対象者限定案内

<アルムナイ・スクール>

DX時代の新経営戦略

第四次産業革命とも呼ばれるデジタル・テクノロジーが主導する近年の劇的な変化は、人々の生活、社会の在り方を大きく変えようとしています。特に、「情報が価値の中心となる」ということは、これまでのモノや人のサービス中心の価値提供の世界で価値を効果的・効率的に生み出す優れたやり方であったことが、必ずしも通用しなくなるということを意味します。このため企業にとっては、自分たちが生み出し顧客に提供する製品やサービスといった価値そのものをどのように変えていくのか、競争において経済性を高め、また競争力を高めるためにどのような戦略をとればよいのか、そして戦略を確実に実行するためにどのように組織を動かしていくのか、そのすべてを再設計・再構築することが求められます。

こうしたことから、多くの企業・組織が「デジタル・トランスフォーメーション」を標榜し、様々な取り組みを始めていますが、残念ながらその多くが、既存の戦略・事業・組織のあり方の中に新しい情報テクノロジーを取り入れるレベルの変化に止まっています。これらは必要ではあるものの、それだけでは今起きている大きな変化に対応できません。

本科目では、「情報テクノロジーが引き起こす社会・ビジネス環境の大変化の中で、企業の戦略はそもそもどうなるのか?どうあるべきか?を理解し、探求し、世界観を刷新すること」を主目的とし、変化し続ける環境に適応できる力を身につけることを狙いとしています。

開催概要

◆開講形式:オンライン

◆開催日時 ※全4回
開講が決まり次第ご案内いたします

◆受講料:103,000円

◆定員:35名

「マイページ>受講/履修>申込>修了後の申込>大学院(アルムナイ・スクール)」よりお申込ください

※ログイン方法が分からない方は こちら をご覧ください。

科目概要

本クラスで扱うコンセプトは広範囲に亘り、また難易度が高いものも多いため、クラス終了時点で全てを理解することは現実的ではありません。このため、クラス期間では、「全体像を掴み世界観を刷新すること」「何が重要な概念か理解すること」「これから何を学び、考え続けていく必要がるのかを理解する」にフォーカスします。

そのうえで、さらに理解を深め、また確かなものにするために、シラバスに記載の参考図書を順番に、数回熟読することを強くお勧めします。これらをクラス前、期間中に全て読むことは求めませんが、クラス期間を通じてできるだけ読み進め、クラス終了後にも可能な限り、学び続けるようにされると良いでしょう。

なお、「テクノベート・ストラテジー」を修了した方は、基本的な内容は同一ですので、履修することはお勧めしません。また以下の科目を修了した方は、学習内容に一部重複がありますので、その点をご理解いただいたうえで、本科目の履修をお勧めいたします。
-ネットビジネス戦略
-テクノロジーとビジネスモデル

各回テーマ

DAY1

テクノベート・ストラテジーとは何か テクノロジーによる産業構造変化の予測

半導体技術等の急激な進歩とインターネットの普及により起きた情報通信技術(ICT)の劇的な進化と、それによってもたらされた事業環境の変化や経済原理とは何かについて考察します。急速に進化を遂げるITによる産業構造の根本的変化に対応するためには、変化が起きてからの対応では遅く、先手を打って自らの事業構造を変革するしかありません。テクノロジーがもたらすあらゆる変化を自社の将来に結びつけて考える思考法を学びます。


DAY 2

テクノベート時代の競争優位性

顧客の求める価値の変化(モノ→体験)を捉え、レイヤー構造化・バリューネットワークという価値創造原理を理解する。プラットフォーマーの持つ競争優位性を理解し、テクノベート環境下におけるデータの価値を押さえる。

DAY 3

ビジネスモデルと戦略:提供価値の再定義と創発戦略

デジタル技術による真のインパクトを理解する際に、起点となるのが顧客の受け取る価値の変化です。一見競合と同様の、しかし劣ったレベルの価値を提供しているように見える企業が、実際にはまったく異なる提供価値を定義し、それを加速度的に高めていく戦略プロセスをどのように構築するのかを考察します。


