年卒業)Hiroshi Majima

トヨタ自動車株式会社 主任(未来プロジェクト室)

東京大学大学院学際情報学府を修了後、2008年トヨタ自動車に入社。省燃費制御システムの開発を担当。社外との新規事業共創プロジェクトに参画したことをきっかけとして、2018年に未来プロジェクト室へ異動。同年11月より福岡で実証実験を開始したマルチモーダルモビリティサービス「my route」のプロジェクトリーダーを担当。ヒトの移動を豊かにし、生活をもっと便利にするための様々な企画・実証を進めている。

宮脇 健太郎 氏(グロービス経営大学院 2015年卒業) Kentaro Miyawaki

宮脇 健太郎 氏(グロービス経営大学院 2015年卒業)Kentaro Miyawaki

ブラザーインターナショナル(コリア)Co., Ltd. 代表取締役社長

名古屋大学大学院人間情報学研究科修了後、1999年ブラザー工業株式会社に入社。R&D部門に在籍しながら数多くの新規事業プロジェクトに参画し、2004年から米国販売会社に出向、帰国後は新事業企画担当部門にて事業立ち上げ業務を担当。2012年にはドキュメントスキャナー事業を立ち上げ、BtoB向けのソリューションビジネスを推進。2017年より、ブラザーインターナショナル(コリア)Co., Ltd.の代表取締役社長に就任、現在に至る。

鈴木 規文 氏(グロービス経営大学院 2008年卒業) Norifumi Suzuki

鈴木 規文 氏(グロービス経営大学院 2008年卒業)Norifumi Suzuki

株式会社ゼロワンブースター代表取締役

1998年カルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱に入社し、コーポレート管理室長を経て、2006年アフタースクール事業「キッズベースキャンプ」を創業、取締役に就任するとともに、兼務にて株式会社エムアウト新規事業開発シニアディレクター。2008年同事業を東京急行電鉄㈱に売却し、その後3年間における東京急行電鉄㈱子会社でPMI業務に従事。2012年3月株式会社ゼロワンブースター創業し、起業家支援、企業向け新規事業開発支援事業、投資事業を行っている。Global Accelerator Networkのfull member。

参加者コメント

・事業アイデアを集めることより、そこに本人や会社の意志がこもっていないことが問題という指摘は参考になりました。最後は人が大事で、いかに周りを巻き込めるかが重要だと感じました。

 ・新規事業発掘に必要な条件、仕組みを具体的に理解できたように思います。会社の強み、事業特性と自分のやりたいことがかけ離れている状態では成功しない。経営陣に上手くマインドセットしていくことも大切ということを学びました。

 ・新しい事業を始めるためには、並大抵ではない覚悟や信念が必要だと改めて思いました。皆さんのお話を聞いて、胸が熱くなりました。

第3部 分科会A 「危機的状況の中におけるリーダーシップ」

大口取引先の倒産、東日本大震災、コロナウィルスなど、突然の外部環境の変化によってもたらされた経営危機に対して、いかに立ち向かうのか。経営者・リーダーとしての覚悟や想いを、その当時の様子や今の状況を交えて語っていただきました。また、実際に危機をどのように乗り越えたか(乗り越えるか)、組織や一人ひとりの社員に対する想いなどをお話いただきました。

武田 武士 氏(グロービス経営大学院 2019年卒業) Takeshi Takeda

武田 武士 氏(グロービス経営大学院 2019年卒業)Takeshi Takeda

株式会社武田の笹かまぼこ 代表取締役社長

高校卒業後、株式会社セントに入社。事務器やオフィス家具の営業に7年間従事。その後家業を手伝うため、株式会社武田の笹かまぼこに入社。一営業マン、営業部長を務め、現在は代表取締役社長として東日本大震災からの復旧復興を果たし、自社の本社工場への観光客誘致や笹かまぼこの販路拡大、地域とのコラボレーション活動(事業開発、商品開発)を促進、展開している。昨今はコロナの影響下で一部店舗を休業しながら、withコロナ~afterコロナに対してのニーズの掘り起こしに奔走中。

野本 周作 氏(グロービス経営大学院 2010年卒業) Shusaku Nomoto

野本 周作 氏(グロービス経営大学院 2010年卒業)Shusaku Nomoto

株式会社エー・ピーカンパニー 執行役員 本部長(塚田農場事業、海外・新規事業、生産流通統括 担当)

