グロービス経営大学院 大阪校 グロービス経営大学院 大阪校

セミナー詳細

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レガシー産業で新規事業を推進する事業承継者の挑戦

ホーセック株式会社 代表取締役 兼 株式会社TRECON 代表取締役 毛利 正幸 氏
有限会社浅野水産 常務執行役員 浅野 龍昇 氏

※本セミナーは事業承継者向けWebメディア「ツギノジダイ」、オープンイノベーションに特化したWEBプラットフォーム「AUBA」との共催セミナーとなります。国内の多くを占めるファミリービジネスにおいて新規事業を推進するためのヒントを発信すべく今回のコラボが実現しました。

日 時:5/24(金) 19:00~20:30

場 所:オンライン(Zoom)にて開催

変化のスピードが激しいVUCA※時代において、新規事業を生み出し続けることは業界問わず必要不可欠なテーマです。

そんな中で日本企業の約97%がファミリービジネスであり、レガシー産業に位置する企業がほとんどです。

本セミナーでは、ホーセック株式会社 代表取締役 兼 株式会社TRECON 代表取締役 毛利 正幸 氏と、有限会社浅野水産 常務執行役員 浅野 龍昇 氏をお招きし、レガシー産業においてどのように新規事業を推進したのか、実体験を交えてお話いただきます。

毛利氏は、大学卒業後にイベント会社にて勤務後、家業の建設会社を承継しました。債務超過の状態から利益重視の資産超過の黒字会社へと事業転換。将来に待つ人手不足の課題解決のため、建設業界に特化したDX(建設タウン)を共通基盤とする「中小企業コミュニティ(DXアライアンスグループ)」を推進しています。

浅野氏は、宮崎市長政務秘書を経てUターンし、家業で大型の近海かつお一本釣り漁船を操業する水産会社を継承しました。職人の高齢化が進む中で漁業のDXにおいて、漁師の意思決定プロセスのAI化をオープンイノベーションに特化したWEBプラットフォーム「AUBA」とタッグを組み推進。OPEN INNOVATION AWARD 2019(powered by eiicon)でIndustry Challenge賞を受賞しました。

レガシー産業で新規事業を推進する際に、どのように課題を捉え、社内をどのように巻き込んだのか、難所とその乗り越え方に迫っていきます。

※VUCA:Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)

※本セミナーは、朝日新聞が運営するウェブメディア「ツギノジダイ」とオープンイノベーションに特化したWEBプラットフォーム「AUBA」との共催セミナーです。セミナー当日の様子は「ツギノジダイ」へ記事を掲載する予定です。また、参加者の情報など個人情報について、学校法人グロービス経営大学院と朝日新聞、AUBAにて共有させていただく場合があります。

■ツギノジダイとは
「ツギノジダイ」は「引き継ぐ経営 勝ち抜くヒント」をキャッチフレーズに、後継者不足という社会課題の解決に向けたWebメディアです。事業承継や新型コロナウイルスの影響に悩む企業のヒントになる記事の発信や、イベント・勉強会の開催、後継ぎ同士のコミュニティづくりに取り組んでいます。

https://smbiz.asahi.com/

■AUBAとは
累計登録社数30,000社をこえる日本最大級のオープンイノベーションに特化したWEBプラットフォーム。事業創出≒非連続な成長・事業存続を実現させる仕組みをALL IN ONEで提供。意図的にイノベーションを創出するためのサービスです。

https://auba.eiicon.net/

概要

■日時:2024年5月24日(金)19:00~20:30

■場所:オンラインにて開催
申込後、参加方法の詳細をメールにてご連絡いたします。

■参加対象者:「事業承継者」、事業承継の予定がある方、事業承継と関わりのある方

■参加費:無料

■ 当日のスケジュール

  • 19:00-19:20 毛利氏ご講演
  • 19:20-19:40 浅野氏ご講演
  • 19:40-20:00 教員との対談
  • 20:00-20:20 参加者からの質疑
  • 20:20-20:30 事務局からの案内・アンケート回答

