対象者限定案内

<アルムナイ・スクール>

中国古典に学ぶリーダー哲学

本講座は、『論語』『孫子』『韓非子』といった著名な中国古典のなかから、リーダーシップやよき組織作り、戦略・戦術などの原理原則を抽出し、学ぶことを目的としています。

また、江戸時代以降、『論語』や中国古典のものの考え方は、日本人の無意識の価値観や常識のもととなっていきました。変化が激しく、グローバルに多くのビジネスが展開していくなかで、「己を知る」「己を無意識に縛るものを知る」ための素材も提供していきます。

さらには、中国古典の卓越した活かし手であった「日本資本主義の父」渋沢栄一の思想や知恵から、ビジネスで具体的に活用していくためのヒントも学んでいきます。

開催概要

◆開講形式:東京校 全6回

◆開講日時:毎週土曜日 14:00~17:00

2025年 5/10(土) 5/17(土)  5/24(土)  5/31(土)  6/7(土)  6/14(土)

◆受講料:154,000円

◆定員:35名

「マイページ>受講/履修>申込>修了後の申込」よりお申込ください

※ログイン方法が分からない方は こちら をご覧ください。

科目概要

本科目は、講義およびグループディスカッションによって進めていきます。中国古典というテーマにおいては、人の感情的側面、価値観レベルのことをより多く扱うため事前に何かを考えてくるのではなく、その場で根源的な問いに答えてもらうことを重視します。

よって、教科書は使わず、都度プリントを配布します。また事前課題図書は特にありません。

ただし参考図書として、各授業で主に取り上げる中国古典について事前にお知らせしますので、その古典の全訳を事前に読んで頂けると、より授業の内容が深く理解できる可能性があります(事前に読んでいなくても、理解できるような授業構成になっています)。

各回テーマ

DAY1

<セッションA>

なぜ中国古典を学ぶべきなのかについて、近代以降の世界史、ならびに中国古代の学術の特徴から説き起こします。

<セッションB>

中国の実学の中核である『論語』から、「よきリーダー」「学び」について学びます。


DAY 2

<セッションA>

「徳とは何か」について学びます。

<セッションB>

セッションAに引き続き、「徳とは何か」について学びます。 


DAY 3

<セッションA>

『論語』の理想とした徳治の組織論と、そのアンチテーゼとして出来てきた『韓非子』の法治の組織論について学びます。また現代中国の現状と展望について、中国古典の切り口から解説します。

<セッションB>

江戸時代以降、『論語』がどのようにして日本人の無意識の常識や価値観になっていったのかについて学びます。

DAY 4
<セッションA>

中国古代の兵法書『孫子』から、戦略や戦術の原理原則について学びます。

<セッションB>

セッションAに続き、中国古代の兵法書『孫子』から、戦略や戦術の原理原則について学びます。


DAY 5

<セッションA>

お互いの兵力や戦略が均衡していたり、状況が複雑すぎて正確な判断がままならないなかで成果があげられる人物の条件について学びます。

<セッションB>

歴史から何を学ぶか、どう学ぶかについて、さまざまな古典の教えを通じて学びます。


DAY 6

<セッションA>

国や組織のトップが学ぶべき「帝王学」について解説します。

<セッションB>

中国古典の活かし方の例を、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一から学びます。

講師紹介

守屋 淳 (もりや あつし)氏

作家

1965年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大手書店勤務を経て、現在、中国古典の翻訳・著述家として活躍。主に『孫子』『論語』『老子』『荘子』『韓非子』などの知恵を現代にどのように活かすかをテーマとした、執筆や企業での研修・講演を行う。『組織サバイバルの教科書 韓非子』、『最高の戦略教科書 孫子』(いずれも日本経済新聞出版社)、『現代語訳 論語と算盤』(筑摩書房)など著書多数。

受講をお勧めする方

  • ビジネスを前に進めていくにあたり、中国古典の原理原則やその影響を学び、更なるリーダーシップを磨き発揮していきたい方
  • 日本資本主義の父である「渋沢栄⼀」の思想や知恵から、ビジネスで具体的に活⽤していくためのヒントを得たい方

受講者の感想

上野 豪(2014期東京校) 

上野 豪(2014期東京校)

DRONE PILOT AGENCY株式会社  代表取締役

守屋先生の膨大な知識量にクリシン以来の衝撃を受けた
中国古典(キングダムではありません!)、彼の地のリーダーシップ・価値観がどれだけ私達に大きな影響を与えてて、日本がなぜ今こうなのか?リーダーとして何を注意すべきか?がストンと腹落ちし、守屋先生の膨大な知識量にクリシン以来の衝撃を受ける最早必須科目です。

中山 明日香 (2017期東京校) 

中山 明日香 (2017期東京校)

サントリーパブリシティサービス株式会社 PRコミュニケーション第1事業 課長

「中国古典を学ぶこと、それは人間の本質を学ぶことでした」
組織を導くビジネスパーソンなら誰しも、人間の行動心理を理解しておいて損はありません。ロジックだけでは通用しない場面でこそ、このクラスでの学びが活きてきます。
守屋先生の無限の引き出しから繰り広げられる、四方山話も一聴の価値あり。全卒業生に受講してほしい!

小松 功治 (2018期オンライン校) 

小松 功治 (2018期オンライン校)

富士フイルム(中国)投資有限公司 中国ITセンター 所長

「リベラルアーツとして中国古典の背景にある価値観を学ぶ」
卒業後、実務で必ずしも論理・合理にコトが進まず悶々としている方、人・組織・社内政治の課題解決に示唆を得たい方 、自身の価値観を見つめなおしたい方に、是非お勧めしたい素晴らしいクラスでした。リベラルアーツとして中国古典の背景にある価値観を学び、自身が抱えている対象に引き寄せる事で、毎回膨大な気づきを得る事が出来る講義です。守屋先生の幅広い人的ネットワークに基づくワクワクする雑談こぼれ話も必聴です。

※肩書は受講当時のものとなります。