慶應義塾大学理工学部卒業。松下電工株式会社(現・パナソニック株式会社)にてリサーチャーならびに社長のスピーチライターとしてのキャリアを積む。その後、欧州系戦略コンサルティングファームのローランド・ベルガーを経て、複数のBtoCサービス企業で事業責任者や経営企画、マーケティング責任者を務め、業績引き上げや事業基盤強化を実現。現在は株式会社エー・ピーカンパニーの執行役員としてコア事業である塚田農場事業や、今後の成長エンジンである海外事業・新規事業に加え、同社のビジネスモデルの根幹を担う生産流通事業を担当し、企業価値のV字回復を担っている。

平川 大計 氏(グロービス経営大学院 2018年卒業) Hirokazu Hirakawa

平川 大計 氏(グロービス経営大学院 2018年卒業)Hirokazu Hirakawa

有限会社平川食品工業 代表取締役

2006年から現職。大学卒業後、旧運輸省(現国土交通省)に入省し、港湾行政、航空行政、省庁再編に関わったのち、起業するため2000年に退職。一時的なつもりで実家の豆腐屋に入ったものの、会社は実質債務超過で支払いも滞り、いつ倒産してもおかしくない状態であったため、起業をあきらめ立て直しに奔走。何度も危機的な状況に陥りながらもどうにか軌道に乗せ、成長させる(その立て直しの過程は、グロービスのSROのケースにも取り上げられている)。現在、温泉湯豆腐という佐賀県・嬉野温泉の名物湯豆腐を主力商品として、佐嘉平川屋という屋号でブランド化を図りながら、卸、通販、店舗など複数のチャネルで販売。新しい豆腐屋のあり方を模索中。

岩佐 大輝 氏(グロービス経営大学院 2012年卒業) Hiroki Iwasa

岩佐 大輝 氏(グロービス経営大学院 2012年卒業)Hiroki Iwasa

株式会社GRA 代表取締役CEO

1977年、宮城県山元町生まれ。日本および海外で複数の法人のトップを務める起業家。
2002年、大学在学中に起業。2011年の東日本大震災後は、壊滅的な被害を受けた故郷宮城県山元町の復興を目的にGRAを設立。先端施設園芸を軸とした「東北の再創造」をライフワークとするようになる。農業ビジネスに構造変革を起こし、ひと粒1000円の「ミガキイチゴ」を生み出す。2019年からイチゴスイーツ専門カフェ「いちびこ」の展開をスタート。著書に『99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る』(ダイヤモンド社)、『甘酸っぱい経営』(ブックウォーカー)、『絶対にギブアップしたくない人のための成功する農業』(朝日新聞出版)がある。趣味はサーフィンとキックボクシング。

参加者コメント

・現場にいるからこそ吐き出される言葉は、一字一句に魂がこもっていた。まったく集中が途切れることがない独特の緊張感のあるセッションだった。価値ある言葉を沢山いただきました。

 ・皆さんの事業に対する覚悟や志の実現に向けるエネルギーがものすごく、前向きに戦うためのパワーをもらいました。 登壇者全員のファンになってしまいました。

 ・「危機になる前の平常時において何を準備できたか」「平時の自分の行動が、有事の自分を助ける」「生き残れるかを考えるより、生き残れる前提で動く心構えが大切」ということを学びました。

第3部 分科会B 「人々に感動を与え、ファンを創るビジネス」

消費者のニーズがモノの豊かさから心の豊かさを求めるようになり、企業の戦略も「モノ売りからコト売り」へとシフトしてきた。顧客体験価値(ユーザーエクスペリエンス)を高め、いかにファンを増やしていくかは多くの企業にとって共通の課題である。エンターテインメントの世界は昔も今も変わらず、人々に感動やワクワク感を届け心を動かしファンをつくり続けてきた。映画、スポーツ、音楽とエンタメ業界におけるさまざまな切り口から議論し、感動やファンを生み出す仕掛けなどについて語っていただきました。

片上 秀長 氏(グロービス経営大学院 2012年卒業) Hidenaga Katakami

片上 秀長 氏(グロービス経営大学院 2012年卒業)Hidenaga Katakami

株式会社ポケモン 映像本部 映像企画部 シニアディレクター

国内映像制作会社、外資系コンテンツ会社を経て、2015年入社。TVアニメ「ポケットモンスターサン&ムーン」企画、2016年公開「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」プロデューサーをはじめ、「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」エグゼクティブプロデューサー、「名探偵ピカチュウ」プロデューサー、「ミュウツーの逆襲 Evolution」エグゼクティブプロデューサーを務める。

