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投稿日:2024年10月07日

投稿日:2024年10月07日

深井龍之介、松山大耕が語る、ポスト資本主義時代の新たな生き方

深井 龍之介
株式会社COTEN 代表取締役 CEO
松山 大耕
臨済宗 大本山妙心寺 退蔵院 副住職

あすか会議2024 第4部分科会【志と生き方】
「ポスト資本主義~OS転換期の時代をどう生きるか~」深井龍之介×松山大耕
(2024年7月6日開催/国立京都国際会館)

私たちが生きるこの時代は、時代の大きな転換期にあるといえる。テクノロジーの急速な発展や社会構造の変化が、これまで時代のOSとして機能してきた資本主義や民主主義といった基本的な価値観の変容と転換を促す。未来は誰にも分らないが、そうした時代を生きる私たちはどう生きるべきか。そのヒントを探ろう。(肩書きは2024年7月6日登壇当時のもの)

※タイムスタンプは生成AIで作成しているため、一部誤りがある可能性があります。あらかじめご了承ください。

00:01 イントロダクション

  • 深井龍之介氏と松山大耕氏による「ポスト資本主義〜OS転換期の時代をどう生きるか」のセッションがスタート。

03:33 日本の文化と仏教への関心の高まり

  • 海外のエグゼクティブ層が日本文化や仏教の精神に強い興味を持つようになった背景を説明。

08:20 コロナ後の日本の注目度

  • コロナ以降、日本が世界から注目される理由について。治安の良さや知性学的な位置の利点が強調される。

13:41 日本と西洋思想の違い

  • 西洋の哲学的伝統(デカルトなど)と、日本の思想(西田幾多郎)との違いを論じる。

19:00 文化的リーダーシップ

  • 政治と文化の結びつきが日本のリーダーシップにどのように影響しているかを説明。

24:35 西洋のエグゼクティブ層の関心

  • 日本に興味を持つ海外エグゼクティブ層の背景について。特にフロンティア精神との違いが強調される。

30:20 調和の価値とビジネス

  • 調和の価値が再評価され、特に日本的な「空気を読む」文化のビジネス面での重要性が浮上している。

35:50 自己検算と成長

  • 日本文化における自己検算の概念と、成長のあり方についての考察。

41:22 意義のある社会への移行

  • 単なる利益追求から意義を求める社会へと移行している現代社会の変化を論じる。

47:58 質疑応答とまとめ

  • 深井氏と松山氏が参加者からの質問に答え、ディスカッションを締めくくる。

52:30 意義ある活動と人生の意味

  • 意義のある活動を通じて人生の意味を見出すために、企業や個人が果たすべき役割について深く考察。

57:00 死生観とウェル・ビーイング

  • 死生観の理解が、ウェル・ビーイング(幸福感)にどのように寄与するかについての議論。

深井 龍之介

株式会社COTEN 代表取締役 CEO

複数のベンチャー企業で取締役や社外取締役として経営に携わりながら、2016年2月に株式会社COTENを設立。 約3500年の世界史を体形的に整理し、人間の社会的傾向や行動パターンを理解しやすくする、世界史データベースの開発に取り組む。 COTENの広報活動として「歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)」を配信。

松山 大耕

臨済宗 大本山妙心寺 退蔵院 副住職

1978 年京都市生まれ。2003年東京大学大学院 農学生命科学研究科修了。埼玉県新座市・平林寺にて3年半の修行生活を送った後、2007年より退蔵院副住職。日本文化の発信・交流が高く評価され、2009年観光庁Visit Japan大使に任命される。2016年『日経ビジネス』誌の「次代を創る100人」に選出され、同年より「日米リーダーシッププログラム」フェローに就任。2018年より米・スタンフォード大客員講師。2019年文化庁長官表彰(文化庁)、重光賞(ボストン日本協会)受賞。2021年より(株)ブイキューブ社外監査役、京都市教育委員。 2011年には、日本の禅宗を代表してヴァチカンで前ローマ教皇に謁見、2014年には日本の若手宗教家を代表してダライ・ラマ14世と会談し、世界のさまざまな宗教家・リーダーと交流。また、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席するなど、世界各国で宗教の垣根を超えて活動中。