お使いのブラウザはサポート対象外です。推奨のブラウザをご利用ください。

ポータブルスキルとは?鍛えて急なキャリアショックに備えよう!

ポータブルスキルとは?鍛えて急なキャリアショックに備えよう!

目次

新型コロナウイルスの流行により、様々な業界や企業が打撃を受けました。
それにより、多くの方のキャリアにも影響が及んでいます。

そして今は、先行きが不透明な「VUCAの時代」とも呼ばれています。
テクノロジーの急激な進化によって、新しいサービスやルールが次々と生まれ、これまでは「安泰」とされていた大企業が経営危機に陥ったりと、将来の予測が困難になっています。

たとえコロナが終息したとしても、もはや「安全地帯」と言えるような業界や企業はないのです。

今回は、ウィズコロナ・アフターコロナの世界で、個々人が急なキャリアショックに備えて鍛えておくべき「ポータブルスキル」についてご紹介します。

ポータブルスキルとは

ポータブルスキルとは、どんな環境でも活かすことができるスキル(=持ち運びできるスキルのことです。
特定の業種や職種、時代背景に囚われることのない、汎用性の高いスキルのことを指します。

例えば、

などがあげられます。

ポータブルスキルは、あらゆるビジネスパーソンにとって重要な「ビジネス基礎力」とも言えるでしょう。
そういったスキルを持った人は、どの会社でも必要とされる「市場価値の高い人材」です。

アンポータブルスキルとは

ポータブルスキルとは逆に、「持ち運びできない」スキルのことです。
特定の会社や業種、職種でしか活用できない知識やスキルが該当します。
日常業務をこなす上で、アンポータブルスキルを身に着けることは重要ですが、自身の中長期的キャリアを考えていくうえでは、それだけでは不十分です。

ポータブルスキルが必要とされる理由

誰もが「転職力」を磨く必要がある時代になった

終身雇用や年功序列などといった従来の制度がなくなりつつある一方で、会社の平均寿命の短命化が進んでいます。
さらに現代は、テクノロジーの急激な進化によって、業界の概念を覆すサービスの登場や、根本的なビジネスモデルの転換が次々と起こっています。
想定していなかった企業と戦わなければならなくなったり、これまでは「安泰」とされていた大企業が経営危機に陥ったりと、将来の予測が困難になっています。
もはや「安全地帯」と言えるような業界や企業はなく、突然のキャリアショックにあう可能性はすべてのビジネスパーソンにあります
そうなると、実際に転職を希望する人だけでなく、誰もが"もしも"に備えて市場価値を高め、「転職力」を磨いておく必要があります。

ポータブルスキルを磨いておくと、どこでも活躍できる可能性が高い

ポータブルスキルを身に着けていると、特定の分野のみならず、様々な分野で活躍できる可能性が高まります
キャリアの選択肢を広げるうえでも要となるスキルです。
また、転職活動する際には、面接官に「この人はポータブルスキルが高いから、この会社でも活躍してくれそう」「成果を出すのに再現性がありそう」と判断してもらうことができたら、間違いなく評価につながるでしょう。

若手のうちに獲得するとリターンが大きい

こういったビジネス基礎力は、なるべく若手社員の段階から意識して獲得するのがおすすめです。
その能力が活かせる期間が長くなり、投資対効果が大きいからです。

特に今は、これまで以上に「思考力」が重視される時代になっています。
分からないことがあったらすぐにネットで調べられるので、たくさんの知識を持っていることよりも、欲しい情報をいかに早く取りに行けるか、情報からいかに深く広い思考ができるかが求められています。

ポータブルスキルの例

ポータブルスキルは、ざっくりと3つに分類されます。
それぞれについて、とくに意識すべきスキルを紹介します。

  • ①思考力
  • ②対課題スキル
  • ③対人スキル

①思考力

あらゆるスキルの土台となるものです。
思考力をきちんと身に着けておくと、他のスキルも効率よく獲得していくことができます
「どのスキルを向上させようか」と迷ったら、まずはここから強化していきましょう。

