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投稿日:2023年10月31日 更新日:2024年09月24日
投稿日:2023年10月31日
更新日:2024年09月24日
【イベントレポート】グロービス経営大学院オープンキャンパス――MBAスクール選びで重要なポイントとは
2023年10月22日、MBAスクールへの入学を検討している方を対象としてグロービス経営大学院(以下、グロービス)で オープンキャンパスが開催されました。これからの時代におけるグロービスMBAの価値や入試の説明、卒業生の体験談が聞けるセッション、人気授業の体験クラスなど、グロービスでの学びと学校生活を1日で体感できるイベントです。
当日は、グロービス東京校、大阪校、そしてオンラインをつないだハイブリッド形式で行われ、MBA入学を検討している多くの参加者が集まりました。本記事では、MBAに興味のある方、これから入学を検討される方の参考になるよう、イベントの様子の一部と参加された方々のコメントをお届けします。
自分にあったMBAスクールとは?
学ぶ目的と身に付けたい能力を考える
MBAスクール選びのポイントに触れる前に、MBAの概要やその他の学びとの違いについて改めて考えていきましょう。
MBAは、経営者や経営をサポートするビジネスプロフェッショナルを短期間に育成することを目的に、経営の3要素であるヒト・モノ・カネの知識習得をする体系的なカリキュラムを提供しています。
国内でMBAとよく比較される学びのひとつに、中小企業診断士があります。どちらも経営やビジネスを学ぶという点は共通しますが、学びの目的や身に付く能力は異なります。例えば中小企業診断士は、経営に対する客観的なアドバイスをするための知識獲得に重きを置く資格であり、あくまでもアドバイザーとして必要な知識やスキルを学ぶことが目的となる場合が多いです。一方MBAは、リーダーとして自らがビジネスを推進していくための知識やスキル、姿勢の体得を重視しており、当事者として実務で成果を出すための能力開発を目的としていると言えるでしょう。
MBAスクール選びのポイント
上記を踏まえて、MBAスクールを選ぶ上でのポイントについて考えていきましょう。まず重要なのが、「どのMBAスクールが、自身の能力開発に役立つのか」という視点です。グロービスでは、単なる知識の習得ではなく、実務に活かせる能力(=実践力)が身に付くことがMBAの大きな価値であると考えています。各校の教育方針や教員、クラス形式などを比較し、本当に実践力が身に付く内容になっているのかご自身で確認することをおすすめします。
加えて、MBAスクール選びの基準に欠かせないのが、
- 時代の変化に対応したカリキュラムになっているか?
- 卒業生が活躍しているか?
という2点。とくに「卒業生の活躍」という視点は、「どのMBAスクールで学んだら、自分の能力を最大化できるのか」を見極める上で非常に重要です。
各校のWebサイトで卒業生の活躍やインタビューが紹介されていることも多いですが、おすすめは各校のキャンパスや説明会で卒業生の話を実際に聞くことです。卒業後の変化やリアルな学生生活に関する声に触れることで、自身の成長や変化、入学後の生活が具体的にイメージできるでしょう。
入学者数1,000名超、日本で最も選ばれるMBAへと成長
本イベントのスピーカーを務めるのは、グロービス経営大学院の副学長である田久保 善彦。はじめに、グロービス経営大学院の学校説明が行われました。
「入学者数1,000名以上、在校生・累計卒業生数は1万名を超えるMBAへと成長してきました。日本全国、また世界中からも意欲の高いビジネスパーソンが集まる場となっており、学生の多様性も増しています」
「医師や薬剤師、弁護士、会計士などの専門資格職、エンジニアやデザイナー、NPOや公益財団などの非営利団体の職員、またプロスポーツ選手など、さまざまなキャリアを歩んでいる社会人とネットワークを築くことができます」と日本で最も選ばれているMBAだからこそ、普段の仕事や生活の中では出会わないような人とのつながりが生まれることについて語りました。
さらに、グロービスの教育スタンスとして「経営学を伝えるのではなく、社会の創造と変革をリードできる人材を育成する」ことを大切にしてきたと説明しました。日本においては、良くも悪くもMBAという学位を持っているだけでは企業からの評価が高まるとは限らないと捉えています。だからこそ、MBAの学位修得自体を目的にするのではなく、MBAを通じて実績や成果につながる実践力を高めることが重要です。
