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投稿日:2023年11月06日

投稿日:2023年11月06日

メディアとプラットフォームの今後はどうなる?/文春とガーシーは違うのか?/ニュースメディア、SNSのビジネスモデルの現状プラットフォーマーの果たすべき責任とは

津田 大介
有限会社ネオローグ 代表取締役/ジャーナリスト/メディア・アクティビスト
藤代 裕之
法政大学 社会学部 教授/ジャーナリスト/グロービス経営大学院 教員
山田 メユミ
株式会社アイスタイル 取締役
瀬尾 傑
スローニュース株式会社 代表取締役社長

あすか会議2023
第4部分科会【地域・社会・組織】「現代社会とメディア~プラットフォーマー・メディアの責任と役割~」
(2023年7月1日開催/国立京都国際会館)

現代社会では、デジタルメディアやソーシャルメディアプラットフォームが情報伝達の主要な手段となり、その影響力は年を追うごとに拡大している。その一方で、フェイクニュースの拡散やプライバシー侵害、ヘイトスピーチなど、これらのプラットフォームが社会に及ぼす様々な問題も深刻化している。そうした中で、プラットフォーマーやメディアはどのような責任を負い、どのような役割を果たすべきなのか。また、私たち個々人はどのように情報を扱い、どのように自己を守るべきなのか。メディアとテクノロジーのトップランナーが、現代社会とメディアの関係について深く洞察する。(肩書きは2023年7月1日登壇当時のもの)

01:30 ニュースメディア、SNSのビジネスモデルの現状(津田氏、藤代氏)

13:30 若者のニュースの摂取行動(藤代氏、津田氏)

14:30 この数十年における、メディアの変化(山田氏)

18:49 「信頼」を定量化するための工夫(山田氏)

22:56 Twitter(X)がビジネスにおいて影響力がなくなっていることについて(津田氏)

26:52 プラットフォームは責任と役割は果たしているのか(藤代氏、津田氏)

35:01 週刊文春とガーシーは違うのか?広告ビジネスの仕組み(藤代氏、津田氏、山田氏)

45:24 質疑応答①

-ジャーナリストの教育に費用をかけられていない。このままだとガーシーや滝沢ガレソの一人勝ち状態が続くのではないか。
-オールドメディアによる談合があったのではないか。本当に公共性があるものなのか。どのように信頼の格付けをするのか。
-メディア規制における、海外の法規制状況は。
-情報の受け手について。どの情報を信じたらいいのかわからない。見極め方は。

津田 大介

有限会社ネオローグ 代表取締役/ジャーナリスト/メディア・アクティビスト

ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ポリタス編集長/ポリタスTVキャスター。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。メディアとジャーナリズム、テクノロジーと社会、表現の自由とネット上の人権侵害、地域課題解決と行政の文化事業、著作権とコンテンツビジネスなどを専門分野として執筆・取材活動を行う。Twitter : https://twitter.com/tsuda

藤代 裕之

法政大学 社会学部 教授/ジャーナリスト/グロービス経営大学院 教員

ジャーナリスト/法政大学社会学部教授。広島大学文学部卒。徳島新聞で記者、NTTレゾナントでニュース編集や新サービス開発を担当。ソーシャルメディア時代のジャーナリズム向上を目指し、2011年に日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)を設立。』編・共著に『フェイクニュースの生態系』『ソーシャルメディア論:つながりを再設計する』『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』など。

山田 メユミ

株式会社アイスタイル 取締役

東京理科大学基礎工学部卒。卒業後は化粧品メーカー商品開発部にて製品開発や新ブランド立上げに従事。 メーカー在職中、個人の趣味で始めたメルマガへの反響をもとに、コスメ情報サイト「アットコスメ」を企画立案し、株式会社アイスタイルを共同創業。 現在も同社の取締役を務めるほか、セブン&アイ・ホールディングス、セイノーホールディングス、SOMPOホールディングスの社外取締役を兼任。 2021年11月、業界有志と共に一般社団法人バンクフォースマイルズを設立。 企業内で余剰となっている化粧品を困難な状況下の女性たちへギフトする『コスメバンクプロジェクト』を始動。

瀬尾 傑

スローニュース株式会社 代表取締役社長

日経BP社『日経ビジネス』記者、講談社『現代ビジネス』編集長、第一事業戦略部長などを経て、2018年8月よりスマートニュースメディア研究所所長に。19年2月、調査報道支援のための会社、スローニュースを設立し、代表に就任。新しい時代のジャーナリズムの育成と支援に取り組んでいる。23年、スローニュースの連載を書籍化した『黒い海 船は突然、深海へ消えた』(伊澤理江著)が第64回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。無料のメールマガジン『SlowNews Letter』を配信中。 インターネットメディア協会代表理事。