対象者限定案内

<アルムナイ・スクール>

経営層のための税務戦略

経営資源たるカネを規律する方程式は、アカウンティングとファイナンスとタックスの3つです。ビジネスリーダーである皆さんは、3本の連立方程式を自在に操作し、企業価値を創出するための最適解を可及的に追求しなければなりません。前二者はすでにMBAのプログラムで攻略済みのことでしょう。

本科目では残された最後の難所、タックスを取り上げます。複雑多岐な税法のラビリンスを前に、受け身のまま翻弄されることなく、能動的に行路を選択することは果たして可能か。答は決然として諾です。すなわち、「税務にも戦略性あり」が講師からのメッセージです。

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講師紹介

谷 保廣(たに やすひろ)氏

公認会計士、税理士、証券アナリスト

大手監査法人にて法定監査に従事したのち独立し、谷会計事務所を設立。現在、代表として監査業務、税務業務、財務コンサルティング業務に携わる。東証プライム製薬会社・社外監査役。東証プライム住宅機器メーカー・社外取締役(監査等委員)。東証プライム食品メーカー・社外取締役(監査等委員)。
日本公認会計士協会・理事、日本公認会計士協会兵庫会・副会長、北京中央財経大学院・教授を歴任。財務会計基準機構・国際会計サステナビリティ開示人材ネットワーク登録メンバー。経営革新等支援機関認定メンバー。
国際税務文科会・理事。包括球学術集会・理事。日本科学哲学会会員、日本会計研究学会会員、国際会計研究学会会員、国際租税協会(IFA)会員、日本ファイナンス学会会員、日本不動産金融工学学会会員。
編著『Q&A 「評価損」と「欠損金」をめぐる税務と会計』(清文社)、『Q&A 海外駐在・移住のための税務ハンドブック』(財経詳報社)。共著『IFRSと引当金会計』(清文社)、『国際相続ハンドブック Q&A』(TFP出版)他。

谷講師からのコメント

経営資源たるカネを規律する方程式は、アカウンティングとファイナンスとタックスの3つです。ビジネスリーダーである皆さんは、3本の連立方程式を自在に操作し、企業価値を創出するための最適解を可及的に追求しなければなりません。前二者はすでにMBAのプログラムで攻略済みのことでしょう。

本講座は残された最後の難所、タックスを取り上げます。複雑多岐な税法のラビリンスを前に、受け身のまま翻弄されることなく、能動的に行路を選択することは果して可能か。答えは決然として諾です。すなわち、「税務にも戦略性あり」が私からのメッセージです。

受講をお勧めする方

  • 会社の中でポジションが変わり、現在進行形で税務に関する知識が必要になっている方
  • 近い将来、経営に深く関わっていくなかで、税制に関する見識を深め、さらなる発展を目指す方
  • 副業や退職後のセカンドライフに備え、税務に関する基本的な知識を理解したい方

受講者の感想

日下 裕輔さん(2018期東京校) 

日下 裕輔さん(2018期東京校)

外資系自動車関連勤務  チームリーダー

「制度を知っているか知らないかで、大きな額をコントロールできることに気付いた」
「管理可能な重要コストをいかに節税するか?」この問いを様々な論点から考えるのが谷さんの特別講座です。私は卒業後にアウトプットの場を求めてパラレルワークを始めました。
会社員だけでは全く気にしなかった税金について、制度を知っているか知らないかで、大きな額をコントロールできることに気付くことが出来ました。アカウンティングが苦手でも、ぜひ副業を始めたいという方には受けて欲しいです。

心石 拓男さん(2014期大阪校) 

心石 拓男さん(2014期大阪校)

株式会社心石工芸 代表取締役社長

「税務戦略は、事業に投資する資金を増やす、重要な戦略の一つだと理解できた」
それは「節税」か「脱税」か?講師の分かりやすい説明で、これまで目を向けていなかった税務戦略は、複雑な税制の中で企業のキャッシュを守り、事業に投資する資金を増やす、重要な戦略の一つだと理解できました。


伊佐田 愛さん(2019期大阪校) 

伊佐田 愛さん(2019期大阪校)

株式会社トーホービジネスサービス  ビジネスサポート推進部 シニアマネージャー

「M&Aへの理解が進み、節税戦略の重要性を学んだ」
受講に踏み切った切っ掛けは「卒業してもうすぐ1年経つけど、最近学んでない」「谷先生に久々にお会いしたい」という気持ちでした。
1日6時間、久々に谷ワールドに浸れて、学生の頃を思い出し、大いに刺激をうけました。
当時担当していた実務と関係が深い事業再編・事業継承に関わる内容で、他社の実例を交えながら学ぶことで、M&Aへの理解が進み、節税戦略の重要性を学びました。

※肩書は受講当時のものとなります。

開催概要

2024年10月期開講

◆開講形式:オンライン ※1日完結型(3時間×2回)

◆開講日時:12/15(日)10:00~13:00、14:00~17:00

◆受講料:51,000円

◆定員:35名

科目概要

税務会計の意思決定に必要な税制の知識・論点の修得を目指す、1日完結の特別講座です。

今、もしくは近い将来、経営に深く関わっていくなかで、税制に関する見識を深め、さらなる発展を目指す方を対象としています。

クラスは1日でDay1からDay2までを進めていきます。事前に指定された書籍、題材を読み、課題に沿ってご準備をお願いします。事前の課題をもとに討議を行いながら、自ら学びや気付きを得ていく形式で行います。リーダーとして活躍される方を対象にしたクラスですので、クラス内でもリーダーシップを発揮できるよう、十分に心身の準備をして臨んでください。

<教科書>
『税金のすべてがわかる現代税法入門塾』[第11版]、石村耕治編、清文社、2022年

各回テーマ

DAY1

<セッションA>
「ビジネス税制概論」

経営者の視座から税務戦略を構想することの重要性を確認します。併せて、税務会計を駆使するための必修語彙を習得します。

<セッションB>
「法人税と税効果会計」

 ビジネス・タックスの中核をなす法人税の計算構造を学びます。これに関連して、アカウンティングの上級論点である税効果会計を概説します。


DAY 2

<セッションA>
「企業組織再編と事業承継」

 税務戦略には、現状の支配構造を前提とする「内科的戦略」と、支配構造の変更を伴う「外科的戦略」があります。本セッションでは後者に焦点を合わせ、企業外部で支配を組み替える「企業組織再編」と、企業内部で支配を移行する「事業承継」を紹介します。

<セッションB>
「国際税務」

 グローバル経済が進展するなか、規模の大小・業種の如何を問わず、大方の企業にとって海外取引は日常茶飯事となってきました。いきおい税務戦略も国境をまたぐ事態に至っています。最後のセッションは、エキゾチックな国際税務の世界に皆さんをいざないましょう。

お問い合わせ

グロービス経営大学院   アルムナイオフィス
Mail:gmba@globis.ac.jp