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2021年10月15日

2021年10月15日

ウェルビーイングな組織が生産性を高める ~幸福度を見える化し、マネジメントに活かす方法とは~ハピネスプラネットCEO・矢野和男

矢野 和男
株式会社ハピネスプラネット 代表取締役 CEO
株式会社日立製作所 フェロー
田久保 善彦
グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長

新型コロナウィルスの影響やテクノロジーの進化によって、働き方は大きく変化した。より柔軟な働き方が可能になり、それに伴って組織のあり方も変わっていく中で、生産性を高めるカギとして注目をされているのが「ウェルビーイング(=幸福)」だ。「今後は、“幸せを生んでいるかどうか”があらゆることの物差しとなりうる」と話す幸福度計測アプリを開発した矢野 和男氏。

これまで幸福度を計測するには、アンケートやインタビューのみで実施していましたが、ウェアラブルセンサーを使い、無意識下で起きる身体の動きを記録し、心理検査と組み合わせることで、定量化を実現。このようなデータを用いて、企業の業績アップと幸福度の関係や、組織の幸福度を定量化して管理をする手法についてお話しいただいた。

講演の中では「幸福はスキル。訓練や体験によって向上する。」「前向きに1日を始めるには、自分の幸せをイメージし、ストーリーを描くことを習慣的に行うことが大事」などの意見が出た。

参加者からは「過去や未来にとらわれ過ぎず、今を大切にして生きたいと改めて思った。前向きな一日の連鎖を広げていきたい」「とにかく前向きにチャレンジし続けること、難題も分解して取り組めば必ず解けることを学びました」などのコメントが寄せられ、多くの気づきを得られるセミナーとなった。

矢野 和男

株式会社ハピネスプラネット 代表取締役 CEO
株式会社日立製作所 フェロー

1984年 早稲田大学大学院 物理修士卒。日立製作所入社。1993年単一電子メモリの室温動作世界で初めて成功し、ナノデバイスの室温動作に道を拓く。さらに2004年から先行してビッグデータ収集・活用で世界を牽引。開発した多目的AIは、物流、金融、鉄道などの分野に適用され、産業分野へのAI活用を牽引した。身体運動から幸福感を定量化する技術を開発し、この事業化のために2020年に株式会社ハピネスプラネットを設立し、代表取締役CEOに就任。論文被引用件数は4500件、特許出願350件を越える。

2014月に上梓した著書『データの見えざる手』に続き、2021年5月に『予測不能の時代:データが明かす新たな生き方、企業、そして幸せ』を上梓。

田久保 善彦

グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長

慶應義塾大学理工学部卒業、修士(工学)、博士(学術)、スイスIMD PEDコース修了。株式会社三菱総合研究所にて、エネルギー産業、中央省庁、自治体などを中心に調査、研究、コンサルティング業務に従事。現在グロービス経営大学院にてマネジメント業務・研究等を行なう傍ら、リーダーシップ系・思考系科目の教鞭を執る。経済同友会幹事、経済同友会・新産業革命と社会的インパクト委員会副委員長(2016年度)、新産業革命と規制・法制改革委員会 副委員長(2017、2018年度)、ベンチャー企業社外取締役、顧問等も務める。

著書:『ビジネス数字力を鍛える』(ダイヤモンド社)、『社内を動かす力』(ダイヤモンド社)

共著:『志を育てる』、『グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略』、『27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10』、『これからのマネジャーの教科書』(東洋経済新報社)、『MBAクリティカル・シンキングコミュニケーション編』(ダイヤモンド社)ほか多数。