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投稿日:2025年11月17日

投稿日:2025年11月17日

Q. グロービス経営大学院には、どのような教員がいますか?

監修

河田 一臣
グロービス経営大学院 教員/グロービス経営大学院 事務局長

執筆

吉峰史佳
グロービス コンテンツオウンドメディアチーム

A. 実務経験豊富なビジネスリーダーが教員として登壇し、現場で活かせる「創造と変革」の知恵とスキルを伝授します。

グロービス経営大学院の教員は、全員が実務経験を持つビジネスリーダーや経営者です。

MBAの知識を「知っている」で終わらせず、現場で「使いこなす」力を習得できるよう、教員自らの成功・失敗体験に基づいた実践的な洞察を提供します。

グロービス経営大学院の教員は全員が「実務経験者」であることが最大の特長

専門職大学院では、理論と実務の架け橋となる実践的な教育を提供するため、文部科学省により「専任教員の3割以上を実務家教員*とすること」が義務付けられています。それに対し、グロービス経営大学院の教員は、研究実績のある教員も含め、10割が実務経験のある教員です。

グロービス経営大学院で教える実務経験のある教員は、企業の経営者、事業の立ち上げ経験者、あるいはトップコンサルタントなど、実務の最前線で活躍してきたプロフェッショナルで構成されています。ビジネスの現場で培った生きた知恵や、数々の修羅場を乗り越えた経験に基づき、理論を単なる机上の空論で終わらせることなく、知恵へと昇華させます。

グロービス経営大学院は、学生が未来のリーダーとして「創造と変革」を実践できる能力を養うことを最大の使命としています。この実務経験のある教員の比率の高さこそが、グロービス経営大学院が提供する教育の質の高さを支える重要な基盤となっているのです。

*実務家教員とは:「専攻分野における実務の経験を有し、かつ、高度の実務の能力を有する者」と「専門職大学院設置基準第5条第4項」で定義されている。

ケースメソッドの議論を導き、議論の質を高める教員の役割

グロービス経営大学院の授業は、知識を一方的に教える講義形式ではなく、具体的な企業事例に基づいた学生同士の徹底した議論を中心に行われます(ケースメソッド)。

教員の役割は、単に知識を伝達することではありません。議論を通じて学生一人ひとりが深く思考できるように、意見を受容し、そのうえで問いを与え、全体の議論の方向性や質を高める「ファシリテーター」としての役割を担います。

教員は、学生の鋭い発言や気づきをさらに深掘りし、その経営判断が実際のビジネスの現場ではどのような影響を及ぼすのか、成功・失敗の要因はどこにあるのかといった実践的な視点を提供します。これにより、学生は単なる知識習得ではなく、実践力を徹底的に磨き上げることができます。

教員の授業の質を高めるグロービス経営大学院の仕組み

優秀なプレイヤーが必ず優秀なコーチになるわけではありません。優秀なビジネスパーソンにとっても、それまでとは畑違いの「講師」として大学院の授業を担当するのは難しいことです。ですが、グロービス経営大学院には、優秀なビジネスパーソンを教員とするための、厳しい選抜と育成の仕組みがあります。

また、大学院で授業を担当するようになっても、クラスが終わるごとに学生アンケートをとり、5点満点で高得点を維持できない場合、再度トレーニングを受けることになります。

こうしてグロービス経営大学院では、全ての教員が高品質のクラスを提供し続けることができるのです。

多様なバックグラウンドを持つ教員陣が創造と変革を促す

グロービス経営大学院の教員は、非常に多様なバックグラウンドを持っています。ここでは、数名を紹介します。

1. 大手企業の経営幹部・役員

  • 井手 伸一郎 氏
    NECシニアバイスプレジデント 兼 CSCO。KDDI、Kearneyマネージャー、スリーエム シニアマネージャーなどを歴任。

    (担当科目)
    経営戦略、オペレーション戦略、イノベーションによる事業構造変革、ストラテジック・リオーガニゼーション、研究・起業プロジェクト(リサーチプラン)

  • 西 恵一郎 氏
    富士通株式会社CEO室長、グロービス・コーポレート・エデュケーション フェロー。三菱商事、グロービス海外法人立ち上げなどを経て現職。経済同友会 中国委員会副委員長も務めた。

