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投稿日:2025年06月03日

投稿日:2025年06月03日

MBAで必須の論理思考力―グロービス経営大学院の「クリティカル・シンキング」が選ばれる理由

本橋敦子
グロービス コンテンツオウンドメディアチーム

この記事からわかること

  • グロービスの「クリティカル・シンキング」講義の特長とカリキュラム内容
  • ビジネスで必要な論理的思考力・伝達力をどのように育成するか
  • ディスカッションを通じた実践型学習
  • 受講生の声や満足度、実際の効果
  • 忙しいビジネスパーソンでも継続しやすいサポート体制

ビジネス現場で求められる「論理的思考力」とは?

経験や直感に頼らず、構造的に考える力

現代のビジネスでは、経験や直感だけでは解決できない課題に直面する場面が増えています。 特に、複雑な利害関係が絡む意思決定や、短時間で結論を出さなければならない場面では、「論理的かつ構造的に考える力」が不可欠です。
この力とは、情報を整理し、因果関係や前提を明らかにしながら、筋道を立てて結論を導く能力を指します。

相手を納得させるための「伝える力」も重要

論理的に考える力に加え、ビジネスでは「他者を納得させる伝え方」も求められます。
社内外の関係者に対して、適切な順序と根拠をもって説明するスキルは、業務の成果に直結します。
このような「考える力」と「伝える力」の両輪をバランスよく育むことが、真に実務で通用する論理思考力なのです。

グロービスの「クリティカル・シンキング」は何が違うのか?

全6回のステップで論理思考を体系的に習得

グロービス経営大学院で特に人気の高い科目「クリティカル・シンキング」は、論理的思考力を実務レベルで鍛えることを目的とした科目です。

全6回(1回3時間)で構成され、論理的思考力を段階的に強化します。

  • 第1〜2回: 論理思考の基本(演繹法・帰納法、主張と根拠など)
  • 第3〜4回: 問題の構造分析と真因の特定
  • 第5〜6回:
    伝える力の強化(説得力・合意形成・対話)

実在のビジネス課題を用いた演習とディスカッション

企業の実例やケースを使った演習では、「構造的に考える力」を鍛えるだけでなく、他者との議論を通じて視野を広げることができます。
思考の偏りに気づき、論点を的確に整理する経験が得られます。

なぜ多くのビジネスパーソンに選ばれるのか?

グロービスでは、大学院に入学する前に1科目(3ヶ月)から受講できる単科生制度があり、初めて学ぶ方の約7割がこの科目を受講しています。
その理由は、どのような専門スキルやマネジメントスキルを学ぶ上でも基盤となる論理的思考力を、体系的かつ短期間で高められるためです。

また、グロービスのクラスは仲間との対話を通じた学びを重視しています。
異業種のクラスメイトとのディスカッションを通じて

  • 「ひとりでは見えなかった視点に気づけた」
  • 「多様な考え方が刺激になった」

といった声が多く寄せられており、学びを継続するモチベーションにもつながる環境です。

学びを継続しやすいサポート体制

  • 全国のキャンパスに加え、オンライン受講も可能
  • 平日夜間、土日など選べる時間帯
  • 年代別(TMBA・EMBA)のクラス編成
  • 授業振替制度により、急な予定変更にも対応

グロービスには、「クリティカル・シンキング」を担当する教員が40名以上在籍しており、どのクラスでも質の高いディスカッションと指導が受けられるのが特長です。

そのため、振替受講をしても学びの質に差が出ません
これらの要素が、忙しいビジネスパーソンにとって大きな安心材料となっています。

受講生が語る「学びで得られた変化」

この講義で得られるスキルは、以下の通りです:

  • 問題解決力: 論点を整理し、最適な解決策を導く力
  • 発想力: 多様な視点を取り入れて考える力
  • コミュニケーション力: 納得感ある伝え方で相手を動かす力
  • タイムマネジメント力: 限られた時間で最大の成果を出す技術

受講生からは、

  • 「自分の思考パターンの癖に気づいた」
  • 「会議での議論の質が明らかに変わった」

といった声が寄せられています。

まとめ:すべての学びの基盤となる「考える力」をここから

「クリティカル・シンキング」は、単なる理論学習ではなく、実践を通じて“考える力”を体得する場です。
今後のキャリアを支えるすべてのビジネススキルの基盤として、多くの受講者に選ばれ続けています。
最初の一歩として、「考える力」を本質から鍛えるこの講義は、間違いなく価値ある投資となるでしょう。

本橋敦子

グロービス コンテンツオウンドメディアチーム

早稲田大学文化構想学部卒。新聞記者を経て、グロービスのオウンドメディア編集を担当。