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スポーツ観戦とケースメソッド

こんにちは。荒木です。

本格的な冬の到来ですね。

ラグビーやサッカー観戦が趣味の私にとって、冬はスポーツ観戦の絶好のシーズンです。

週末に仕事が入ってしまうので生で観戦することはできませんが、帰宅後に試合結果をチェックせず、生放送のつもりで録画を見る、というのが密かな 生き甲斐です(笑)

さて、試合観戦では、ついつい熱くなって

「なんであそこでパスをしないんだ?」

「あの場面でなぜキックを蹴ってしまうのか?」

ということを思い、口に出してしまうようなこともしばしばあります。


しかし、当たり前のことですが、
TVから見えることはわずかでしかありません

のんきなTV観戦者とは異なり、プレイヤー本人にとって、グランドレベルで得られる情報というのは、もっともっと複雑であり、瞬時で不確かなものばかり。

ボールを持った時に聞こえる味方の声、背後から感じる相手らしきプレイヤーの足音、ボールを受けたときに視野の片隅に見えた何かの陰・・・。

グランドレベルのプレイヤーは、こんなことから一瞬の判断をしなくてはなりません。

TVからビール片手に眺めている視界とは全く違う情報下で、勝負しているわけです。

同じような構図はスポーツのみならず、ビジネスのケースでも よく見られます。

「あの企業の意思決定は全く理解できない。リーダーが無能すぎる!」

という批評を我々はよく行います。

しかし、本当に無能かどうかは置いて、当のグランドレベルのリーダーは、全く異なる情報下で勝負をしています。

株主からのプレッシャー、OBからの陳情、ちらつく海外からの参入者の陰、経理から上がってきた予想外の決算報告・・・。

全ての情報をひっくるめて、リーダーは意思決定をするわけです。

我々グロービスが行う「ケースメソッド」という学習スタイルは、まさにこういった、
「グランドレベルに降り立った意思決定体験」

を重ねて行くことが主眼になっています。

高みに立って、どこかの企業の経営意思決定を批判することではありません。

複雑で不確かな情報にまみれながら、
「リーダーとしての私は、どんな意思決定をするか?」

ということを決めていく。

そんなことの反復を通じて、グランドレベルに立つリーダーとしての実践能力を鍛えていくわけです。

これがケースメソッドの本質であり、楽しいところです。

もし、そのようなリアリティを持った実践能力に興味があれば、一度グロービスの門を叩いてみてください。

オンラインでも、通学のクラスにおいても、ケースメソッドというスタイルは共通で行っています。

業界や地域の異なる多種多様なケースを用意して皆さんをお待ちしています。

追伸:

もちろん、スポーツはスポーツ。

こちらは、この冬も引き続き思う存分高みに立った批判をしていきましょう(笑)

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