西川 哲也 氏(グロービス経営大学院 2014年卒業) Tetsuya Nishikawa

西川 哲也 氏(グロービス経営大学院 2014年卒業)Tetsuya Nishikawa

エイベックス株式会社 新事業推進本部 新事業戦略投資グループ チーフディレクター
株式会社MAKEY 取締役
株式会社LIVESTAR 取締役
STYLICTION株式会社 取締役
株式会社人機一体 取締役

2006年エイベックス株式会社に入社。経営企画業務に従事した後、コーポレート・ベンチャーキャピタルであるエイベックス・ベンチャーズ株式会社の設立に参画。複数のスタートアップ企業への投資を行う。2018年4月からエイベックス・グループ本体に新設された新事業推進本部において、戦略的な投資・M&A、新事業支援、アーティスト・クリエイターの発掘・育成等を担当。

藤本 光正 氏(グロービス経営大学院 2017年卒業) Mitsumasa Fujimoto

藤本 光正 氏(グロービス経営大学院 2017年卒業)Mitsumasa Fujimoto

株式会社栃木ブレックス 代表取締役社長

株式会社リンクアンドモチベーションを経て、2007年のチーム創設から運営に携わり、経営企画、選手リクルート、試合運営・演出、スポンサー営業、プロモーション、チケット、グッズ、スクール事業などほぼ全ての職種を担当。2012年より取締役に就任。

チームとしてはJBL優勝(2010年)、B.LEAGUE優勝(2017年)等の戦績を残し、日本人初のNBAプレイヤー「田臥勇太」や、日本代表でもエースとして活躍する「比江島慎」等を擁する。ホームゲーム入場者数は右肩上がりで成長し、2019-20シーズンのメインアリーナでの観客動員率は101%とほぼ全試合が満員(席数4364に対して立見客を含む平均入場者数は4417名)となり、チケット平均単価もリーグ1位を記録。

村尾 佳子 Keiko Murao

村尾 佳子Keiko Murao

グロービス経営大学院 経営研究科 副研究科長
関西学院大学社会学部卒業
大阪市立大学大学院創造都市研究科都市政策専攻修士課程修了
高知工科大学大学院工学研究科博士後期課程修了
学位:博士(学術)
グロービス・オリジナル・MBAプログラム(GDBA)修了

大手旅行会社にて勤務後、総合人材サービス会社にてプロジェクトマネジメント、企業合併時の業務統合全般を経験。現在はグロービス経営大学院 、並びにグロービス・マネジメント・スクールの事業戦略、マーケティング戦略立案全般、そして大阪校、名古屋校のマネジメントに携わる。教員としては、「マーケティング・経営戦略基礎」、「リーダーシップ開発と倫理・価値観」、「経営道場」などのクラスを担当する。また複数のNPOに理事として関与しながら、NPOの育成にも携わる。共著に『グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略』、『27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10』、『志を育てる』(東洋経済新報社)、『東北発10人の新リーダー 復興にかける志』(河北新報出版センター)がある。

参加者コメント

・さまざまな分野の体験価値についてお話が聞け有意義でした。特に「熱量×努力×ストーリーが共感を生む」は印象的でした。 

・「ファンをどうやってつくる?」という前に、「自分がどのくらいファンであるか」や「コアなファンから教えて貰う」という謙虚な姿勢に共感しました。ファンへの敬意、ファンを知る努力は並大抵のものではなく、これにより熱量が高まっていると感じました

第3部 分科会C 「テクノロジー最前線~企業や人はいかに変わっていくべきか~」

テクノロジーの爆発的な進化により、今までの常識を打ち破るような画期的な製品やサービスが誕生している。ビジネスにおいて、テクノロジーの最前線には何があり、どのような取り組みが企業によってなされているのか。また、既存の事業会社はデジタル・トランスフォーメーションなくして生き残れない時代において、戦略やマーケティング、組織風土、社員の意識・行動をどのように変えていく必要があるのか。投資家やコンサルティング、新規事業創出など、さまざまな立場から議論いただきました。