    (担当科目)
    日本・アジア企業のグローバル化戦略、組織行動とリーダーシップ

  • 鹿毛 康司 氏
    株式会社かげこうじ事務所代表。エステー宣伝責任者時代に「消臭力CM」で社会現象を巻き起こしたプロフェッショナルマーケター。

    (担当科目)
    マーケティング、カスタマージャーニーとブランディング

  • 林 恭子 氏
    元ボストン コンサルティング グループHRマネジャー、グロービス経営大学院マネージングディレクターを経て、現在は組織・人事研究グループリーダー。複数の上場企業社外取締役も務める。

    (担当科目)
    パワーと影響力、リーダーシップ開発と倫理・価値観、組織行動とリーダーシップ、経営同上、ファシリテーション&ネゴシエーション、リスキリングと組織トランスフォーメーション

2. ゼロから事業を立ち上げた起業家・ベンチャー経営者

  • 仮屋薗 聡一 氏
    グロービス・キャピタル・パートナーズ共同創業者。グロービスのVC事業を立ち上げ、日本最大手の独立系VCに導く。日本ベンチャーキャピタル協会名誉会長。

    (担当科目)
    ベンチャー戦略プランニング、ベンチャー・キャピタル&ファイナンス

  • 青井 博幸 氏
    地ビールメーカーを創業・売却後、経営コンサルティング会社「アオイ&カンパニー株式会社」代表取締役に転換。

    (担当科目)
    経営戦略、ストラテジック・リオーガニゼーション

3. グローバルな経験を持つコンサルタント

  • 前田 琢磨 氏
    ハッシュピーク株式会社 代表取締役。元アーサー・ディ・リトル・ジャパン、IQVIAソリューションズジャパン取締役など、グローバルなコンサルティング経験を持つ。

    (担当科目)
    AI&データサイエンス、テクノロジーとSDGs

  • 若杉 忠弘 氏
    戦略コンサルティングファームにて国内外の企業をサポート。ロンドンの教育系スタートアップを経て、英語MBAプログラムのディレクターなどを担当。組織におけるコンパッションやウェルビーイングの研究に従事。

    (担当科目)
    組織行動とリーダーシップ、リーダーシップ開発と倫理・価値観、パワーと影響力

4. 金融アナリストやファンドマネジャー

  • 佐伯 良隆 氏
    元米国投資顧問会社において、金融アナリスト及びファンドマネジャーとして活躍。

    (担当科目)
    ファイナンス(事業戦略と起業財務)、ファイナンスⅡ(企業価値評価と財務戦略)

5. 高度な専門知識を持つ顧問(弁護士・会計士など)

  • 谷保廣 氏
    公認会計士・税理士として谷会計事務所を設立。複数の東証プライム上場企業の社外役員も兼任。

    (担当科目)
    アカウンティングⅠ(財務会計)、ファイナンス基礎、ファイナンスⅠ(事業戦略と企業財務)、経営道場、アカウンティングⅡ(管理会計)

  • 森生 明 氏
    元ゴールドマン・サックスにてM&Aアドバイザー業務に従事。大手法律事務所や事業会社の経営顧問も務める。 

    (担当科目)
    ファイナンシャル・リオーガニゼーション、企業・起業プロジェクト(リサーチプ分)

このように多岐にわたる専門分野や経験を持った教員陣が揃っています。これら教員陣のもと、学生は多角的な視点から経営を学ぶ機会を得られます。

教員構成データ(2025年4月現在)

グロービス経営大学院の2025年4月時点の教員構成データは次のようになっています。

  • 総数: 151名
  • 男女比: 男性134名、女性17名
  • 年齢分布: 30代 6名、40代 75名、50代 67名、60代 29名

参考

グロービス経営大学院の教員が担当する科目や詳しい経歴については、以下の公式ページでご確認いただけます。

現役・実務家教員
 URL:https://mba.globis.ac.jp/faculty/

監修

河田 一臣

グロービス経営大学院 教員/グロービス経営大学院 事務局長

一橋大学大学院 商学研究科経営学修士(MBA)コース修了

学位:修士(経営学)

組み込み系エンジニア、上場持株会社の経営企画を経て、グロービスに入社。グロービスでは経営管理本部にて経理・財務を統括し、株式会社・学校法人・海外法人などの設立から運営に携わる。現在、事務局長としてグロービス経営大学院の企画・運営に従事。講師としてアカウンティング領域を担当。

執筆

吉峰史佳

グロービス コンテンツオウンドメディアチーム

早稲田大学第一文学部、東京大学大学院情報学環教育部を修了。HR業界紙の編集者、AI開発スタートアップでの広報を経て、現職でグロービスのオウンドメディア編集に従事。自身もグロービス経営大学院 経営研究科 経営専攻を修了している。