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投稿日:2022年05月27日

投稿日:2022年05月27日

MBA×ディープテックで社会を変える~研究シーズと社会ニーズを接続させるキャリアの築き方~河野英太郎×河野健一×下村明司

河野 英太郎
株式会社アイデミー取締役執行役員COO
株式会社Eight Arrows代表取締役
グロービス経営大学院客員准教授
河野 健一
株式会社iMed Technologies 代表取締役CEO 医師
下村 明司
株式会社 Magic Shields/Founder & CEO
井上 陽介
グロービス経営大学院 教員

東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)との業務提携第一弾イベントとして、グロービス経営大学院の卒業生であり、東大IPCにゆかりのあるベンチャー3社の経営陣をお招きし、パネルディスカッションを開催した。

登壇いただいた株式会社アイデミーは「DX人材教育」、株式会社Magic Shieldsは「介護予防」、株式会社iMed Technologiesは「手術支援AI」を事業としており、それぞれが喫緊の社会課題に対する解決策を最新のテクノロジーを用いて提示している。まだ社会実装されていない「テクノロジーシーズ」を見つけだし、「社会のニーズ」とつなげる糸口を見つけ、新たなビジネスを創り出すために必要なものは何か、について語っていただいた。講演の中では、「変化の流れ、潮目をおさえつつ、周りに頼る時はしっかり頼るというマインドが重要。」「成功要因は仲間集め。困った時、悩んだ時に相談にのってくれ、助けてくれるネットワークの存在。」など、実体験に基づいたエピソードについて触れられた。

参加者からは「人材ネットワーク、志へのコミット。そしてリーダーとしてのあり方が非常に勉強になった。」「人と人の化学反応や伸びている市場への対応(アンテナを高くしておく)が重要」などのコメントが寄せられ、多くのヒントを得られるセミナーとなった。

河野 英太郎

株式会社アイデミー取締役執行役員COO
株式会社Eight Arrows代表取締役
グロービス経営大学院客員准教授

1973年岐阜県生まれ。
東京大学文学部卒業。同大学水泳部主将。グロービス経営大学院修了(MBA)。
電通、アクセンチュアを経て、2002年から2019年までの間、日本アイ・ビー・エムにてコンサルティングサービス、人事部門、専務補佐、若手育成部門長、AIソフトウェア営業部長などを歴任。2017年には複業として株式会社Eight Arrowsを創業し、代表取締役に。2019年、AI/DX/GX人材育成最大手の株式会社アイデミーに参画。現在、取締役執行役員COOを務める。

著書に『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』シリーズ、『社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ 』(以上、ディスカヴァー)、『現代語訳 学問のすすめ』(SBクリエイティブ)など累計170万部超。

河野 健一

株式会社iMed Technologies 代表取締役CEO 医師

東京大学理学部数学科卒、京都大学医学部卒、グロービス経営大学院卒(MBA)
脳神経外科医師として医療現場で 約16 年勤務。現場で脳血管内手術の課題を感じ、「世界に安全な手術を届ける」という理念を掲げ、2019年に株式会社iMed Technologiesを設立。現在、くも膜下出血や脳梗塞に対する脳血管内手術のリアルタイム手術支援 AI を開発中。医療現場での活動も継続している。

共著:『コロナ vs. AI 最新テクノロジーで感染症に挑む』、『医療AIの知識と技術がわかる本 事例・法律から画像処理・データセットまで』
医療✕AI✕起業について情報発信:https://twitter.com/CeoImed

下村 明司

株式会社 Magic Shields/Founder & CEO

ヤマハ発動機にて14年間、バイクの設計・開発・プロジェクトチーフや、デザイン部での新規事業開発を行う。祖母や友人を事故で失った経験や、災害やテロをきっかけに世界から怪我を無くすことを志し、プライベートで「人を守る」発明活動を複数行う。その後株式会社 Magic Shieldsを創業し、2020年に独立。 MBA(グロービス経営大学院)、ロボット工学修士

【受賞歴】
経産省Japan Healthcare Business Contest 2021 最優秀賞
日経Healthtech Summit 2020 最優秀賞
経産省J-startup採択
内閣府アクセラレータプログラム採択 ほか多数

井上 陽介

グロービス経営大学院 教員

大学卒業後、消費財メーカーを経てグロービス入社。大阪オフィスで顧客開拓に従事した後、名古屋オフィス新規開設リーダーとして事業立ち上げを推進。その後法人部門責任者を経て、デジタル・テクノロジーで人材育成にイノベーションを興すことを目的としたグロービス・デジタル・プラットフォーム部門を立ち上げ責任者として組織をリードする。
また、創造(ベンチャー、新規事業)領域の研究・開発グループの責任者も担い、自身もグロービス経営大学院や企業研修において「クリエイティビティ」「イノベーション」等のプログラムの講師を担当する。
加えて、現在、公益財団法人日本サッカー協会の審判委員会に外部委員として参画している。