参加方法について

本セミナーはZoom(無料アプリ)にて開催いたします。本イベントにご参加いただく方は、事前にこちらよりセットアップを行い、受講環境をご確認ください。接続に不安のある方は、事前にこちらから接続確認いただけます。 

<オンライン参加で必要なもの>

  • パソコン、スマートフォンまたはタブレットと、インターネット環境
  • イヤホン※ヘッドセットも可
  • Webカメラ※パソコン内蔵も可

一般の方(受講経験のない方)

グロービス受講経験のある方

スピーカープロフィール

毛利 正幸 Masayuki Mouri

毛利 正幸Masayuki Mouri

ホーセック株式会社 代表取締役 兼 株式会社TRECON 代表取締役

グロービス経営大学院 卒業生

龍谷大学経営学部経営学科を卒業後、2年間にわたりイベント会社でディレクター/プロデューサーとしての職務に従事。その後、父親が経営する建設会社であるホーセックが経営危機に陥っていることを知り、同社に転職。設計や現場監督から始めて、10年間にわたり営業、経理、生産管理など様々な業務を経験した後に事業を承継。コンプライアンス順守、取引先の選別、DXによる可視化を推進し、代表に就任してから4年間で、かつての債務超過から利益重視の資産超過の黒字会社へと事業転換。将来に待つ人手不足の課題解決のため、建設業界に特化したDX(建設タウン)を共通基盤とする「中小企業コミュニティ(DXアライアンスグループ)」の全国展開を目指し、採用と教育だけでなく、事業承継とM&Aの課題解決にも貢献する事業として、建設業界向けにDXの教育推進活動を、第二創業のTRECONで取り組んでいる。

スピーカープロフィール

浅野 龍昇 Tatsunori Asano

浅野 龍昇Tatsunori Asano

有限会社浅野水産 常務執行役員

宮崎県日南市出身。水産団体職員、宮崎市長政務秘書を経てUターンし、家業で大型の近海かつお一本釣り漁船を操業する有限会社 浅野水産を継ぐ。制度や経営システムで世界後進国となっている漁業を変革するため、MSC認証取得による世界に通用するサステナブルの立証や、大都市圏のスタートアップ企業との共創で漁業のDXを推し進め、日本経済新聞をはじめ多数のメディアに取り上げられている。

漁業のDXにおいては、漁師の意思決定プロセスのAI化でOPEN INNOVATION AWARD 2019(powered by eiicon)でIndustry Challenge賞を受賞。また、宮崎県が実施する「みやざきDXさきがけプロジェクト」に採択され、漁業DXの障壁であったデータ通信について衛星通信に最適化する形での漁船のICT化基盤を構築することで船舶機器で得られる情報を時差1分程度で陸上と共有することを可能にし、それにより得ることができるようになった大量のデータを大学発のスタートアップ等と解析・研究を進め、新たなオープンイノベーションソースとしての活用を模索している。

これらの取り組みは九州経済白書で人口減少社会への対策事例として取り上げられたほか、九州経済産業局が発行するオープンイノベーションのガイドブックにも事例として掲載されている。

対談者プロフィール

村尾 佳子 Keiko Murao

村尾 佳子Keiko Murao

グロービス経営大学院 教員/株式会社OFFICE K 代表取締役社長

関西学院大学社会学部卒業、大阪市立大学大学院創造都市研究科都市政策専攻修士課程修了(修士)、高知工科大学大学院工学研究科博士後期課程修了(博士)。 大手旅行会社にて勤務後、総合人材サービス会社にてプロジェクトマネジメント、企業合併時の業務統合全般を経験。現在は、グロービス経営大学院経営研究科副研究科長として、事業戦略・マーケティング戦略立案全般、大阪校・名古屋校・福岡校のマネジメントに携わる傍ら、マーケティング系・志系科目の教鞭を執る。また複数の企業やNPOに取締役や理事として関与する。

 共著:『グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略』、『志を育てる』、『27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10』、『27歳からのMBA グロービス流ビジネスリーダー基礎力10』(東洋経済新報社)等。