各務 茂雄 氏(グロービス経営大学院 2012年卒業) Shigeo Kagami

各務 茂雄 氏(グロービス経営大学院 2012年卒業)Shigeo Kagami

株式会社KADOKAWA Connected 代表取締役社長
株式会社KADOKAWA 執行役員 DX戦略アーキテクト局 局長
株式会社ドワンゴ 本部長
情報経営イノベーション専門職大学 准教授

Global企業(Compaq、EMC、VMware、楽天、Microsoft、AWS)での経験をベースKADOKAWAGroupのCIOの立場を通じて、日本型のDXを実践、研究し、日本全国にDXの本質を共有する事を行っています。
加えて、4月からは、iUの准教授として学生を教えることを通じて、自立できる人の育成支援をしています。

中島 徹 氏(グロービス経営大学院 2009年卒業) Tetsu Nakajima

中島 徹 氏(グロービス経営大学院 2009年卒業)Tetsu Nakajima

15th Rock Ventures. Founder & General Partner 兼 Spirete, Inc. 代表取締役

東芝の研究開発センターにて8年間、無線通信の研究・無線LANの国際規格の標準化・半導体チップ開発業務に従事し、数十件の特許を取得。2009年から産業革新機構に参画し、ベンチャーキャピタリストとして、日米でロボティクス、IT、ソフトウエア系の投資を手掛ける。エンジニア経験を生かして投資先の業績改善にハンズオンでコミットし、上場や売却など複数のEXITを実現。2016年にMistletoeに参画、2017年よりChief Investment Officerとして15ヵ国での投資活動を統括。2019年、15th Rock VenturesとSpireteを設立。日本や米国シリコンバレー、欧州の有力な投資家・起業家とのネットワークを有する。北海道大学大学院工学研究科修士。

元家 淳志 氏(グロービス経営大学院 2018年卒業) Atsushi Motoya

元家 淳志 氏(グロービス経営大学院 2018年卒業)Atsushi Motoya

パナソニック株式会社 インドイノベーションセンター センター長

パナソニック株式会社入社後、LED照明やプロジェクターの研究開発、工場立ち上げに従事し、「平成25年経済産業大臣発明賞」「第10回照明学会技術開発賞」を受賞する等、技術発展と商品化に大きく貢献。以降、海外R&D拠点の企画、新事業開発マネジメントを担当し、2018年より現職。
インドデリーに駐在し、インド市場を起点とした新事業創造に従事。約2年間で10件の事業化を果たす。中でも、インドの社会課題(医療、誘拐、教育格差)を起点に創造したソリューション事業である「Jan Aid」、「Seekit」、「CareerEX / Xcelit」は日系メディアからも注目を集める。創造した事業の中東・アジア展開のマネジメントにも従事。

鈴木 健一 Kenichi Suzuki

鈴木 健一Kenichi Suzuki

東京大学大学院工学系研究科修了
米国シカゴ大学経営大学院修士課程修了
学位:修士(工学)、MBA

野村総合研究所を経た後、A.T.カーニー社にてマネージャーとして経営コンサルティング業務に従事。メーカー、通信事業者の新規事業戦略、マーケティング戦略、オペレーション戦略などの分野で幅広いコンサルティング経験を有する。グロービスでは2006年の大学院設置認可、さらに2008年の学校法人設立など、開学から2016年3月まで10年にわたり事務局長として大学院運営にたずさわってきた。現在は教員としてテクノベートシンキング、ビジネスアナリティクス、ビジネスデータサイエンスをはじめとする思考系、テクノベート系科目の科目開発、授業を担当するほか、グロービスAI経営教育研究所(GAiMERi)の所長としてAIを使った次世代の経営教育を創るべく研究開発に時間とエネルギーを使っている。

参加者コメント

・デジタル技術を推進していくためには信頼、行動力、実務の理解等の泥臭い部分のリーダーシップと経営に関する基礎知識が大切であることを学びました。 

・テクノロジー時代におけるリーダーシップのあり方を考えさせられました。HRMも含めて、どのようにヒトを動かすのか。これはAIではなく、感情をもったヒトだからできること。テクノロジーが進歩するほど、ヒトとの向き合い方がより重要になると感じました。

リーダーズディスカッション

各界で活躍するグロービス卒業生が登壇者となり、登壇者自らが経験や学びを参加者に共有する場。全員参加型のディスカッション形式で進み、参加者にとって成長の糧になるネットワーク作りの場にもなっている。今回開催されたリーダーズディスカッションのテーマをご紹介します。

【キャリア】

LD 01】医師から上場企業経営者への転身−キャリア転換してみて、今思うこと−

LD 02】GM3年目、事業変革のリアル

LD 03】「社員がイキイキ働き成長する仕組」を作るにはどうすればいいか?~リクルート流組織変革とパワー獲得の定石~

LD 04】志の実現のために、犬死しないための心構えと要諦と、MBAをフル活用できるフィールドとは?