グロービスではどのようにして、実践力が鍛えられるのでしょうか。
実践力を身に付ける上で重要なのが、カリキュラムです。グロービスでは、ヒト・モノ・カネという既存のMBA領域に加えて、思考・テクノベート(テクノロジー×イノベーション)・志・創造・変革といった独自の領域を展開しています。
「ビジネス環境や時代が変われば、求められる能力も変わります。グロービスでは、既存の枠にとらわれずに、時代の変化に合わせたカリキュラムを提供しています」と田久保。
さらに、最先端の実践的なカリキュラムが開発できる体制・仕組みについて、「グロービスグループでは、ベンチャーキャピタル事業や企業研修事業を手掛けています。それぞれの事業を通じて得たビジネスの最新知を、ケース(企業事例)やカリキュラムに反映しています」と述べました。
ベンチャーキャピタル事業では、投資や経営参画を通して、ベンチャー企業のイノベーション事例や最新のテクノロジーに関する知見が得られます。さらに総計6,700社にわたって人材育成サービスを提供してきた企業研修事業では、次代の幹部育成を通じて、ビジネスの最前線で生まれている育成課題や組織変革の知見を得ることができます。こうしたグロービスグループ独自の知見を反映させたカリキュラム開発によって、最新のテクノロジーやリアルなビジネスの現場に即した「先進性×実践性」の高い学びが提供可能となっています。
- 現在の仕事内容やこれまでの実績について
- その仕事や実績に至るまでに、どのような苦労・難所があったのか
- どのような工夫をして困難を乗り越えてきたのか
- 今後どのような価値を社会や組織に届けていきたいのか
など仕事やキャリアについて熱く語る登壇者に対して、参加者の皆さんも大きく頷きながら真剣に話を聞いている様子が伺えました。質疑応答では、能力開発や人的ネットワーク、志などさまざまな質問を通して、グロービスで学んでいるご自身の具体的なイメージを掴んでいただけたのではないでしょうか。
授業を疑似体験できる「体験クラス」
また人気授業の体験クラスでは、ビジネスの第一線で活躍する実務家教員や多様なバックグラウンドを持つ当日参加者とのディスカッションを通じて、実際の授業の一端を疑似体験できます。
- ほかのMBAとグロービスのMBAは何がちがうのか?
- グロービスの実践性を重視した授業とは?
- グロービスにはどんな学生が集まっているのか?
そうした疑問を抱いている方、MBAを検討している方は、ぜひ次回のオープンキャンパスに参加することをおすすめします。
まとめ
最後に参加者に向けて、田久保からエールが送られました。「大きな変化をチャンスに変え、より充実した実りある人生を歩むために、ぜひ一歩踏み出してみてください。景色が大きく変わるはずです」
本レポートでお届けした内容は、イベントの一部です。イベントでは、
- 2025年度開講 新プログラム「テクノベートMBA&エグゼクティブMBA」
- 起業家支援制度や起業家ネットワーク
- 志の醸成と実現を支える独自の仕組み
- グロービスのMBAで得られるもの
などの詳しい説明を通して、より具体的な学校生活や自身のキャリアとの向き合い方について語られました。「どのMBAスクールで学ぶのがよいのか」「MBAを将来のキャリアにどのように役立てるのか」「どうやって人的ネットワークを広げていくべきなのか」という悩みや不安を解消したい方は、ぜひ一歩踏みだしてオープンキャンパスや説明会に参加してみてはいかがでしょうか。
参加者からのコメント
最後に、イベントに参加した方の感想やコメントをご紹介します。
「アウトプットや実践に重きを置いている点がとても伝わりました。そこが学生の満足度につながっていることも感じました。授業の流れを体感できたことで、より理解が深まったと思います。参加する前に期待していた内容を超える充実感でした」
「グロービスの強みと、卒業生の方がグロービスへの入学を決意した背景を聞くことができ、グロービスに入学したいという私の選択に自信を持つことができました。また、体験クラスで実際の授業風景をイメージすることができたことで入学意欲が高まりました」
「副学長のスピーチに感銘を受けました。自分が何となく感じていた危機感とグロービスへの期待をクリアにすることができました」
「実務に役立つこと、受講しやすいことが魅力的だと思いました」