【論理的思考力】

関連記事

iStock-532572642 (1) (2).jpg

論理的思考(ロジカルシンキング)を鍛える3つの方法 論理的思考力とは、「複雑なものを整理し、シンプルにしていく思考法」です。あらゆる業務をこなすうえでベースとなる論理的思考力を鍛える方法をご紹介します。

【仮説思考】

関連記事

iStock-1132089008 (1) (1) (1) (1)-thumb-800x440-1141.jpg

仮説思考を鍛える3つの方法。仕事の効率化と質向上を目指そう 仮説思考とは、「おそらくこうなるかな」と先を見通していく思考方法です。ビジネスを効率的に進めるために必須のスキル「仮説思考力」を鍛える方法をご紹介します。

②対課題スキル

ビジネスでは「課題を解決すること」が企業の存在価値です。
なので、必然的に題を見つけ、解決策を考案し、解決に向けて実行していくスキル」はあらゆるビジネスパーソンに必要とされる能力となります。

【課題発見力】

関連記事

iStock-637385366 (1) (1)-thumb-800x440-1617.jpg

課題発見力を高める方法。潜在的な問題を見つけるための3ステップとは 課題を解決するにはまず「課題そのもの」を明らかにする必要があります。課題発見力習得のポイントを紹介します。

【問題解決能力】

関連記事

iStock-1046418480 (1) (1) (1).jpg

問題解決能力を鍛えるために有効な3つの方法。問題の本質の見極め方とは? 問題解決能力とは、問題や課題があった時に、問題の本質を押さえて、解決までの道筋を計画し、実行していける力です。問題解決能力の高め方についてご紹介します人スキル

【プランニング力・段取り力・仕組化】

関連記事

iStock-995353918 (4)-thumb-800x440-685.jpg

成果を出すために必須な3つの力「プランニング力」「段取り力」「仕組化」 設定した目標を実際に達成し、成果を出していくために必須な3つの力「プランニング力」「段取り力」「仕組化」についてご紹介します。

③対人スキル

多くの仕事は、様々な関係者とコミュニケーションし進める必要があります。
コミュニケーション能力が高いと、仕事をスムーズかつ効果的に進めることができるようになります。

【コミュニケーション能力】

関連記事

iStock-1069537872 (1) (1) (1)-thumb-800x440-1285 (1).jpg

コミュニケーション能力とは?高い人の特徴と鍛えるべき4つのスキル コミュニケーションは「双方的なもの」であり、伝える力と聴く力が求められます。コミュニケーション能力を鍛えるコツを紹介します。

【交渉力】

関連記事

iStock-1261666015 (2) (1)-thumb-800x440-1811.jpg

交渉力を高めるために必要なスキルと、プロセスごとの交渉のコツ 交渉力とは、「お互いが納得できるゴール」を目指して話し合う力のことです。交渉が上手い人の特徴と習得のポイントを紹介します。

ポータブルスキルの有無によって成果が変わる

プレゼンの作成を依頼されたら...

iStock-541976598 (1) (2).jpg

例えば上司から、2週間後の部門長会議で新製品について、30分程度でプレゼンして欲しいという指示があったとします。
この「プレゼン作成」という業務の中にも、様々なビジネスの基礎力が含まれています

若手社員が2人(Aさん、Bさん)を例に見ていきましょう。

Aさんの場合

Aさんは、すでに手元にある製品説明資料を参考に、30分以内にプレゼンが収められるようにスライドカットをしながら、上手にプレゼンするための練習を始めました。

Bさんの場合

一方のBさんは、その部門長会議の関心事、つまり部門長たちの1番の関心事は何かをしっかりと考えて、恐らくこういう内容を追加した方がいいのではないかと、具体的に新しい情報を入れ込んだプレゼンを作成しています。

テクニカルな部分のみにこだわってはダメ

この2人を比べた時に、どちらが良いかと言われると、やはりBさんが優れています
しかし、「プレゼンをして」と頼まれると、いかに上手にプレゼンするかというテクニカルな部分に意識が向きやすくなるため、意外とAさんのパターンになる人が多いです。

