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投稿日:2023年12月11日

投稿日:2023年12月11日

乙武洋匡氏、松山大耕氏、土井香苗氏、福井良應氏が語る「熟達論」/貴乃花と朝青龍の相撲に対する価値観の違い/劣等感から外れるこそ熟達/なぜ人は人と比べてしまうのか

乙武 洋匡
作家
土井 香苗
国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ 日本代表
福井 良應
認定NPO法人おてらおやつクラブ 理事/真言宗興山寺 住職
松山 大耕
臨済宗 大本山妙心寺 退蔵院 副住職
井植 美奈子
一般社団法人セイラーズフォーザシー日本支局 理事長

あすか会議2023
第5部分科会【キャリア】「熟達論~境地に達する人の共通点とは~」
(2023年7月1日開催/国立京都国際会館)

成熟した能力と知識を持つ人々は、それぞれの分野で稀有な成功を収める。その成功の背後には何があるのだろうか。それはただの才能や運だけなのか、それとも長年の経験と努力、あるいは特定の思考法や行動パターンがあるのだろうか。作家として、人権活動家として、そして宗教界において、異なる分野で熟達したパネリストたちが、自身の経験と視点から熟達への道のりを語り、境地に達する人々の共通点に迫る。(肩書きは2023年7月1日登壇当時のもの)

00:14 「熟達」とは何か。(松山氏、福井氏、土井氏、乙武氏)

17:25 室伏広治氏も語った迷い「ずっと同じようなことをやっていて、不安があったのか」(福井氏、松山氏、土井氏)

26:56 そもそも熟達する必要があるのか(乙武氏、土井氏、松山氏、福井氏)

39:58 ソーシャル界隈は「当事者性が強い人」が多い(乙武氏)

43:15 質疑応答①

-なぜ人は人と比べてしまうのか。
-GlowthとDevelopmentについて、どのように考えるべきか。
-寺を継ぐというとき、自分の本当の気持ちに辿り着いたのか。

48:37 質疑応答②

-さまざまな活動は、何を満たそうとして取り組んでいるのか。
-いつ比較をしなくなる瞬間が訪れたのか。
-心が熟達すると言うことは、何が出来るようになるということなのか。
-冤罪と人権の分かれ道で、なぜ人権を選んだのか。
-苦労している中で、自分の中で支えになっていることは。

乙武 洋匡

作家

1976年生まれ、東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒。大学在学中に出版された『五体不満足』が 600万部を超すベストセラーに。 卒業後はスポーツライターとして活動。その後、小学校教諭、東京都教育委員などを歴任。地域に根差した子育てを目指す「まちの保育園」の経営に参画。2018年からは義足プロジェクトに取り組み、国立競技場で117mの歩行を達成。2022年、参院選(東京選挙区)に挑戦するも落選。

土井 香苗

国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ 日本代表

1998年東京大学法学部卒業。2006年ニューヨーク大学ロースクール卒業(LL.M.)。大学4年生の時、アフリカ・エリトリアにて1年間、法律作りを手伝う司法ボランティア。弁護士(日本・2000-16年、米国NY州2007年-現在)。弁護士活動の業務の傍ら、日本の難民の法的支援や難民認定法改正に関わる。2006年にヒューマン・ライツ・ウォッチのニューヨーク本部のフェロー、弁護士業は休業して2008年9月から現職。紛争地や独裁国家の人権侵害を調査して知らせるとともに、世界中の人権問題を解決するため、日本を人権大国にするため活動を続ける。活動内容は www.hrw.org/ja 神奈川県出身。

福井 良應

認定NPO法人おてらおやつクラブ 理事/真言宗興山寺 住職

認定NPO法人おてらおやつクラブ理事、真言宗興山寺住職。 総本山仁和寺にて修行・僧籍取得後、慶應義塾大学を経て、株式会社博報堂入社。マーケティングプランナーとして諸分野での業務に従事。また、博報堂生活総合研究所にて客員研究員を兼務し生活者研究に従事。2018年に退職後、現職。密教学修士。 おてらおやつクラブの活動でグッドデザイン賞大賞(2018)、環境省グッドライフアワード優秀賞(2018)、日本マーケティング大賞奨励賞(2020)等受賞。

松山 大耕

臨済宗 大本山妙心寺 退蔵院 副住職

1978年京都市生まれ。2003年東京大学大学院 農学生命科学研究科修了。埼玉県新座市・平林寺にて3年半の修行生活を送った後、2007年より退蔵院副住職。日本文化の発信・交流が高く評価され、2009年観光庁Visit Japan大使に任命される。2016年『日経ビジネス』誌の「次代を創る100人」に選出され、同年より「日米リーダーシッププログラム」フェローに就任。2018年より米・スタンフォード大客員講師。2019年文化庁長官表彰(文化庁)、重光賞(ボストン日本協会)受賞。2021年より(株)ブイキューブ社外監査役、京都市教育委員。 2011年には、日本の禅宗を代表してヴァチカンで前ローマ教皇に謁見、2014年には日本の若手宗教家を代表してダライ・ラマ14世と会談し、世界のさまざまな宗教家・リーダーと交流。また、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席するなど、世界各国で宗教の垣根を超えて活動中。

井植 美奈子

一般社団法人セイラーズフォーザシー日本支局 理事長

2013年 米国ロックフェラー家当主のディビッド・ロックフェラーJr.氏が設立した海洋環境保護NGO、Sailors for the Sea の日本法人を設立。 Forbes Japan オフィシャルコラムニスト。「海洋環境改善で目指す持続可能な社会」 25ans オフィシャルコラムニスト。「井植美奈子のSAVE THE OCEAN」