DAY 4

受講生による個人課題の最終発表


講師紹介

吉田 素文 (よしだ もとふみ)氏

立教大学大学院文学研究科教育学専攻修士課程修了
学位:修士(文学)
その他プログラム:ロンドン・ビジネススクールSEP(Senior Executive Program)修了

大手私鉄会社を経て現職。グロービス経営大学院での講義に加え、製造業を中心に企業の経営者育成プログラム・アクションラーニング等のコンセプト・プログラム設計および講師を多数務めている。また、グロービスの研修・クラスの品質管理、講師の管理・育成(Faculty Development)に長く従事し、ケースメソッド等インタラクティブな経営教育方法を研究・開発・実践し続けている。論理思考・問題解決・コミュニケーション・経営戦略・組織戦略・アカウンティング等の領域を中心に、多数のプログラム・コンテンツ開発を行っている。

著書に『ファシリテーションの教科書』(東洋経済新報社)、共著書に『MBAクリティカル・シンキング』(ダイヤモンド社)。

近年の取組みの中心領域は、「グローバル戦略」「デジタル化・モジュール化と企業戦略」「価値創造のため思考のプロセス」「学習する組織とマネジメントシステム」「第四次産業革命時代の戦略・組織」「リベラルアーツと自己認識変容」「テクノロジーを活用した経営教育メソッドのイノベーション」等。

吉田講師からのコメント

本科目ではケースに加え、参加者各自が、これからの世界で自組織はどのようなデジタル変革を実現すべきかについて考える「個人課題」に取り組みます。4回のクラスですが、途中のインタバル期間を長くとり、小グループでの個人課題の相互フィードバックを行います。これによってコンセプトの理解を深め、様々なデジタル変革の可能性について具体的に考える機会を増やすことで、概念を現実に適用する訓練をしていきます。

真剣に取り組むとそれなりに学習負荷が高い科目ですが、デジタル変革を本気で実現していきたいという想い、問題意識を持った皆さんの参加をお待ちしています。

受講をお勧めする方

  • 最近、DX関連の業務を担当することになり、今後の進め方に不安を持たれている方
  • 自社や業界の現状のDX推進に課題を感じており、長期的な視点や戦略的思考を身につけたいという方
  • テクノベート時代における企業経営、企業変革に取り組まれている方

受講者の感想

渡辺 博さん(2015期福岡校) 

渡辺 博さん(2015期福岡校)

トヨタ自動車九州株式会社 会社直轄組織 DX企画グループ長

「デジタルに対する新しい判断軸ができ、世界観が刷新された」
昨年の受講当時、社内でDXの専門組織を立ち上げ、全社的なデジタル化推進をスタートしましたが、これで本当に合っているのか、不安になる時があり、受講を決意しました。 これまでと異なる新しい認識パターン、判断軸、デジタルに対する基本的価値観を学び、世界観が刷新されました。

壺坂 廣志さん(2015期東京校) 

壺坂 廣志さん(2015期東京校)

株式会社乃村工藝社 事業管理統括部 事業戦略部 部長

「知らなかったことを理解し、健全な危機感が醸成された」
私にとって、0(知らないことすら知らない)から、1(知らなかったことを理解し、健全に危機感を持つ)に変わることができる学びは重要ですが、このクラスは間違いなくその1つでした。
DXは自社ビジネスも含めた社会全体に影響を与える変化であることを理解し、健全な危機感が醸成されました。
見方が変わり、自分事になる、大きな学びが得られるクラスでした。

住田 裕子さん(2016期名古屋校) 

住田 裕子さん(2016期名古屋校)

モリパックス株式会社 代表取締役社長

今を疑い続ける思考の繰り返し』の重要性を再認識できた」

「既存のビジネスモデルを真っ向から疑う」という衝撃を体感したクラスでした。受講前のDXに対する自分の世界観の狭さや本来の異次元さに触れ、これからの時代の潮流に危機感を覚えたと同時に、経営の舵取りをする上で、「今を疑い続ける思考の繰り返し」の重要性を再認識できたことは大きな学びでした。

※肩書は受講当時のものとなります。