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01 キャリアは
自己責任の時代に

日本の企業で当たり前だった前提が、崩れてきています。
今までは、終身雇用を前提に、新卒一括採用、OJT中心の能力開発が行われ、年功序列で給与が上がっていました。
しかし、AIなどテクノロジーの進化により、企業が必要とする人材像が、がらっと変化。
その結果、今まで重宝されていた人材が価値発揮できなくなり、多くの企業で黒字リストラが始まっています。

さらに、企業の寿命の短命化が起こり、定年まで1つの会社で勤めあげることは稀になりました。
「ある日会社が突然なくなっても、同レベルの給料で雇ってもらえるか?」ということを常に意識しなければならない時代に突入しています。

02 他人の人生ではなく、
自分の人生を生きる

従来の日本では、いわゆる"幸せ"のイメージが画一的でした。
良い大学を出て、有名な企業に入って、そこでそれなりに頑張っていれば、人並みの生活が保障され、定年を迎えたら年金で余生を楽しむ。
一度レールに乗ったら自動的に人生が進んでいくイメージです。

しかし、もう「このレールに乗ったら一生安泰」というレールはなくなりました。

キャリアを考えるということは、仕事だけではなく、"人生そのもの"を考えることです。
「自分にとっての幸せとは何か」「いかに生きていきたいのか」といったような哲学的な問いに対して、真剣に向き合い、"自分らしさ"を追求することが、これからの生き方のポイントになります。

03 自分の中の『ワクワク』に
耳を傾ける

変化の時代を生きる私達にとって最も重要なことは、変化に対応し続けること。
それは、能力開発し続けることを意味します。

時代に応じて必要とされるスキルやリテラシーは変わります。
人生100年時代、定年という概念がなくなるため、いくつになってもスキルや知識のアップデートが必要となってきます。
この瞬間に、「わあ、大変だなあ。嫌だなあ。」と思ってしまう人もいるかもしれません。
では、どうすれば、少しでもその大変という気持ちを払拭できるのでしょうか。

そのキーワードは『ワクワク』です。
学生時代も含めて、「心からやりたい!」と思った仕事や習い事、趣味には、時間を忘れて没頭した経験はありませんか?

『ワクワク』の原点にあるのは、自身の価値観。
まずは自分の中の『ワクワク』を丁寧に感じて、言語化してみましょう。
そして、『ワクワク』を感じる先には「やりたいこと」があるはずです。
やりたいことのための能力開発は、おそらくそれほど苦ではなく、むしろ楽しさすら感じられるものではないでしょうか。

04 戦略的に
能力開発をする

自分らしく生きるためには、やりたいことが「できる」ことが重要です。

日本人は「スキルアップ=資格の勉強」となる方が多いですが、この考え方は大変危険です。
資格取得の勉強が、知識偏重の学びであり、必ずしも仕事で成果を出せる能力開発ではないからです。
頑張って勉強しても、何の成果にも繋がらず、評価もされないのはとても残念です。

手あたり次第勉強を始めるのではなく、まずはこちらの3つの問いを丁寧考え、正しいプロセスで「できること」を一つずつ増やしていきましょう。

1.自分がやりたい方向性でキャリアを構築するために、どのような能力が必要なのか?
2.必要とされる能力に対して、自分は何が足らないのか?
3.能力開発にはどのような方法があり、何が自分に合うのか?

05 スラッシュキャリアを
意識する

これからは、1つの会社ではなく、複数の会社やコミュニティに所属し、社外の様々なネットワークと繋がりながら、「個」としてのブランディングを意識して仕事をする時代です。自己紹介も「A社の山田です」から、「データ分析が専門の山田です」というような形が増えていくかもしれません。

このような時代において意識すべきことは、専門をできれば複数で語ること、つまり「スラッシュキャリア」の構築です。
スラッシュキャリアは、SNSのプロフィール上で複数の経歴や専門を「/(スラッシュ)」で表すことに由来します。
例えば、「マーケティング/SEO/動画制作」などです。

さらに、外にもしっかりと目を向け、自ら発信していくことも意識しましょう。
語ることができる「/(スラッシュ)」とそれに伴うスキルを増やし続けることで、個としての希少価値が上がり、社内外のチャンスを引き寄せていくことができます。

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