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【4連載】「制約をメリットにかえる: 逆転の発想」第2回

こんにちは、芹沢です。
さて、早速ですが、第1回の続きを。

私が考えるオンラインの学習効果面の特徴3つのうち、
今日は、「多様性からの学びをより高めることができる」についてお伝えします。 <再掲>オンラインの学習効果面の特徴
1.多様性からの学びをより高めることができること
2. 集中力と発言数が格段に向上すること
3. 相手を知りたい欲求が刺激され相互理解が深まること


オンラインクラスは、通学クラスよりも、より多様性からの学びを得ることができます。それは受講生プロフィールの多様性からくるものと、セッションで多様な意見や考え方に触れられるオンライン固有のツール活用からくるものとの2つがあります。

1.受講生プロフィールの多様性
1月期のOBHクラスでは、北は北海道から南は沖縄まで全国各地からの国内勢に加え、海外からの参加者(シンガポール、韓国など)、さらには女性の参加者がクラスの1/3を占めたのが特徴的でした。
海外の参加者からは、文化や価値観の異なる現地人といかにコミュニケーションをはかっているかなど、日本では実感できない海外での悩みがリアルに共有されます。また、女性の参加者のなかには、事業継承が決まっているため早急に経営の習得が必要な方や、小さなお子さんの子育てをしながらビジネスの第一線で活躍している方など、二足も三足ものわらじを履きながら受講している方がいらっしゃいました。限られた時間を必死にマネジメントされている姿から、他の受講生が何かを感じないわけがありません。

2.多様な意見や考え方に触れられるツールの活用
オンラインではグループディスカッションはほとんどなく、基本は講師が受講生に問いを投げかけつづける進め方がメインになります。いろいろな意見が聞けるグループディスカッションが少ないのはマイナスのように感じるかもしれませんが、それを補完するために、受講生個々の考え方に触れる機会をツールとして導入しています。

一つは、「チャット」という機能です
講師の質問に対して、全受講生が自分の考え方を短時間で言語化して画面に打ってもらう際に「チャット」を使います。打ってもらったあとに、全員でそれぞれのアウトプットを見る時間を設けるので、全員が一人ひとりの考え方を確認することができます。

「チャットをあとで改めて読んでみて、その多様性を実感しました」(受講生談)。

これは通学クラスでは体験できないことですね。

二つ目は、事前の予習課題の使い方です
1月期の私のクラスでは、各人がそれぞれの視点で仕上げてきた提出物をクラスの中で見せながら議論を展開するスタイルで進めていました。提出物は個人ごとにそれぞれユニークな視点が入っているため、受講生は多様性からの学びを最大化することができます。

以上が、特徴「多様性からの学びをより高めることができる」のご紹介でした。
次回は「集中力と発言数が格段に向上すること」。お楽しみに。

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