LD 05】志へのイバラの道!本気で教育を変えたい元教員・二児の母の紆余曲折!

LD 06】MFA(Master of Fine Arts 芸術修士)がビジネスで注目されるのはなぜか?

LD 07】地方創生を自分事に引き寄せ、キャリア展開を考える

LD 08】コミュニティの価値を再考する~地域にひらかれた学生寮の運営や人生を振り返ってみえたもの~

LD 09】産業創造のため、キャリアチェンジ。MBA卒業後の戦略的キャリアの作り方と転職後の戦略的ポジション構築

【リーダーシップ】

LD 10】企業における若年層(20代、30代)におけるリーダーシップの育成方法と成長方法は?

LD 11】勝つまでにしたい10のこと

LD 12】「リーダーに求められる巻き込み力~明日からスグ使える創造と変革に必要なこと~」

LD 13】変革時・ピンチ時のポジティブシンキング ~人を巻き込み、チームを鼓舞し、組織を成長させる~ 

LD 14】Amazonで学んだ優良なカスタマーエクスペリエンスを提供するリーダーに必要なマインドセットとは

LD 15】IT業界にいた私が、赤字工場をV字回復出来た理由〜渋谷から岐阜へ、養子でない婿の立場での事業承継〜

LD 16】サラリーマン素人あとつぎ社長が会社を潰す!? 経営者という“志事(しごと)”との出会いと家族である社員の仲間からの学び

【起業・新規事業】

LD 17】どう集めよう、シリーズBの資金調達

LD 18】ポストコロナ時代の事業戦略

LD 19】私の考える地方創生~M&Aの担当者が出資先に出向して〜

LD 20】さつまいもでつなぐ、人と未来と世界~やりたいこと続けていたらサツマイモやっていました~ 

LD 21】アート×テクノロジー、文化が花開く社会を目指して

LD 22】生きるか死ぬか。スタートアップ企業の歓喜と苦悩

LD 23】地域の100の課題から100のビジネスを創出する~原発事故避難指示区域での起業から考える予測不能な未来の楽しみ方

LD 24】「専門xテクノベート」で考える、事業戦略と人生戦略

LD 25】withコロナ 外出制限が続く中、ゲームを起点としたバーチャル世界の広がりが、どのように人々のライフスタイルを変えていくのか?

【ソーシャル】

LD 26】高齢多死社会を支える医療人材の育成〜医療にもジェネラリスト人材を〜

LD 27】「社会の課題をクリエイティブに解決する」ブランディングとは?

LD 28】震災と水産イノベーション

LD 29】新しい時代のソーシャルビジネス~社会的価値を創出するためのマインドセットと東北からの小さなチャレンジ~

【テクノベート】

LD 30】ソフトウェアファーストの潮流に対し、自動車産業(クルマ、部品、サービス)の製造業はどうあるべきか?

LD 31】AI・DXを活用してビジネスや社会に変革を実現するために必要なスモールサクセスをどう実現するか

【オープンイノベーション】

LD 32】【大きい会社よりもカッコいい会社を目指す】~中小企業のSDGsへの挑戦と地方創生への道~

【経営戦略】

LD 33】ピンチをチャンスに変えるリーダーシップ~アイデアの出し方や組織を巻き込み方を共有しヒントにし合おう~

LD 34】コロナ禍に思う飲食店企業経営とは。労働集約型でハイリスク・ローリターンのビジネスモデルの業界に思うこととは。

LD 35】~このような時代ですが創業400年の和菓子屋を事業承継しました。~

【組織・風土改革】

LD 36】トップダウン型組織から、「自ら考え、自ら動く」自律協働型組織への風土改革

LD 37】会社がM&Aされ、今度はM&Aを仕掛ける側に。双方の立場を経験して見えてきた課題。

【MBA活用(マーケ系)】

LD 38】これまでのクリエイティブ。これからのクリエイティブ。

LD 49】アフターコロナ、コロナがマーケティングに与えた影響と適応戦略を語り合う!~消費者が変わる、企業も変わる、うちは?~