日常業務は、ポータブルスキルを鍛える最高の場

iStock-811268074 (3).jpg

プレゼン作成にどのようなビジネス基礎力が含まれるか、もう少し丁寧に見ていきましょう。

目的を押さえ全体感をつかむ力

そもそもこのプレゼンの目的は一体何だろうか。
まずは、このプレゼンをした後の最終ゴールとして、どういう状態になっていると成功といえるのかを考え、全体の方向性をつかみましょう。

次に、聞き手はどういうことに関心をもっていて、どのようにしたら集中力をもって聞いてくれるのかを考えましょう。
出席者が動画や画像による紹介を好むのか、それともロジカルに説明されるのを好むのかによって、プレゼンの形式も変わります。

論理思考力などの複合スキル

プレゼンの内容の納得性を高めるためには、論理的に筋道を立てる「論理的思考力」が必要です。

そして、その筋道の精度を上げるためにも、必要な情報を集め(情報収集力)、分析し(分析力)、そこから仮説を立て(仮説思考力)、その仮説から次のアクションを考えていく(問題解決能力)といった、複数の能力が求められます。

さらに、実際のプレゼン時には、相手に考えをわかりやすく伝える「プレゼンスキル」も求められます。

まとめ

ポータブルスキルは相対比較で決まるため、自社の中にだけにいては、自分の能力を的確に分析できません。
そのため、しっかりと社内外の同世代の人と比較する癖をつけて、まずは一体自分の力がどれ位の立ち位置にあるのかを把握しましょう。

足りないと感じたら、若いほど投資対効果が大きいので、なるべく早めのトレーニングをおすすめします。

関連記事

iStock-1035881212 (3).jpg

どこでも誰とでも働ける!ウィズコロナの転職で市場価値が高い人とは? ウィズコロナでは転職の希望の有無に関わらず、誰もが市場価値を高めていかなければなりません。

村尾 佳子(グロービス経営大学院 経営研究科 副研究科長)

村尾 佳子(グロービス経営大学院 経営研究科 副研究科長)

関西学院大学社会学部卒業。大阪市立大学大学院創造都市研究科都市政策修士。高知工科大学大学院工学研究科博士(学術)。大手旅行会社にて勤務後、総合人材サービス会社にてプロジェクトマネジメント、企業合併時の業務統合全般を経験。現在はグロービス経営大学院にて、事業戦略、マーケティング戦略立案全般に携わる。教員としては、マーケティング・経営戦略基礎リーダーシップ開発と倫理・価値観経営道場などのクラスを担当する。共著に『キャリアをつくる技術と戦略』、27歳からのMBAシリーズ『ビジネス基礎力10』『ビジネス勉強力』『リーダー基礎力10』がある。

BACK TO CATEGORY

Related Content

合わせて読みたい記事

5/26(水)【キャリアセミナー】ジョブ型雇用の時代を自分らしく生き抜くヒント

5/26(水)【キャリアセミナー】ジョブ型雇用の時代を自分らしく生き抜くヒント

5/14(金)【特別セミナー】ニューノーマル時代に必須の価値創出力とは

5/14(金)【特別セミナー】ニューノーマル時代に必須の価値創出力とは

特別インタビュー|『科学的な適職』著者・鈴木祐さん

特別インタビュー|『科学的な適職』著者・鈴木祐さん

行動力がある人に共通する特徴と高める方法

行動力がある人に共通する特徴と高める方法

【年齢/ポジション別】転職にベストなタイミングと求められる能力

【年齢/ポジション別】転職にベストなタイミングと求められる能力

Recent Entries

最新記事

6/1(火)【特別セミナー】データからみえてきた人類のWell-being(幸福)とは?

6/1(火)【特別セミナー】データからみえてきた人類のWell-being(幸福)とは?

5/26(水)【キャリアセミナー】ジョブ型雇用の時代を自分らしく生き抜くヒント

5/26(水)【キャリアセミナー】ジョブ型雇用の時代を自分らしく生き抜くヒント

5/14(金)【特別セミナー】ニューノーマル時代に必須の価値創出力とは

5/14(金)【特別セミナー】ニューノーマル時代に必須の価値創出力とは

リフレクション(内省)とは?得られる効果と具体的な実践方法

リフレクション(内省)とは?得られる効果と具体的な実践方法

Share